なんとか乗り切った1日の積み重ねが人生だというなら。
最近、体調不良がつづいている。仕事が佳境を迎えているということが、大きな要因だ。仕事終わりに、ほとんど記憶喪失になっかのように疲れ切っている日が増えている。
なんとか乗り切った。
毎日の終わりに、そう思うことがほとんどだ。
生きていくことは大変だ。ぼくたちは、自分という資本を労働力として売って、お金をもらって、そのお金で生活をしていかねばならない。ぼくたちの大切な時間を、これまでに培ってきた能力を、そしてぼくたちのモチベーションを、差し出しながら組織に貢献していくのだ。それは、つまり身を削りながら生きていくということなのかもしれない。
そして、そんな身を削りながら過ごす1日は、ほとんど記憶もないまま、あっという間に過ぎていく。そして、残るのは業後の疲労感である。ぼくたちは、なんとか乗り切りながら生きている。
この、なんとか乗り切った毎日の積み重ねが人生だというなら、ぼくたちは人生に何を見いだせばよいのだろう。あるいは、なにか見出せるのだろうか。
今、そんなことを考えている。