ひいひいばあちゃんエトセトラ

お盆のせいか、朝からおばあちゃんのおばあちゃん(むすめさんのひいひいばあちゃん)の話で盛り上がってしまった

セイさんは、5歳年下の男性を好きになり

わたしが幸せにしますから

と相手側の親に言って結婚したんだって

カッコいい〜

ひいひいおじいちゃんは、すれ違った人が振り向くくらい、いいオトコだったらしい

病氣で早死にだったけど、上野の病院に通うために着物の仕立てにこだわったり(おいおい)まあいわゆる伊達男だったわけね

(母親と2人の弟を養うために、祖父は小さい頃から横浜の中華街に丁稚奉公に行って、随分いじめられたり苦労したんだって)

セイさんは旦那が亡くなった後も、お歯黒をしていたって。当時の下町のどぶ?は流れたお歯黒で真っ黒だったそう

おばあちゃんは子どもの頃、セイさんのキセルの掃除をしてお駄賃もらったんだって

おばあちゃんのお母さん(ひいおばあちゃん)のことは、自分が迎えに行った嫁だからと、一切文句もいじめもしなかったとか、お葬式にはセイさんを姉さんと慕う人で溢れかえって、家族よりも大泣きしてたとか。とにかくカッコいい逸話が多い人

あ、おばあちゃん相当悪ガキで、よくセイさんに追っかけられて叱られたらしいよ。着物の裾端折ってダッシュしてくるおばあさん。こえー

もう女の孫はこりごりだ

ってご近所さんにこぼすほど悪かったらしい

弟さんたちの嫁の話も面白かった。1人はデパートガールしてたからお高くとまってたとか、こっそり大人の会話を盗み聞きして怒られてたみたい

親戚だけじゃなくて、下町の長屋に住んでた人たちの色んな話もしてくれたよ

でもさ、最後のおばあちゃんのしめがなんかよかったね

いろーんな人たちがいたねぇ。いろんなことがあったよ。でもさ、ほとんどみーんな死んじゃった

必ず人は死ぬんだよ。だからやりたいことやって生きないとね

ま、どうせ死ぬんだから、多少の失敗も               へっ。ってけつまくってりゃあいーのよ

はい。あなたは立派な下町の人です

さすがセイさんのお孫さん。ぱちぱち


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