ちょいブス、ちょいブサイク
ちょっと出来が悪いのが愛らしいのでありまして、完璧な美などには味がない。
そのちょっと崩れた鼻のライン、そのちょっと大きめの唇、そういったちょっとしたズレというものが愛らしさ、愛おしさを生み出すのです。
完全にバランスが取れたものは予想通りでありまして、期待を外すという妙味がありません。
ですから何かコンプレックスがあったとしても、他人から見たらそれは味があることにもなります。
例えば私は奥二重。
これが完全に二重になればかっこいいはずですが、しかし奥二重でちょっと野暮ったい目付だからこその田舎くさい優しげな味があるのです。
完璧は格好が良いですが、人間味に欠けます。
クセがないことはいいことでもありますが、翻ってそれは特徴のないことでもあります。
そう考えると特徴があるということはそれがあなたの味であって、他人からしたら羨ましい限りのものかもしれないのです。
そもそも人は自分にないものを好きになるものです。
あなたが一重の目だったら、きっと一重は嫌で二重になりたいと願うでしょう。
でも二重の人からしたら一重のあなたの目をクールだと評する人もいるのです。
かといって自分のパーツに自信を持ちましょうなんて、爽やかなことは言いません。
嫌いなものは嫌いでいいんです。
治したきゃ治せばいいんです。
ただ、そういう風に愛おしく見てくれる人もいるのだってことを、心の片隅に置いておいてもらえれば幸いです。
ところで人間の顔というものは左右非対称と言います。
つまりちょっと崩れている。
やはり私はそこに妙味の真理を見ます。
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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。