マガジンのカバー画像

#音楽 記事まとめ

3,601
楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

2022年12月の記事一覧

All-Time Greatest Hip Hop - ヒップホップ50選

1970年代にニューヨークのブロンクス地区で開かれたブロック・パーティーで生まれ、その後様々な派生ジャンルを生みながら強力なメッセージや革新的なサウンドを作り出してきたヒップホップ。今回は、その歴史の中でも特に重要な作品を50枚とりあげ、時折関連作品も交えながら紹介していく。 (※知人向けにざっくり纏めた記事です) Run-D.M.C. 『Raising Hell』 (1986)ニューヨーク出身グループの3rd。 ディスコのカバーや単調なビートの上だけの世界だったラップに音

2022年下半期に飛躍したボカロP15選

 このnoteは、こちらのnoteの続きとなっているので、こちらも見ていただけると非常に嬉しい。  また、2022年の上半期に飛躍したボカロP15選の記事もあるので、こちらも参考にしていただけると、非常に嬉しい。  また、2023年更に注目されると予想するボカロPの記事も書いたので、こちらも見てくださると、非常に嬉しい。 はじめに  2022年も、様々なボカロPが大きく飛躍を遂げたように感じる。勿論、一歩一歩ステップを踏む必要はあるが、特に春・秋に開催されるボカコレで

SexTranceの簡単な説明&おすすめの曲

はじめにはじめまして。今回Noteを初めて書くGBMと申します。普段はVRCでDJをしたり、Bandcampで曲Digったりして暮らしています。 一か月程前にVRCのイベントで45分間SexTranceを流したりもしてました。 以前にも同じような内容をTwitterに書いた(正直何で書いたのか理解できない)のですが、なんかもっと詳しく書きたい気持ちになったので、Noteにまとめてみました。一部事実と違った内容が混合している可能性があるので、その際はご指摘お願いします。 (許

インディーロックファンから見た2022年のブラジル音楽・4選

はじめに(選盤の基準) 2022年に発表されたブラジル産のアルバムの中で、個人的にピックアップしたいものを紹介します。選盤の基準としては①欧米や他国のアルバムと比べても全く遜色なく、作品としての質が高いかどうか②〈ブラジル音楽〉というラベルに馴染むかどうか③普段からディグっている音楽マニア層へのレコメンドに耐えうるかどうか の3点を設けました。烏滸がましいことこの上ないですが、レコメンドから烏滸がましさを排除したらただの独り言になってしまうので、その点はご愛嬌。 ①「欧米

BEST ALBUMS OF 2022

リホです。 久しぶりの更新になってしまいましたが今年もこの季節がやってきました…。2022年リリースのアルバム(EP含む)から年間ベストを選んでいきます。昨年同様、16作品順不同とさせていただきます。 Awich - Queendom今年はAwichの活躍が目覚ましい1年だったように感じます。アルバムリリース、武道館を経てメディアへの露出も増え、どっと認知度が上がったのではないでしょうか。1曲目、タイトルにもなっている「Queendom」はシーンを引っ張っていくという覚悟

BEST SONGS OF 2022

リホです。 1つ前の記事で2022年のベストアルバムについて紹介しましたが、今回はシングル曲およびアルバム収録曲の中の単曲単位でのベストを選出しましたので紹介させてください。今回も16曲順不同となっています。 Måneskin - SUPERMODEL今年来日し大きく話題となったMåneskin。シングルリリースされた楽曲はアップテンポのロックナンバー(Nirvanaのサンプリングかな?と思われる部分も)。歌詞にはセレブリティーに対するどこか皮肉的な描写を感じます。「スッ

さかあやアワード2022

さてさてさて。Mikikiにて『2022邦楽ベストソング』も公開されまして、いよいよ年末って感じ~! こちらのプレイリストは、いろんな人がプレイリストを作ることを仮定して、自分が求められていそうなテーマに絞って20曲を選びました。 つまり、個人的には好きだけど他の方がいれそうな曲とかは省いてるんですよね。 記録しておかないと忘れてしまうので、自分のnoteではときめいた曲をしっかり記録しておこうと思います。並び方には、特に意味はないよ~! めっちゃ聴いた曲で賞Snow

