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No.3産業保健領域 ワークエンゲージメントと座位時間、日本女性のプレゼンティーイムズと更年期症状

ワークエンゲージメントと座位時間


COVID-19パンデミック後の日本の労働環境における労働者の座位時間とワーク・エンゲイジメントとの関連を分析した。その結果、座位時間とワーク・エンゲイジメントの低さとの間に有意な関連が認められ、その関連は特にデスクワーカーで強いことが観察された。特に、フルタイムの非管理職雇用者、および在宅勤務が週4日以上の者ほど顕著であった。4〜<8時間: オッズ比 (OR) 1.42、8〜<12時間: OR 1.77、≥12時間: OR 2.14であった。

💡ポイント
まずは、座位時間を減少させること。どうしても長くなってしまう場合は、中断頻度を高め気分転換が重要。

Miura M, Tabuchi T, Amano H, Katanoda K. Evaluation of the Association Between Sedentary Time and Low Work Engagement in the Work Environment After COVID-19 Pandemic: A Cross-Sectional Study of Japanese Workers. Cureus. 2024 Jun 19;16(6):e62725. doi: 10.7759/cureus.62725. PMID: 39036229; PMCID: PMC11259461.

日本女性のプレゼンティーイムズと更年期症状

日本人女性のプレゼンティーイズムには、更年期症状、特に心理的症状が大きな影響を与えていることが示されました。組織は、更年期症状を持つ女性の仕事関連のストレスを軽減することに重点を置いて、職場での更年期症状に対処する必要があります。

💡ポイント
更年期症状の対応として、軽い運動や生活習慣の見直しも有用なので実践したいですね。

Ishimaru T, Okawara M, Tateishi S, Yasui T, Horie S, Fujino Y. Impact of menopausal symptoms on presenteeism in Japanese women. Occup Med (Lond). 2023 Oct 20;73(7):404-409. doi: 10.1093/occmed/kqad087. PMID: 37494697.


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