自宅・施設退院に必要な病棟生活での取り組み ~生活をイメージすることの重要性とは?~
皆さん、おはようございます!
本日も臨床BATONにお越しいただき、ありがとうございます✨
臨床BATON 183日目を担当させていただく作業療法士の『よっしー』です。
☆はじめに
今回のブログの内容は、退院後の生活をイメージした中で退院先に合わせた病棟生活での取り組み(体験談)となっています!
退院後の生活スタイルに合わせた『病棟生活での取り組みや病棟スタッフへの協力体制』・『セラピスト間での情報共有の工夫』など体験を通してポイントにまとめてお伝えします👍
※あくまでも僕の体験談であるため、必ずしも正解とは言えないことをご了承ください💦
まず、
皆さんは担当患者様に行っているリハビリ内容・動作指導・安静度や介助量など次のステージ(退院先)でも同じように活かせているのか?
このようなことを考えたことはありますか??
僕が新人の時は、
『麻痺手が少しでも動かせるようになったら使ってくれるだろう』
『御家族様やヘルパーさんが居たら見守りで出来るから大丈夫だろう』
『トイレ動作が見守りレベルで出来るから自宅でも見守ってやってもらおう』
など動作レベルでの解釈ばかりでした💦
そんな僕も経験年数を重ねることで、新人の時の考え方が退院後の生活スタイルを意識した視点を考慮して、臨床にあたることが出来てきています👍
今回、担当患者様の退院後の生活スタイルを意識した病棟生活での取り組みを通して、
『患者様が今後どのような生活を過ごすのかをイメージすること』がリハビリの方向性にとって重要である!
このことを改めて振り返るきっかけになりました!!
是非、新人の皆さんや退院後の生活スタイルに向けた病棟生活での過ごし方を検討したい方に届けたい内容となっています✨
☆退院後の生活スタイルを考えながらリハビリを提供するとは?
回復期病棟で勤務していると、身体機能面・高次脳機能面の改善やADL動作の再獲得を目指してリハビリを実施することが多いと思います。
その後、退院が近づいてくると、自宅退院に向けた動作指導や家屋調査、施設退院に向けた生活スタイルなど必要となる動作獲得に向けたリハビリを視野に入れるのではないでしょうか?
(※本来は入院時より視野に入れることが望ましいです!!)
例えば、
・自宅への退院後の生活として、患者様の自宅環境を考慮した中で必要となる動作を獲得し、自宅内で移動出来ることに目を向けていました。
・施設への退院後の生活として、利用者様が食堂に集まって食事を摂ったり、臥床時間を減らすためにデイルームでTVを見て過ごすようなイメージを持っていました。
正直、僕は新人の頃にこのようなイメージで、退院後の生活をイメージしてリハビリを実施していました💦
このような視点で退院後生活をイメージすると、回復期病院で作り上げてきた動作レベルを次のステージ(退院先)で発揮出来ていないことが多いとよく聞きます!
(※例えば、介助が必要な歩行レベルでは車椅子で生活を行っていたり、トイレ動作の下衣着脱動作が見守りレベルでは介助者がトイレ誘導を行っていることが多いそうです💦)
その要因として、
退院先の生活をイメージする時には、
『退院後の生活に向けた動作練習(リハビリ内容)・自立を目指した環境設定の工夫・退院後の生活を安全に行うための動作指導・ADL動作の介助レベル・24時間の生活スタイル』など
を意識しきれていないことが挙げられます💦
担当患者様の身体機能面を最大限に活かした状態かつ安全に動作遂行が可能なレベルである生活スタイルを意識して、次のステージへ送り出す準備が、僕たちセラピストに必要になってきます!!
そのために必要となる情報を臨床BATONのメンバーが投稿してくれています👍
💡家屋調査について知りたい方は、OTごっちんが書いているブログを参考に!!
💡老健で感じたことや他施設へ送るサマリー作成について知りたい方は、PT貴田さんが書いているブログを参考に!!
☆退院後の生活に向けた情報共有の取り組み(カンファレンス・退院に向けて)
僕の職場では、カンファレンス前にリハスタッフで『現状把握表』というものを利用しています!
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