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社長通信Vol.96 fave2025 - お仕事を「推しごと」にしよう!
このnoteは、三星グループという古くて小さな会社の5代目アトツギが書くオープン社内報「社長通信」です。社員だけじゃなく、いつか仲間になってくれるかもしれないあなたや、お客様や取引先、地域の方々など共に新しい価値を創り出す全ての皆さんに向けて発信しています。
三星グループでは、2012年から毎年一言、年初に方向性を示すスローガンを発信してます↓
GROW 2012
GO 2013
GET 2014
Genten 2015
Goen 2016
INVEST 2017
TUNE UP 2018
CONNECT 2019
Just do it 2020
GREEN 2021
RAINBOW 2022
NAVY 2023
MAZEru 2024
そして、2025年は「推し」を表すfave(フェイブ)にしようと思います!
fave2025
・仕事で推しって?
推しって言ったら、普通はプライベートな事柄ですよね。アイドルとかアニメのキャラクターとか。
でも、自分の時間を一番投資しているのって仕事だったりします。
そして、現代においては(もちろん制限はあれど)お金だけを目的に仕事を選んでいるというよりは、
・社会的意義や使命感、やりがい
・仕事内容/業種や職種の好み
・人間関係(何をやるかよりも、誰とやるか)
などなど、いろんな好き嫌いや向き不向きに基づいて仕事を選んでいる人が多いんじゃないかなと思います。
そう考えると、仕事は「お金のために時間を切り売りするもの」ではなく、「積極的に取り組む推し活のようなもの」と言えるのではないでしょうか?
(副業が盛んになったきたのも、この流れを後押ししている感じがします)
・やる気になった時が、一番能力を発揮できる
そして、僕の15年にわたる経営人生を振り返ると、社員の能力が一番発揮されるのって、その人がやる気になった時なんですよね。
そのやる気が、マーケットトレンドや社会的ムーブメントなどの「時流」と合わさった時、大きな成果が出るイメージです。
事業検討する時は時流を先に検討するのが一般的ではありますが、リソースが限られる中小企業の場合はメンバーのやる気が先に来るケースが多いかもしれません。
・採用や育成も、推し活みたいなもの
また、採用活動は自社を推しだと捉えて、布教するようなものだと言えそうです。
一方的に「イイ!」と言っても推しのファンは増えません。どういうところが良いのか?どういう人に刺さるのか?推すとどんな良いことがあるのか?ちゃんと整理して、根気強く発信を続けていく必要があります。
一方で、育成も若手を推しと捉えて、成長を尊ぶ姿勢が大事だと感じています。
もちろんぬるま湯だけでは人は成長しません。どんなアイドルやアニメキャラクターも厳しいレッスン/修行を経て、困難に打ち勝って成長していくものです。そんな環境を会社として、どんな風に作っていけるのか…高度な推し活だと思います。
・自社だけでなく、地域やコミュニティも推していく
推しは、1人である必要はありません。グループ全体を推す「箱推し」という言葉もあります。
仕事で推し活と言った場合に、自分の会社だけを盲目的に推すのもかっこ悪いような気もします。
三星グループは、
・テキスタイル事業や自社ブランド事業、コンパウンド事業を通して、価値を認めてくださるお客様を推す
・「ひつじサミット尾州」を通して尾州という地域や繊維産業全体を推す
・「アトツギ×スタートアップ共創基地TAKIBI & Co. 【タキビコ】」を通して、全国のチャレンジャーを推す
を2025年もしっかりと継続していきたいと思います。
取引先さんや仕入先さんなど協力してくれる多くのステークホルダーも含めて、お仕事を「推しごと」にしていきましょう!!
・(余談)推しと仕事もつながりそう?
以上は仕事を推しに…の話ですが、下記は推しを仕事に的な話。
僕の今の個人的な推しは
・ラッパーのSKRYUさん
・かき氷屋さんのパーラーユーモア
なんですが、来年はそれぞれちょこっと仕事でも繋がれるかも…です!
いろんなところで推し活してきた成果が見せられるかな〜。乞うご期待!
