5月9日:臨床に使うための脳画像の見方と梗塞・出血の見るべきポイント~CT・MRIの基本的な見方~
【概要】
皆様は普段から脳卒中患者さんのリハビリを実施していくうえで、脳画像をみることがありますか?
ここで”いいえ、みません”と答えた方は是非セミナーに来てみてください。脳画像をみる重要性が必ずわかります!
まずは、基本的な脳画像の見方から、どのようにCTやMRIを見分ける必要があるのか、その重要性やポイントについての基礎的な部分をまずはお伝えしていきます。当セミナーの脳画像セミナーではとにかくわかりやすく、そして臨床に役立つ知識にポイントを絞りお伝えしていきます!
では、”はい、みます”と答えた方は、そこからどれだけの情報を読み取っていますか?
障害部位のみ?浮腫の状態?血腫の広がり?全体的な脳の状態?予後予測?治療プログラム…?などなど
ひとつでも疑問に感じたり、そこまで見たことなかったという方は是非当セミナーにご参加ください!
ここでは、より臨床的に脳画像をみる必要性について、脳画像から何を読み解き、それをどのように臨床応用していくかの考え方について学んでいきます!脳卒中患者さんを担当した際にまず脳画像をみると思いますが、では一体脳画像からどのような情報をどれだけ読み解く必要があるのでしょうか?
実は患者さんの病態を理解するうえで、診断名ももちろん大事ですが、脳梗塞・脳出血においてもその2つの病態の違いを把握することも非常に重要になってきます。
例えば、脳梗塞と脳出血での大きな違いは何ですか?と問うと、脳梗塞は血管が詰まる障害で、脳出血は血管が破れる障害となります。
では、この違いが脳にどのような影響を与えるのでしょうか?
脳梗塞は血管支配領域が主に障害を受けるため、中大脳動脈(以下、MCA)領域の梗塞なのか?他の血管支配領域の梗塞なのか?MCAの中でもどのレベル(分岐部)での梗塞なのかで、残存する脳機能が大きく変わってきます。つまり予後などを考慮した際にMCA梗塞といっても患者さんによってはでてくる症状やみるべき評価のポイント、治療で気を付けるべき部分は大きく異なります。
そして、脳のどの部位が障害されたかによって、出てくる症状や問題となる現象などを理解する上でも、脳機能の知識ももちろん重要になってきます。そしてそれは脳出血においても同じように重要になってきます。
では脳出血の場合で考えてみると、同じ視床出血といってもでてくる症状は患者さん毎に変わることが大半です。
運動麻痺を伴うケースもいれば、感覚障害がメインとなるケース、プッシャーなどの症状が出現したり、意識障害が遅延するケースなど、その病態は実に様々です。
しかし、そういった患者さんの病態を理解し、どのようなリハビリプログラムを立てるのかを考えた上で重要になるのが、脳画像を通して脳がどういった状態になっているのか把握することになってきます。
このように脳画像がみれるようになると、
①見るべきポイント・評価の視点が明確になります。
②動作障害の原因、症状が何であるかがわかる
③何にどう治療すると変化しやすいか、治療の方針や方法が考えられるようになる
④予後と自分治療効果がわかるようになる
が身に付きます!
今回のセミナーでは、まず脳卒中という病態というものを理解し、脳梗塞と脳出血では何が違うのかを考えることで、明日からの臨床においてみるべき患者さんの評価ポイントや治療におけるアイデアをお伝えしていきます。
そして、そこに脳画像をどのように組み込んでいくべきかも考えることで、なぜ脳画像をみる必要があるのか?実際にどの脳画像から何を見ればよいのかを、よりわかりやすく、脳画像を普段からみたことがないセラピストでも、明日からすぐに脳画像がみれるようになることを目標にオンラインでのセミナーを行っていきます。
※現在、多くの脳卒中リハビリに関わる動画を無料提供しています。
今後は去年の脳画像セミナーのセミナーレポートの期間限定で配信予定を考えております。是非フォローして頂き、多くのことを学んで頂ければと思います!
【セミナーテーマ】
臨床に使うための脳画像の見方と梗塞・出血の見るべきポイント~CT・MRIの基本的な見方~
【詳細】
開催日時:5月9日(土)
開催時間:10:00~16:00(適宜休憩あり)
セミナーは終了しております。