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今更だけどノーゲーム・ノーライフゼロの感想
今更なんですけどノーゲーム・ノーライフが好きなので映画の感想を書こうと思います。
ノーゲーム・ノーライフゼロは2017年に公開された映画で原作はノーゲーム・ノーライフの6巻になります。
良いか悪いかで評価するのなら良いと思います。
ただ前半は✕後半は○という感じで結構評価が分れました。
前半が何故駄目なのかというと端折りすぎだと思ったからです。
最初の掴みは良かったと思います。ただ心理描写がほとんどなかったので、個人的にはかなり薄っぺらく感じました。
リクとシュヴィが出会うところも心理描写がほとんど省かれていました。
本当ならリクは色々な事を考えた結果シュヴィにゲームを挑むはずなのに、それが省かれているのでリクの良さが出し切れていなかった。
基本的にはリクはずっと考えているのに、時間の都合で心理描写を省いた結果リクの魅力が失われていると思います。
リクの心に鍵をかける描写も個人的に好きだったので残念です。
それに比べてシュヴィは元々口数が少ないキャラなので、映画版でも違和感がありませんでした。
前半はリクがどのようにシュヴィの事を信頼していくのかが一番重要なことだと思っています。
ただ、かなりスピーディーに物語が進んでいくので、リクがあっさりシュヴィのことを信頼しているように見えてしまいます。
本当ならリクはシュヴィに対して信頼しているように見せかけて全く信頼せずに自分の思い通りに動かそうとしているのに、それもあまりなかったと思います。
心理描写が省かれているのでチェスも味気なく感じました。
チェスは終盤になるにつれて大事な意味を持つのでもっと力を入れてほしかったです。
後半は良かったと思います。
後半は原作では想像し難かったシュヴィとジブリールの戦闘シーンなども細かく描かれていたので、観ていて面白かったしシュヴィがジブリールの攻撃から指輪を守るシーンも感動しました。
ただシュヴィをメインに物語が進んでいて、リクの印象が少し薄い気もしたのでそこは残念です。
最後のリクがスーニアスターを取ろうとしたのに取れなかったシーンも泣きそうになるくらい感動しました。
結論、心理描写をもっと入れてほしかった。
本当ならもっと色々感じたことがありますが、それを書けるほどの文章力がないのでこれくらいにしておきます。
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