ドミノサーバーを止める・再起動する
はじめに
ノーツドミノを使いたいときにいつでも使えると嬉しいです。しかし、まったく止めない、止まらないサーバーがあるというウワサはききません。
なぜでしょうか?
サービス停止とサーバー停止の違い
ほんとうのところ、サーバーが止まってもユーザーは困りません。
ユーザーが使うのはドミノサーバーが提供するサービスです。知らないうちにサーバーが切り替わっても、使えさえすれば問題ないのです。
サーバーが止まってもドミノが提供するサービスが続けられるように、重要なところには幅サーバーを配置します。
サーバーを止める理由
セキュリティパッチの適用、データベースのオフラインメンテナンス、バックアップなどの保守作業でサーバーを止めることがあります。
また、極端に負荷が高いサーバーは頻繁にダウンします。いつダウンするのかわからないのなら、ユーザー影響が少ない時間帯に、積極的なダウンともいえる再起動をすることで、計画外の停止を減らそうというこころみをします。
保守作業可能な時間帯を確保
保守作業にあてる時間帯を確保する目的でサーバーを止める時間帯をあらかじめ設けるばあいがあります。
ドミノサーバーでは数々のアプリ(アプリケーション)が稼働します。アプリをつくるひとが維持管理をするひとと異なるばあい、保守作業のことを考慮しないことがあります。
アプリをつくるひとが「止めてはいけない処理が30分ごとに繰り返し走ります」と言ってきたら、その仕様ではダメでしょうと言っておいてよいとおもいます。持続可能な仕様ではありません。
再起動による影響
ドミノサーバーを再起動すると、一部分に悪い影響がでます。
再起動中はクラスター複製が失敗しますので、サーバーが復帰したら通常の複製をおこなって、クラスター複製の失敗分をおぎないます。
一部分を再起動する
ドミノサーバーでは数々のタスクが動いており、それらのタスクは個別に停止・開始することができます。サーバー全体を止めなくてもよいことが多々あります。
過去に、一部分のネットワーク機器がダウンするとクラスター複製が機能しなくなることが何度かありました。このときはクラスタ複製だけを再起動すれば治ります。
ルーターの不具合ならルータータスクの再起動、統計レポートなら統計レポートの再起動といった感じになります。
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カミュプリィではノーツドミノのシステムを維持管理します。維持管理のなかで監視や自動復旧のツールをつくってシステムの信頼性を向上したり、作業で使うツールをつくって省力化を進めたりします。
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ドミノサーバーを安全に止める方法
OSを再起動すればドミノサーバーも再起動します。大量のデータがあるサーバーでは終了処理が間に合わなくて、OSがドミノの終了処理を強制的に終わらせることがあります。次回起動時にデータの整合性チェックが始まって、ドミノがなかなか起動してこないこない原因になり、困ってしまいます。
また、長時間のメンテナンスをおこなうためにサーバーを止めるときは、サーバー内にメールが残らないように止める必要があります。
ではどうやってドミノを止めたらいいでしょうか。次の記事でざっくりと紹介しています。
具体的な命令セットは次のようになります。それぞれの命令とともに、実際に使えるように詳しく説明をいれておきます。サーバー停止が原因でおこる問題から解放されましょう。
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