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【2024年の振り返り】三星ケミカル50周年でした
三星グループの中核企業の一つ、三星ケミカル株式会社が2024年5月10日に設立50年周年を迎え、翌日5月11日に、この節目を従業員の皆と祝うべく、記念式典 & 懇親会を開催しました。
年末の振り返りで、何人もの社員が「50周年イベントが良かった」と話してくれたので、簡単に記録に残しておこうと思います。
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・記念式典
イベントの最初に、先代(和夫会長)やご招待したOBが、若手の知らない立ち上げ時の苦労話や、いかに三星ケミカルが信頼を大事にしてきたか、恩義を大切にしてきたかというエピソードを話してくれて、とても感動的なスタートとなりした。
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続いて、来賓として駆けつけてくださった羽島市の松井市長から「行政としてカーボンニュートラルに向けた取り組みを強化していく中で、三星グループに期待している」という激励のお言葉を頂戴しました。三星ケミカルもリサイクルや生分解性樹脂の開発などサステナビリティを中核に新しい事業立ち上げを進めているので、今後も地域と共に協創を進めていければと思います!
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永年勤続賞や新人賞など様々な観点から選ばれたMVP表彰の後、私からはピンチはチャンス、真のカンパニーになろう、という2つの話をさせてもらいました。
①ピンチはチャンス
50年の歴史は決して順風満帆ではなく、私が入社してからの15年だけを見てもピンチの連続だったが、「ピンチはチャンス!」と乗り越えて成長してきた。一人ひとりの仕事でもピンチはあると思うが、チャンスと思ってチャレンジしよう。
②真のカンパニーになろう
人間だと「50にして天命を知る」というが、会社にとっても天命→目標(ミッション)が大事。三星グループは「100年すてきカンパニー」を目指しているが、このカンパニー(会社)という言葉の語源は「カン=一緒に、パニー=パンを食べる人」と言われている。みんなの力を合わせることで初めて美味しいパンは食べられるし、パンを食べるにしても1人より仲間と一緒の方がより美味しい。パンは成果とも言い換えられる。そういう仲間になっていこう!
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個人的に一方的に話をする/聞くだけの時間はあんまり好きではないので、1時間程度とコンパクトにまとめてくれた運営チームに感謝です。
・懇親会
式典の後は会場を100年ガーデン(通称サ庭)に移し、お待ちかねの懇親会です♪無料食べ放題のキッチンカーを呼んで、社員や社員の家族、OBも交えて盛大に開催しました!
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キッチンカーってお祭り感出ますよね〜。さらに普段だったらお金のこと考えてどれにしようか迷うところを何台も食べ放題できちゃうという非日常感…みんなの喜んでいる笑顔が嬉しかったです。ひつじサミット尾州で繋がりができたキッチンカーさんに来て貰ったんですが、これも日頃の信頼の為せること。本当にありがたいです。
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ちょっと豪華なビンゴもやったんですが、景品調達から完全に従業員の皆さんに任せたので準備もけっこう楽しんでくれたみたい。景品の順番が決まっているのが一般的らしいのですが、ビンゴになった人はどの景品でも自由に選べる形式(例:1位のニンテンドーSwitchより2位のAirPods Proの方が欲しい等)にしたのがとても評判良かったです。欲しいものが貰えるし、「まだ残ってる〜!取らないで〜。」というドキドキ感がプラスされてました(笑)
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・サプライズ金婚式祝い
また、三星ケミカルができた1974年に会長夫妻が結婚した→2024年は結婚50周年でもあるということで、サプライズで当時の結婚写真をプリントしたビッグサイズケーキを用意して金婚式のお祝いも社員みんなで行いました。
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50年ぶりのケーキ入刀&何回目かわからないファーストバイトの後、みんなで一つのケーキを分け合いました。もしかしたら公私混同に見えるかもですが、ファミリーカンパニーらしいチームビルディングかなと思います。先代の社葬を行う会社も多いと思いますが、生前にこんな形で役立ってもらうのもありかも?
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・周年事業を未来に繋げる
終了後はみんなでテーブルやキャンピングチェアをお片付け。これも三星スタイルとして定着してきたなと。イベントの良い終わり方だと思います。タキビコ共創パートナーであるSnow Peakさんとの連携のおかげ!ありがたいです。
少しずつではあるものの全員と懇親会でお話したんですが、老若男女問わず改めてこの会社(コミュニティ)にいることの意味を実感してくれたようだし、100周年に向けてより良い会社にしていこうと思ってくれたみたい。今回実行委員会を担ってくれたメンバーも普段とは違う仕事から学ぶことも多かったと言ってくれて良いことばかりの周年事業となりました。
2025年は三星ケミカルにとって本当に勝負所です。「これまでのやり方では未来はない」という気持ちで、しっかりと「推し」を見極めて事業展開していきましょう!
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