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クリーンで肘は曲げていいのか?
今回の記事のポイントは3つ
・クリーンの時に肘は曲げてもいいの?
・2ndプルでバーベルを引き込むコツ
・おすすめの練習方法
2ndプルで肘は曲げてもいいのか?
時々こんな質問が来ます
「クリーンの2ndプルで肘は曲げてもいいんですか?」
今回の記事ではその疑問に答えていきたいと思います。
クリーンの2ndプルで難しいのはバーベルを弾くポイントですよね。
腿で弾くクリーン(通称:腿コンタクトクリーン)なのか股関節で弾くクリーンなのか(ヒップコンタクトクリーン)
太腿で弾く方は太腿の真ん中より上ならありだと思いますが、
股関節で弾くよりはやはり力が伝わりにくいという違いがあります。
できれば、太腿で弾くのではなく股関節でバーベルを弾く方が
全身のパワーが伝えやすいです。
スナッチとクリーンではスナッチの方が2ndプルがやりやすいです。
理由は簡単です。
スナッチの方が手幅が広いので立ち上がるだけで股関節にバーベルを引き込めるんです。
それに対してクリーンは手幅が狭いので起き上がった状態ではほとんどの人がバーベルの位置は恥骨の下にあります。
なのでクリーンでは腕を伸ばしたままだと
バーベルは太腿の上1/3あたりに当たるのが限界です。
ではどうしたらいいのでしょうか?
トップ選手はどうしているのかを比較していきましょう。
中国の元世界チャンピオン、ルー・シャオジュン選手
結構好きな人多いんじゃないですか?
僕も好きな選手です。
こちらのシャオジュン選手の動画を見ると
2ndプルに向けて肘は曲がっていっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1738289087-j8RGiKlYISr6zdwEoF97MPCU.png?width=1200)
思い切り曲げている感じではないですが、
肘は曲がっていてコンタクトポイントが恥骨の上になっています。
続いて同じく中国のシー・ジヨン選手です。
彼も同じく肘は曲がるタイプです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738289484-TIeBbVdlSgvasc7yZhz3NKx0.png?width=1200)
横から見るとわかりやすいですね。
太腿の真ん中の時点でこのくらい曲がっています。
続いてはウズベキスタンのルスラン・ヌルディノフ選手
2024年の世界選手権大会でのワールドレコードの試技になります。
彼は腕を2ndプルの最後まで伸ばしたまま挙げるタイプの選手ですね
なのでコンタクトポイントが太腿の上の方で恥骨の下になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1738289889-PsYafgHX0FjKVZ3Dh6dW4MnT.png?width=1200)
フォームに関しても
シャオジュン選手やシー選手と違う形になっていますね。
続いてはブルガリアのカルロス・ネイサー選手
手足が長いタイプの選手ですね。
彼の場合はかなり早い段階で肘を曲げています。
フォームも少しクセのあるタイプの選手になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1738328889-u1lgX0I6KO7eVJLnsb3cQSDR.png?width=1200)
続いてはルーマニアの女子選手
ミハエラ・ヴァレンティーナ・カンベイ選手
2024年のワールドカップの時の試技です。
この選手は2ndプルの時に腕をまっすぐ伸ばしてプルをするのがわかりやすいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738329386-2KFWUXqy1wRYlObmZau9IrPi.png?width=1200)
世界トップクラスの選手たちでも肘を曲げる選手もいれば伸ばしたままの選手もいます。
どちらかが絶対的正解ではないですが、最適解はあります。
僕個人としての見解にはなりますが、
クリーンをして体に引きつける動作をする
つまり股関節に近づけようとすると
肘は曲がることになると考えています。
肘は伸ばしたままがいいのか曲げたほうがいいのか
メリットとデメリットを挙げていきます。
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