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YouTubeの動画エンゲージメントを上げるために学んだ大切なこと

こんにちは、ラウファンです!

僕がYouTubeに動画を本格的に投稿し始めたのは約2年前。でも2024年は1年以上の休止期間があり、たまに投稿する程度で、2ヶ月に1本くらいのペースでした。当然ながら、このペースではなかなか成長しませんでした。しかし、去年の10月から本格的に動画投稿を再開。

その結果、過去1年で559人の新規登録者、約30,800回の再生数、950時間の視聴時間を達成しました。これは僕にとって大きな進歩です。

ただ、動画によってはエンゲージメントが低かったり、逆にうまくいったりと波がありました。しかし、ここ2ヶ月間で「もっと早く気づけばよかった…」と思うほどシンプルだけど重要なことに気づきました。そのちょっとした工夫のおかげで、3ヶ月で295人の登録者増、15.9K回の再生数、594時間の視聴時間を獲得。これは過去1年の成長のほぼ50%に相当します。

コンテンツの種類や投稿頻度も影響していますが、特に大きかったのは「多言語字幕の追加」だと思います。



なぜ字幕を追加したのか?

僕はインドネシア出身で日本に住んでいます。動画は英語で作成しているのですが、日本の友人は日本語しか話せなかったり、インドネシアの視聴者も母国語でのコンテンツを好む傾向があります。

最近では、YouTubeを通じて世界中の視聴者とつながれる時代。でも、言葉が理解できないと動画を見てもらえないことが多いですよね。一方で、クリエイターとしては、やっぱり自分の一番自然な言語で話すのがベスト。海外のクリエイターの視点を知るのも、新しい発見につながるはず。

そこで、日本・インドネシア・英語圏の視聴者にもっと見てもらえるように、YouTubeの字幕機能を使って多言語対応を試してみることにしました。


どうやって字幕を追加したのか?

字幕を翻訳する方法はいくつかありますが、僕が試したのはChatGPTCapCut Auto-Captionの2つです。

ChatGPTで翻訳する

AIツールとして優秀なChatGPTを最初に試しました。

メリット

  • ChatGPT Premiumなら翻訳精度が高く、カジュアル・フォーマルなどのトーン調整も可能。

デメリット

  • たまに翻訳が途中で切れることがある。

  • YouTubeの自動字幕をダウンロードして調整する必要がある(元の字幕がズレていることも多い)。

  • 翻訳の精度を上げるために手動で修正する手間がかかる。

  • 月額約3,000円と、なかなか高めのサブスク料金

CapCut Auto-Captionを使う

意外と知られていませんが、CapCutには自動字幕生成機能があります。

メリット

  • AIが複数言語の字幕を一括生成。

  • 「えー」とか「うーん」などの不要な言葉を自動で削除。

  • 1つの言語を編集すると、他の翻訳字幕にも自動で反映。

  • 字幕を動画に直接埋め込むか、YouTube用にSRTファイルとして書き出すか選べる。

デメリット

  • 月額¥1,080の有料プランが必要。

  • CapCutは長尺動画の編集には向いていないため、他の編集ソフトと併用すると画質が少し落ちる。

  • 翻訳のトーンを細かく設定することはできない。

動画タイトルの翻訳も効果あり!

字幕を動画に入れるだけでなく、動画タイトルにも多言語対応しました。例えば、日本語の端末を使っている人にはタイトルが日本語で表示されるように設定。

My channel if viewers device using English
僕のチャンネルの視聴者が日本語を使用しているデバイスの場合

これがクリック率の向上につながったと感じています。YouTubeのアルゴリズム的にも、視聴者の母国語に対応していると、おすすめされる可能性が高くなるのかもしれません。


実験結果

3ヶ月間、多言語字幕を試したところ、過去1年分の成長のほぼ50%をこの短期間で達成できました。具体的なデータをまとめます。

日本の視聴者が増加

2024年1月から8月(8ヶ月間)は字幕なしで、日本の視聴者は全体の2.8%で4位でした。また、日本語の自動翻訳字幕もほとんど使われていませんでした。

Before
After

しかし、2024年11月から2025年2月初旬(3ヶ月間)では、日本の視聴者が6.4%増加し、9.2%で2位にランクアップ。日本語字幕の使用率も1.9%に増えました。

インドネシアの視聴者が減少

同じ期間中、インドネシアの視聴者は6.6%から3.9%に減少しました。これは、主にSNSで日本語と英語を中心にプロモーションしていた影響かもしれません。

英語字幕の使用率

自動生成ではなく、「English (United States)」として手動修正した英語字幕を追加したことで、8.3%の視聴者が利用するようになりました。これにより、英語圏の視聴者の理解度が向上したと考えられます。

最新動画では日本の視聴者がトップ

直近の1〜3本の動画では、日本の視聴者が1位または2位にランクイン。以前は常に2位だったインドネシアを超えました。


まとめ

この実験には他の要因も影響している可能性がありますが、多言語字幕の導入が大きな要因になったのは間違いありません。

僕自身、日本のYouTuberの動画を見ても、日本語が速すぎて理解できずに諦めることが多いです。だからこそ、YouTubeのアルゴリズムを活用し、より多くの視聴者にリーチできるよう、多言語字幕の実装をおすすめします!

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