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学生の才能に気付いて活かすことに感じた大人の度量【noteの紹介】

三重県明和町で開催した学生の県外を含む企業の「地域課題解決ビジネス起業勉強会」。

3ヶ月に渡った学生と企業の方による勉強会で作り上げられたビジネスプランが発表されました。
↓勉強会の記事はコチラ

その中で印象深かったのは学生のプランをブラッシュアップする企業の方の上手さ。

学生の特徴を見つけ出して話をうまくリードしていくことで、成長していく様を見せてくれました。
相手の120%を引き出したうえで受け止める「大人の度量」。

今回は勉強会で感じた大人の度量の深さについて書いていきます。


才能に気付いて活かす方法とは?

勉強会において企業の方が学生の才能に気付いたなと感じたのは第1回目からでした。
とにかく真面目な学生に対して、熱量をもって話す企業の方。

のちにその学生はビジネスプラン発表において最優秀賞をとりました。
学生に話を聞くと「自分の考えがどんどん形になっていくことが楽しかった」とのこと。

彼はとてもまじめで真っすぐな正確なのですが、考えすぎてしまう場合もあったそうです。そこで企業の方は学生に主導権を持たせつつ、熱量が下がるのを防ぐために焚きつけて励まして応援し続けた結果、最優秀賞受賞に。

また、別の企業の方はビジネスプランにおいてのサンプルを作ってきた学生に感心しつつ、彼の人たらしな部分に注目したそうです。
この学生は行動力があるなと思い、様々なお題を出して彼の才能を引き出すことに成功。

第1回目の勉強会からは想像できない完成度でプレゼンしていました。
また、この学生はビジネスプランのプレゼンだけでなく運営でも力を発揮。
他の学生を引っ張りリーダーシップを取っていたのです。
この行動も企業の方が見出してくれたこと。

大人の度量をもってして学生の才能を引き出したと言えるでしょう。

自分にもできるのか?かつて言われた上司の言葉を思い出す!

一方で、自分は学生の才能を引き出せているのかを考えてしまう様になりました。

ハッキリ言って充分ではないと思います。
理由は多々ありますが、一番はついて行けていないということ。
とにかく学生は「早い」の一言に尽きます。

話す言葉も感情も展開も全てが早く、考える余地がありません。
「あれはダメだったな」と反省することも。

そんな話を同世代の人と話している時に、かつての上司の言葉を思い出しました。
もう10年以上前にテレビ関係の仕事をしていた際の上司。
確か社外会議の後だったと思いますが「相手の話すことに注意を払いすぎるな。声を聞け」というもの。

テレビ業界での会議に参加する人が毎回、本音を話してくれるとは限りません。
うまくごまかされたり、どちらともとれる言葉を言われたりすることが多かったから。

そんな時に相手の声のトーンや話す間に注意を払うと、相手の本心が見えてくると言われた事がありました。
あとは「相手の目と手の動きをよく見ろ」とも言われました。
目には考えが、手には感情が見えると教わったのです。

これは感覚的なものなので、言語化は難しいのですが、数年に渡って教わり続けたこともあってある程度は理解できる様に。

その事を思い出してから実際に学生と接してみると様々なことが分かってきました。

真面目であまり目立たない学生は、気付かないところで献身的な行動をしていたこと
ストイックで芯のある学生は一方で他人の影響を受けやすいこと
普段はふざけている学生が、モノの見方や表現にセンスがあるということ
うるさい学生の奥底にある純粋さ

そういった才能になりうる特徴がうっすらと見えてきたのです。
勉強会など学生と接していた時には気付かなかったこと。
この特徴から才能を引き出すことが今後の目標でもあります。

まとめ

勉強会を通じて学生の可能性と共に、企業の方の真摯さも目につきました。
大人になっても真面目に取り組み真剣に向き合うこと。
時間をかけてじっくり話を聞き、スマートな言葉ではないけど伝えてあげること。

そういった愚直さが、大人になればなるほど重要と改めて感じさせられました。

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