ALBUMS OF THE YEAR 2022 by 高橋アフィ

 2022年はありがとうございました&2023年もよろしくお願いします!2022年の私的ベストアルバム10枚+αです。 #10 John Carroll Kirby "Dance Ancestral"  (Stones Throw) 昨年(個人的)1位だったJohn Carroll Kirby、今年もよく聞きました。前作は「アンビエント的な目線では語られてこなかったダンサブルなニューエイジ」という感じだったんですが、本作はそこから更に深化。よりジャジーに、いやむしろフュージ

¥100

2022年に発表されたミュージック・ビデオを振り返る -国内外面白かったMV10選-

はじめに さて、前置きが長くなったが、一言で言えばMVという文化について今年考えたことを書き残しておこうと思っただけである。 そこでまずは2022年に起きたMVの大枠のトレンドをまとめ、その後に今年発表されたMVを10本ほど具体的に紹介していくことにしたい。 AI技術と変形画面サイズ 2022年の映像トレンドとしてまず外せないのがAI技術の台頭だろう。
OpenAI社が今年7月に画像生成AIのDALL·E 2を一般向けに公開、さらにtext-to-imageモデルのSt

50 Best Jazz Albums of 2022 by "Jazz The New Chapter" #JTNC

◉Jazz The New Chapterが選ぶ2022年の年間ベスト※下線は柳樂が執筆した記事へのリンク付きです。 1. Immanuel Wilkins ー The 7th Hand 2. Joel Ross ー The Parable of the Poet 3. Makaya McCraven ー In These Time 4. Cecile McLorin Salvant ー Ghost Song 5. Mary Halvorson ー Amarylis / B

¥600

2022年に紹介しきれなかった作品

2022年に紹介しきれなかった作品をまとめて紹介します。 AceMula「KING OF JERSEY DRILL」 ニュージャージーのプロデューサー。 ピアノなどのヘヴィな音を多用した、ハードなジャージードリル作品です。ほぼ全曲に客演を迎えた作りで、参加ラッパーはメロディアスなタイプや鬼気迫るタイプなど様々。荒々しいスタイルのラッパーが若干多い印象です。 REK BENGAのダミ声が強烈な「HIT DAT」がお気に入り。 BIG30「Last Man Standi

¥100

14歳の『A LONG V.A.C.A.T.I.O.N』または80年代とは60'sリバイバルの10年間であった? HOKURIKU TEENAGE BLUE 1980 Vol.10 『君は天然色』

■ 大滝詠一『君は天然色』作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一 編曲:大瀧詠一 発売:1981年3月21日 81年のテレビCMは60年代の楽曲だらけ! 僕が少しづつ洋楽を聴き始めたのは1980年の暮れあたりから。というのも、この時期、ジョン・レノン暗殺という大事件があったからだった。ラジオは軒並み、ジョンのソロやビートルズ時代の楽曲を多くオンエアし、それらを僕はエア・チェックして、素晴らしい楽曲の数々にショックを受けた。 年が明けて、1981年。僕はお年玉でビートルズの赤盤、青

2022年年間ベストアルバム

2022年の年間ベストアルバムを25枚選びました。アルバムとしましたがミックステープも入れています。全ての作品の個別レビューを書いてあるので、そちらもご覧ください。それぞれの作品から一曲ずつ収録したプレイリストも制作したので、あわせて是非。 25. Ella Mai「Heart On My Sleeve」西海岸のシンガー。 1990~2000年代のR&Bを思わせる、メロウでロマンティックな作品です。ラッパーの客演も少し迎えてヒップホップ要素を導入しつつも、軸はあくまでもス

¥100

2022 BEST EP | 2022年注目の新人アーティスト50選

またこの季節がやってまいりました。前回個人的な2022年のベストアルバム50枚をまとめているのでぜひみていってください。 なんだかんだこのブログ「abstract pop」でのベストEPを兼ねたUPCOMING ARTISTの記事は2019年からはじめて4回目となります。その前はTwitterで発表していました。 もう恒例となったこのベストEPですが、正直に言ってこのリストを見れば、来年または2年後、3年後に世界的にも駆け登るであろう新人アーティストをめちゃくちゃ早くチェッ

¥100