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無料コラム 〜新人時代に勉強しておけばよかったこと〜

皆さんおはようございます!
理学療法士のシミーです。
本日は無料コラムです!

テーマは、『新人時代に勉強しておけばよかったこと』です!

皆さんはどうでしょうか?
自身の臨床に出てから3年目くらいまでを振り返って思いあたることはありますか?
現在、臨床に出た方はどのようなことを学びたいと思っていますか?
ぜひ自身に当てはめながら読んでみてください。

私が勉強しておけばよかったと思うことは、

抽象化能力を身につけること』です!

抽象化?何それ?と思います。
簡単に言えば、『思考方法』のことです。
そして、それができるようになれば応用力が身につきます。

臨床において考えるということは切っても切り離すことができません。
物事の本質を見極めて、繋がりを整理していくことが出来れば臨床は無限に広がります。

私自身、新人時代は治療方法の答えを求めてセミナーに行っていました。

今となっては参加したセミナーは自身の学びに繋がりましたが、当時はそう思わないこともありました。その原因は臨床において HOW TOを求めていたことが原因だったと思います。当時は安易にも『答え』を求めていたので内容がピンとこないことがありました。

参考書を開いても、文献を読んでも同じように自分の担当する患者様の答えを探していたことを鮮明に思い出します。

そして、当然ながら参考書にも文献にも私が担当する患者様の答えは載っていませんでした💦当たり前のことですが、当時の私はそれに気づくことができませんでした。

ここで抽象化を使うことができていれば、文献と患者様の類似しているポイントを抜き出し、文献の内容を臨床に応用することが可能となります。

このような思考を展開することが出来れば、臨床だけではなく日常生活においても様々なことに対して対応することができるようになります。


抽象化とは一言で表現すれば、「枝葉を切り捨てて幹を見ること」といえます。

具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ p26 細谷功 株式会社d ZERO 2014

私は、考えることが苦手で、学生時代にもレポート課題に苦戦していました😅
しかし、現在は抽象化という概念を知ることで、考えるということが苦手ではなくなりました。

これは、私の臨床において大きな変化となりました。これに気づいたのは6〜8年目くらいでしたので、もっと早くに学んでおくべきだったと思いました。

特に新人時代は、足りないことだらけなのでその分を考えることで補っていくことが大切です。

そして、考え方も柔軟にしなければ行き詰まり、次第に考えることをやめてしまう可能性があるので、思考方法は重要となります。

私自身が経験して感じたことですが、簡単に結果が出ることはありません!
もし、結果が出たとしても継続して出すことができません。

患者様に対して安定した結果を出すことができるようになることがフルリカバリーにも繋がります。

学んだことは、考えて、経験して、やっと身につきます。
日々の臨床で考えることを絶やさないためにも、抽象化能力はぜひ、身につけてもらいたいと思います!

読んで参考になった書籍を載せておきますので、興味のある方はぜひ読んでみてください!


本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
次回の更新は8月18日(金)です!
それでは、臨床BATONどうぞ!!

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