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妹と私

私には10歳以上離れた妹がいる。
性格がほぼ真反対と言っていいほど違う妹と私だが、周りに驚かれるほど仲がいい。
一緒に2人でお出かけしたり、推し活したり様々な事を一緒にしている。
だからか、私が妹の話をした後に妹の年齢を友達に伝えると…
「そんなに離れてるの!?2歳差とかだと思ってた」
と毎回驚かれてしまう。

(妹が年齢のわりに大人すぎるのか、それとも私が子どもすぎるだけなのか…それは考えたくない疑問点なのだが…。)
とにかく仲がいい。

ある日。
妹と一緒に私たちが好きな曲の一つ
HoneyWorksさんの楽曲『可愛くてごめん』
を一緒に聴いていた。

私はその時に妹がふと口にした言葉がなぜか今でも忘れられない。

「やっぱり可愛いし最高だね!でも…何であざとくてごめんって謝ってるの?謝らなくていいじゃん!」

周りの目とかを…
あざといってのは…
私は、疑問に答えようと頭の中で文を作っては消してを繰り返し結局妹のなんで?に答えられなかった。
代わりと言っていいのか分からないが、
「確かに!本当だね」
そう答えることしかできなかった。
今でも何て答えるべきだったのか何故か分からない。
何も疑問を抱かずすんなり受け入れ歌っている自分がいたからだ。

でも、妹にはそういう考えや疑問をこれからも大事にしてほしいと思った。
これが、令和に生まれた妹と平成から生きている私との時代の差なのだろうか。
いや、時代は関係ないのかもしれない。
もしかすると、これは妹の自己肯定感の高さと私の自己肯定感の低さの違いなのかもしれない。
それとも年齢や経験の違い…?

とにかくこの妹の疑問は忘れられない。

妹より長く生き、嬉しかったこと嫌だと感じたことなど様々な経験をしてきた私にとって、妹との存在は大きい。
私にとって妹は、大事な家族であり私の価値観、考えを変えてくれる先生でもある。

🐺



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