恋人以外の異性と遊ぶと浮気かどうか
始めに申し上げるが、恋人いないくせに何を言っているんだというツッコミはしないでいただきたい。
随分と尖った導入をしたものだ。
よく何処からが浮気か問題で「恋人以外の異性と遊ぶと浮気」という意見を聞く。しかし私はこの意見に疑問を感じたり、もっと深く掘り下げたいと思う事が多い。
「異性」という表現が引っかかるし、水族館、映画館、テーマパークなど、デートスポットと言われる場所に二人きりで行かれても単純に浮気だと思わない。などなど色々記述していこうと思う。
何故恋人以外と遊んで欲しくないのか
まずこれを出しておく事はマストである。そう思う人にとっての理由として考えられるのは
・恋人以外の異性と遊ばれると恋人が取られたり、恋人が心変わりするのではないかと不安に思うから。
・相手の中で自分の優先順位が下げられてると感じ、それが嫌だから。
・ただお茶するとかならまで許せるが、デートスポットに行く等は自分とすればいい事なのに何故他人とするのか。
・恋人の魅力的な言動を姿を他の異性に見せたくない。
・カラオケで二人きり、酒が入るなどするとその手の間違いが起きるかもしれないから。
・恋人以外の異性と遊ぶ事は浮気である。そういうものだから特に理由はない。
他にも色々あると思うが代表的なのはこのような感じだろう。では、本題に移っていく。
「異性」という表現について
これはこの問題のみに関してではなく恋愛問題全てにおいて言いたい。異性という表現を使うと突っ込みたくなる事がある。
・対象が異性愛者であることが前提とされているのでは?
同性愛者や両性愛者、全性愛者などはどうなる。
同性愛者は同性と遊ぶと浮気、両性愛者は両性と遊ぶと浮気、全性愛者に至っては恋人以外と遊ぶと浮気になってしまう。これらに分類されない人は更に複雑だ。
異性愛者である事を前提とせず、全ての前提を話すと長くなるから仮に異性という表現を使っている。これなら問題ない。
・自分と付き合っている間、相手の恋愛対象としての性別の好みが変わらないとは限らない
後天的に同性に対する恋愛感情を自覚して両性愛者や全性愛者になるかもしれない。またはそれ以外もある。可能性は低いかもしれないが100%否定はできないはずだ。
・異性との交友を禁止すると相手の交友関係が狭まり、成長したり楽しいと思ったりする機会を減らすことになる。
異性の友達を通じて獲得した能力や性質を、相手自身や自己肯定感の向上に使ったり、こちらや他人のために使ってくれるかもしれない。可能性を自分の不安感情の為に奪いたくない。
以上の理由より「異性が」という表現に対して疑問を感じる。
私(身体的に女性)のことを言わせてもらうと、現在の私の恋愛対象は「身体的に男性であり、精神的性別が完全に女性だとは思っていない」存在だ。
先天的に男性の体を持って生まれた人間である、という事がまず一つ。そして精神的性別が男性、中性、両性、どれでもない、無いなどと思っていること。
両性愛者、全性愛者も対象に含まれる。両性具有もおそらく含まれる。
精神的に完全に女性であって、女性として接してほしいという方に恋愛感情を抱く可能性は低いと思う。
付き合った後でその事実が発覚した場合に関しては長くなりそうなので今は言及しない。無理矢理突き放すようなことはしないと思うし歩み寄ると思うとだけ言っておく。
また、女性から男性に性転換手術を行った人も可能性は低い。これもカミングアウトされた場合のことは言及しない。
このように感じている私だが、今後女性に恋愛感情を抱く可能性はあると思うし、恋愛感情そのものを失う可能性だってある。なんにしたってわからないのだ。
「異性」という表現について思うことはこんなものだろう。
「遊ぶ、二人きりで出かける」という表現について
一般的に二人きりで行って欲しくない場所、事と言えば、テーマパーク、水族館、イルミネーション、ディナーレストラン、飲酒目的の店、カラオケ、相手の家、宿泊施設、旅行などが代表的だろう。
ではここから掘り下げて行く。
まず場所、事に関しては分類する必要があると思う。
ざっくりとだが以下そのまとめ。
1.デートスポットと呼ばれる場所
よく見られる特徴
・入場料、アトラクション料、飲食料など気軽とは言えない料金が発生する。
・一日かけて行かないと十分に満喫できない、あるいは夜というプライベート感の強い時間帯に行く場所など時間の制約要素が大きい。
・ロマンティックで大人っぽいインテリアや照明、音楽が使用されておりムードがある。
お金、時間がいって雰囲気が良い→恋人の自分と行けばいい場所であると感じる人が多い。
2.不必要な身体的接触が発生する可能性がある場所
よく見られる特徴
・飲酒という理性が鈍りやすくなる行動を伴いやすい。
・密室や準密室であり、人目に触れる可能性が低かったりなかったりすることによって人によっては理性に不具合が生じる。
・ロマンティックで大人っぽいインテリアや照明、音楽が使用されておりムードがある。
これは完全に生理的問題、信用問題であって、他人がどうこう言うのではなく二人の問題だ。
ここからは私の感覚を記述する。
デートスポットに関しては浮気に該当しないし、私自身も恋人以外の恋愛対象になり得るとされる人間と行きたいと思う場所がある。
動物園や水族館など展示施設がそうだ。
知識欲を満たすにはうってつけの場所だし、観察眼や情報の関連付けなど思考の訓練にもなる。また相手が専門知識を有していれば、教えを説いてもらうのも楽しいし自分の知識と合わせれば更に高みへ行けるかもしれない。
なので展示施設に浮気をするために行くわけではない。上記のような事を楽しみたいと思う男性となら二人きりでも行きたい。よって相手に禁止することも無いだろう。
ディナーも問題ない。テーマパークやイルミネーションは私が興味があまり無いので代わりに行く人を探してもらって構わない。
不必要な身体的接触が発生する可能性がある場所に関しては世間一般的な感覚に近いと思う。
旅行は行く時間があるなら私と行って欲しい、あるいは私も混ぜて欲しいと思う。
そして恋人が身体的男性の場合は身体的女性同室は避けて欲しい。身体的女性の場合は身体的男性を避けて欲しい。両性具有に関しては今回は言及しない。
部屋に行くのもそうだ。理由というより生理的に嫌である。これに関しては細かく記述する気にならない。
ただカラオケは構わない。歌唱を楽しみ、お互い技術を向上させるという目的があれば。(これに関しては知人たちに許しては駄目だろと大いに突っ込まれた)
よって「恋人以外の異性と遊ぶと浮気」を私風に言うと
「基本的にどこに出掛けてもらっても構わない。が、恋人の身体的性別と逆の身体的性的の人間と宿や家に行ったり泊まったりするのは浮気。不必要な身体的接触を伴ったら遊ぶどうこう以前に浮気。」
である。
後日修正、訂正したり追記したりするかもしれないがこんな感じだ。
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