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前庭感覚を鍛える効果は?
みなさん、おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
第551日目を担当する理学療法士のシミーです!
私の記事では、臨床13年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。
本日のテーマは『前庭感覚』についてです!
前庭感覚は数ある感覚の中でも運動に必要な感覚の一つで、感覚の分類の中では特殊感覚に当たります。
よく臨床で聞くのは眩暈のある方は前庭感覚に問題があると考えられるといったことではないでしょうか。
それも間違いではないのですが今回は前庭感覚を知ることで私たちが普段提供しているリハビリテーションの意味を別の視点から考えることができるようになります。それによって介入時のポイントや効果も変わりますので知っておく必要があります。
▶︎前庭系の働き
前庭系は空間における頭部の位置と頭部の運動方向の突然の変化という2つのタイプの情報に敏感です。前庭入力は眼を安定化させ立位と歩行中の姿勢の安定性維持を助ける入力とともに、多くの運動応答の協調にとって重要なのです。
前庭系に異常が起こると、眩暈や不安定感を生じ、眼の焦点を合わせてバランスを保持することが困難となります。
前庭系は動く際に視ることを助けるために必要なのです。感覚受容器も頭部にあり、頭部の位置と運動方向の変化に敏感に反応することから視るための状態を作るために必要不可欠な機能であることがわかります。
もし、この機能がなければ私たちは視るために首をガチガチに固定したり、動くことをやめて止まってから視ることしなければいけなくなります。
▶︎前庭感覚の受容器
前庭感覚の受容器は3つあり、「半規管」と「卵形嚢」と「球形嚢」です。
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