アフターバースプランってなあに?
こんにちは。
花です。
皆さんは、バースプランってご存じですか?出産するときの計画のことです。
例えば、
・陣痛がきたらどうやって産院まで行く?
・上のお子さんなどいたら、出産のときどうする?預け先は?
・立ち合い出産がしたい?夫にはどうあってほしい?
・出産をどんな空間で迎えたいのか。
・入院中に心が落ち着くようなお気に入りのものが持ち込めるかな?
・産後の家の家事はどうする?食事の調達は?
出産に対する自分の想いや希望を大切な人と話し合って、どんなお産にしたいのか、産後や入院中はどのように過ごしたいのかなど具体的な希望を考えます。妊婦さんは、お産をする医師や助産師さんに聞いてみてください。
私自身は三人子どもを生んでいて、いずれも里帰り出産をしました。妊娠中は悪阻もきつかったので、妊娠~出産はパートナー、実親、パートナーの親に頼り委ねながら出産に向けて過ごしました。家族と話し合いはしていてどう過ごすかは共有はしていたものの、明確なプランを書きだしてはいませんでした。
ワクワクしながらプランを書いていたなら、より素敵なアイディアを考え付いたり、家族と気持ちの共有ができてHappyになっていただろうと思っています。正直なところ、わたしのバースプランは、元気な赤ちゃんを産みたい!それだけでした。妊娠中は毎日赤ちゃんを感じてお腹を触って話しかけ、私が心地いいように家族に願いを聞いてもらって過ごしました。(実母と喧嘩もしながら)
アフターバースプランとは
バースプランは出産前後のプラン。この「アフター」バースプランです。
アフターバースプランは、あお助産院の青野助産師さんのご考案です。アフターなので、産後のライフプランです。
産後はこんな生活にしたいな~と、色んなイメージは皆さん持たれると思います。それを具体的に計画立てて実践するのは、イメージだけではなく自分がどう過ごしたいのか想いを明らかにして、必要な人と話し合っていく必要があります。
一般的には産後、褥婦の期間は産後6~8週間を言われていて養生する期間です。産後のプランは、お母さんの心身を休めるためにとっても大切なことです。しかし、産後だけではなく何年たっても子育てや母親自身のライフプランはよりよい暮らしをおくるために必要です。その都度確認して、理想の暮らしを過ごせるようにしていきたいですよね。
私は産後8年です!アフターバースプランを知ってから、これはいい(^^)と思って暮らしの中で実践しています。実践していて思うのは、この概念は出産するしないに限らず人の一生を考えるときに終活まで使えると感じています。
アフターバースプランがなぜ大切か
ずばり、こんなはずじゃなかった!を未然に防げることです。アフターバースプランのワークをすると、自分の大切な価値観や願い、理想がよく分かってきます。だから、それに沿った行動ができて自分の味わいたかった感情が叶います。
自分のことって案外自分では分かってないもの。ジョハリの窓ってありますよね。人に聞かないと分からないことは沢山あります。
皆さん、これまで学業や就職、社会人、結婚など等…こうなりたいと思って歩んでこられた。多様なライフコースがある現代で、結婚・妊娠・出産という選択をした。娘として生まれ、妻となり母親になった。仕事や地域活動の社会的な変化もある。そこに未来へのイメージやプランは勿論あったはず。
でも、こんなはずじゃなかったんだけどなという気持ちがあったりしませんか。一面的な価値観で目標を立てて歩んできていると、ふと我に返った時に自分が分からなくなるときってある。そんなときは、自分の価値観が変わっていることや他人の幸せの基準があたかも自分のものとして入り込んでないかに気づいていくことが必要です。
世間一般の「これが幸せだよ」の価値観で自分を順位付けしてしまったり、誰かいうの幸せが自分の歩む目標のように思ってしまったり。子育てやパートナー、親との関係、職場の人間関係、自分自身の幸せと心地よさって、人それぞれに全然違うこと。
アフターバースプランを実践すれば、こんなはずじゃなった!を防ぐことができ、自分の幸せが分かり未来を見据えて見通しが立った過ごし方ができます。自分の人生の先に見通しが立つことは、行動がしやすくなりますし安心しますよね。より生き生きと自分らしく生きていくことができます。
アフターバースプランの4つの柱
1.自分の幸せ・心地よさを知る
まずは、自分の心地よさを知ること。これが分からないと理想が叶えられない(^^)!他人ではなく自分の心地いいことです。趣味や好きなことがみつからない…そんな方もいます。
何故なら、母になると子どものお世話と安心安全に命を守るために必死になって、自分のことが置いてけぼりなんてことはよくあります。それだけ頑張っているということです。大それたことでなくてもいい、自分の好きなこと心が落ち着くことは必ずあります。
枠を取っ払って大きい夢、理想の未来を描くのももちろんいいです。だって、1年前の自分にはできなかったことが今叶ってることは数えきれないほどあります。私がそうです。叶えたいことを描けば、今から叶えられる行動に移していけます。自分の時間を1日5分でももって、未来をイメージする時間をとってください。本心に聞いてみて。
2.現状を知る
今の現在地を確認することです。自分の心と体の状態。パートナーと子どもの状態。近しい人はどうか。今自分が抱えていることは何か。子育て、家事、仕事、地域の活動、子ども関連のこと。振り返って事実を確認していきます。
3.理想とのギャップをみる
1の自分の心地よい暮らしができるために、どうするといいのかを考えます。理想と今がどのくらい離れているのかです。ここで理想が程遠いな…と思って落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも大丈夫。ちゃんと自分で決めていけるからです。
例えば、
・行きたい場所があるのに子連れではいけない
・パートナーに家事を手伝ってほしいのに手伝ってくれない
・毎年実家に帰省するのが億劫だけど行かないいけない
・職場のつきあいが少ししんどいけど断れない
本当にそうでしょうか?
子育てと自分時間の確保のバランス。パートナーや人間関係の悩み。もっと自分本位になっていい。自分を優先していいんです。自分が叶えたいことも相手に気持ちを伝えてリクエストしていい。あなたの大切な人ならきっと寄り添ってくれます。もし、リクエストして叶わなかったとしても、自分の要望をきちんと相手に伝えることや自分自身が寄り添って分かってあげることはとってもとっても大切なことです。
自分が自分を大切にして嘘つかず、相手とも正直に誠実に関わること。一時的に離れることがあったり、その場でつらい気持ちになることはあっても、お互いの異なる願いを尊重し合うために、それが最善なときもあります。NOと嫌いは別物ですから。
4.ギャップを埋める行動をする
1.自分の幸せ、2.現状の確認、3.理想とのギャップ。
この3つが分かったら、あとは行動をしていきます。
一足飛びに全ての理想を叶えることはに難しいので、毎日の暮らしに落とし込んでコツコツとできる小さな一歩から考えていきます。コツコツ積むことで理想に近づいていきますし、自分への信頼が増していきます。
毎日が生き生きしてくると思いませんか?なんとなく過ごしていた時間も、勿体なくなってくると思います。いま私は「こういう未来を叶えるために」「今この瞬間これをしている」そうやって認識して過ごすと、毎日のわたし純度が確実に高まります。
何にも考えない。休む。その時間そのものもちゃんとプランに入れるとか。頭で考えて休むって難しいんですよね。だから、自然なものに触れたり音楽を聞いたりして五感から感じて緩むことも大切にしたいことです。
長文になってしまいましたが、アフターバースプランのススメです。私が個別のご相談にのるときも、この概念を土台に考えています。ワークなど一緒にして自分の今をみつめたい方は、公式ラインからご連絡してください。