ボランティアサークルの良き経験を懐かしく想う#148
ボランティア
なぜこんなことをまた思いついたかというと、〈ボランティア活動をされる方々は、どのような方が多いのか?〉ということに興味を持ったからである。
無報酬で働くのだから、きっと奉仕精神の強いお人好しが多いのだろう。
と思われるかもしれないが、実は強欲な人も中にはいるのではないか?と思ったりする。
なぜかというと、今の信用経済の時代に於いて、信用持ちになることが将来のお金持ちになるという思想が、今じわじわと広まってきていて、詰まるところ人気者にお金がついて回る時代になってきているから。
その根本に気づく為には、キングコング西野さんの著書やサロンの記事、VoicyやYouTubeでその情報を触れる機会がなければ、考えることすらないかもしれないが、
西野さんでなくても、Give&Takeの話をよく知っている人なら、同じように信用を稼ぐことの重要性をなんとなく知ることになった方も多いと思う。
そこで、手っ取り早いかどうかは不明だが、オフラインで信用を稼ぐ手段の一つに“ボランティア活動”があるように思う。
信用を稼ぐという目的で社会貢献活動をする人は増えてきていることだろう。
それ自体、全く悪いことではないが、短絡的に考えてしまうと、なんとなくどこか違和感を感じることがある。
それは〈ただボランティア活動をするだけで周囲の信用は上がる〉という認識は間違っているということ。
そこに、きっとGive&Takeの正しい考え方、つまり、活動中の人付き合いの仕方や人脈作りの心理的な考え方まで理解してこそ、信用持ちになれるチャンスがあるのだと思う。
信用経済や信用持ちという言葉は、キングコング西野さんが一気に認知を広げた言葉であり、お金とは何なのか?を語る上でいつも仰っていることです。下記のURLから、西野さんの著書『新世界』が無料で立ち読みできるので、よければ参照くださいませ。
ということで、今回は私が学生時代に何気なく参加していた、ボランティアサークルの活動を思い出しながら、そこから考察できる考えを書いていきたいと思います。
ボランティアサークル
きっかけは、失恋。
特別理由もなく、大学2年生の春にもともと、幽霊部員として在籍していた、ボランティアサークルに思い切って顔を出してみることにした。
大学のサークル活動に求めていたものはたった一つ。
それは、〈ボランティアに参加している私〉などナルシスト的なそれではなく、単純に当時の私のように、何か満たされない想いがあって、〈人との繋がりが欲しいという気持ち〉が本音だった。
毎年、ボランティアサークルは幽霊部員が多く在籍する。事実、一年生の頃の私もほぼ活動に参加していなかったにもかかわらず、サークルから追い出されることもなかった。名前だけ置いていた居場所のようなもの。
私は年度が変わって新入部員が入るタイミングを好機と思い、新入部員に混じり活動に参加してみることにした。半分が不純な動機だったかもしれないが、良い結果になったことに変わりはない。今そう思えるから。
活動内容と目的
印象深いのは、地域で毎年開催されるイベントの設営のお手伝いである。
例えば、子供と触れ合ったり、障がい者が製作した何かを販売するバザー会場の設営したりといった具合。
中には、実は何をやっているのかわかっていなくて、ただ指示通りに動いていた活動もあったかもしれない。
しかし、私たち大学生の目的は活動内容やそこで得られる信用や社会貢献活動から得られる承認欲など、どうでもよくて、ただただ自分と息の合う友達やせいぜい頭のいい奴でもテストで過去問を貰える先輩を探すくらいの気持ちだったに違いない。(恐らく)
私の場合は、また不純で「恋愛に発展しそうな可愛い子とお友達になれたらいいな〜」なんてことを考えていたくらいだ(笑)
このように、学生時代のボランティアサークル活動なんて、実は記憶も、うっすら程度にしか残っていないくらいで、皆がそこに求めていたものもやはり、純粋なるボランティアではなく、その場所で同じ目的に向かって取り組む老若男女が集まり、そこで起こるコミュニティやコミュニケーションに違いないのだ。
現代のボランティア活動では?
しかし、世の中にあるボランティア活動も実は同じような性質を持つと予想する。
予想すると言ったのは、私自身社会人になってからまともにボランティア活動に参加したことがないから。なのでこれは予想でしかない。
ただ、その目的は、学生のサークル活動よりかは、少し含みを持ったものに違いないと予想する。
例えば、冒頭に話した〈信用を稼ぎたい〉という気持ちで参加する人もいれば、〈ボランティアで仕事仲間を見つけたい〉という方もいるかもしれない。
どちらも、間違いではないと思う。
ボランティアに参加する動機なんて人それぞれだし、本音でそのボランティア活動自体(対象の誰かを救いたい等)に意義を見出す人は、居たとしても、マイノリティだと思う。
そもそも、社会人になって、お金を稼ぐことに時間を多く取られている人が、わざわざ無償労働のボランティア活動に参加する発想はないと思う。
あっても、誰かに誘われたとか、会社から強制されていくみたいなそんなシチュエーションではないだろうか?
それでも、ボランティア活動がしたいと思うのは、私が大学時代に感じたような〈人と関わりたい〉といった感情や、お金の本質に気づいた賢いTaker(もちろんGiverの可能性も有)の考えがあってこそだと思うのだ。
だから、もしボランティアに参加するなら、参加者に今回参加した意図を、どこかのタイミングで聞けると面白いと思う。
もしかすると、本物のGiverに出会えるかもしれない。私なら、そういう人と仲を深めたいと思うし、相手もそれを望んでいる可能性が高いと思う。
終わりに
ボランティアの発想に至ったのには、三つ四つの偶然が重なっている。
それは、昨夜西野さんのお金についての講演会を視聴したこと。今朝DaiGoさんの『アダムグラントさんのGive&Take』について解説をしてくれた動画を見たこと。昨夜からジム・ロジャーズの『危機の時代』という本を読んでいたこと。また自分が現在無職であり、いろんな選択肢を模索中であるということ。
そして、このテーマに行き着いたのは他でもなく、学生時代にボランティアサークルに所属し熱心に活動していたこと。
これら全ての偶然が一つのアイデアとなり、ボランティアに行き着いた。
私がボランティアをするかどうかは、分からないが、選択肢としてボランティアが増えたということは、紛れもない事実である。短絡的だけどね(笑)
最後までお読み頂きありがとうございました。
(2819文字/執筆時間82分)
未来のことについて事細かく書かれております。
よかったら手に取ってみてください✨