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「トレーナーに求められる人間力~Jリーグのチームにおける信頼関係と連携の重要性」′24.12.14

 神奈川衛生学園専門学校(母校)にて在校生、卒業生に対して行われた講演に行ってきました。以前、白石宏先生、兵頭明先生の講演を同じ形で聴いた事があったので、このような形で著名な先生のお話を神奈川衛生で聞くのは3回目だと思います。今回お話聞けたのは徳島ヴォルティストレーナーの鈴木章史先生です。とても勉強になりました。

 参加した講習を備忘録としてnoteに書いておこうと思うのですが、ネタバレは講義してくださった方にも参加された方にも配慮に欠けるので、自分が思い出せるような感じで少しだけ書きたいと思います。久しぶりに同業先輩のお話を聞いて大変有意義だったので、来年はもっと外に学びに行きたいと思います。

・理論に当てはまらない人はどうするかという事を常に考えておかなければならない。


エビデンスに対しての考え方についてのお話の中で出てきた先生の言葉です。人体という条件が複雑に絡む事に関して例外は多く存在し、数字だけでは着地しないという前提を忘れてはいけないと思いました。それを忘れるとこちらも必要以上に悩んでしまったり、逆に数字や統計など無意味という思考停止の原因になると思います。それを気づかせて貰えるお話でした。

・指導者との共通認識すり合わせ

監督との共通認識の話で1疲労2硬さ3炎症4違和感5肉離れと選手の症状レベルを擦り合わせるが、監督が代わるとこの共通認識も変わるというお話がありました。講義の中でもお話がありましたがチーム内の選手とトレーナーだと選手は出場のために正直に症状を伝えない事があるので、この数字は監督指導者との共通認識ですが、マンツーの治療院だと頻度高いクライアントとの共通言語としても良いかもと思いました。痛みや疲労をNRSで確認はこすりまくってますが、形骸化していると感じる事もあります。評価するのはこちらですが、身体感覚の高いクライアントだと擦り合わせを短くできる工夫になりそうです。

講義とは別内容ですが、今回改めて神奈川衛生の先生方は本当に暖かい先生ばかりだと感じました。これを読んでまだ進学先が決まっていない学生さんがいましたら、必ず神奈川衛生に入学するようにして下さい。宜しくお願いします。

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