りんごがころころ
おじいちゃんとおばあちゃんが東京へ帰る日
娘さんは保育園の遠足の日でした
一週間振りの保育園。しかも二人が帰る日
大泣きして登園を嫌がるだろうと思いました
明日おばあちゃん達は東京に帰るね
○○は元氣に保育園へ行ってりんご狩り楽しんでね
そしたらおばあちゃん達も元氣に帰れるからね
こくっと頷いた娘さん
(やけに素直だなぁ)
翌朝、二人に送ってもらって保育園へ
顔がへの字になってる。ほんとは泣きたいのを
一生懸命我慢してるんだろうなぁ
これは早々に先生とバトンタッチして離れよう
と、思ったのに
自分で靴も脱いで下駄箱に入れられるんだねぇ
すごいなぁ〜 大きくなったなぁ〜
とパシャパシャ写真撮影するおじいちゃん
せっかく我慢してるのに泣いちゃうじゃん
もーおじいちゃんてば…
おじいちゃんを残してさっさとずらかることにした
わたしとおばあちゃん(先生ごめん)
どうかりんご園楽しんでね〜
そしてお迎えの時間
りんご園楽しんでましたよ〜と先生
よかったよかった
家に帰ってカバンを開けると中にりんごがひとつ
なんで?○○りんご食べたのに!
と驚く娘さん(可愛いな)
りんご園の人がくれたんじゃない?
りんごが○○のことを好きでついて来たかったん
じゃない?それでカバンの中に入っちゃったんだよ
可愛いことを言うねぇ。でもりんごがコロコロと歌いながら本物のりんごをゴロゴロ転がして遊ぶのは
やめたまえ君
そして夕飯前にそのりんごはペロリと食べられて
しまいましたとさ
なんかやけに元氣だなぁ。おばあちゃんとおじいちゃんのことはもう大丈夫なのかなぁと思ったけど
夜にお布団に入ると隣におばあちゃんがいないね
とメソメソ
さみしい?
うん
泣きたい?
うん
泣いてもいいんだよ
ひとしきり泣きじゃくって眠ってしまった娘さん
そりゃさみしいよね。うん。ママもさみしいよ
明日からしばらく甘えん坊モードだろうなぁ
覚悟してますけどねっ