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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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2024年6月の記事一覧

土木技術者はスタートアップに向いてない。それでもMalmeが土木×スタートアップを始めた理由

はじめまして、Malmeの高取です。 「土木技術者によるスタートアップ」を掲げて立ち上がったMalmeは、創業から丸3年が経過しました。そろそろ私達の自己紹介も兼ねてNoteを書いてみようと思います。今後、定期的に発信していきますので、オモシロいと思ってくれた方は"いいね"をもらえると、励みになります。 初回は、タイトルの通り、Malmeが土木×スタートアップとして立ち上がった理由についてです。なぜ、一見スタートアップとは縁遠そうな土木業界出身者で、スタートアップを立ち上

スタートアップ・エコシステムは今後どう発展すべきか

2024年6月24日に経済産業省から研究会の報告書が発表されました。今回はその内容に触れつつ、私なりに重要だと思う点について書いてみたいと思います。私も末席ではありますが、本スタートアップ・ファイナンス研究会の委員として議論や報告書の作成に関わらせて頂きました。エコシステムの全体像をデータも交えながら、整理し、そこから課題や突破口となるポイントを整理した資料です。まだ読んでない方、スタートアップのエコシステム発展の方向感が見えてくる資料なので是非ご覧ください。 経済産業省の

製造業向けSaaSが熱い3つの理由

はじめまして。キャディ株式会社の橋本です。 キャディでは、製造業向けSaaS『CADDi Drawer』のプロダクトマネージャーをしています。 この記事では、私がキャディに入社してから1年半強プロダクト開発をする中で感じた、製造業向けSaaSがいま熱い3つの理由を書こうと思います! あくまで私目線なので悪しからず。また、事業の面白さはプロダクトだけでなく取り組む事業領域や事業フェーズにも依存すると思いますが、本記事ではあくまでプロダクトとしての熱さ、面白さにフォーカスしてい

医療イノベーションの新時代 - 厚生労働省によるヘルスケアスタートアップ振興のホワイトペーパー解説(5000字)

日本の医療・ヘルスケア分野は、世界に誇る国民皆保険制度と高度な医療技術を持ちながら、少子高齢化、医療費の増大、地域間格差など、多くの課題に直面しています。 2020年には高齢化率が28.8%に達し、2025年には団塊の世代が後期高齢者となる「2025年問題」を目前に控えています。このような背景の中、イノベーションの担い手としてヘルスケアスタートアップへの期待が高まっています。 この期待に応えるための具体的な施策の提言として 厚生労働省が2024年6月27日に 「ヘルスケア

日韓スタートアップ比較から見る日本のスタートアップの「グローバル化」

皆さんこんにちは!Asu Capital Partners(ACP)の夏目です! 今回のnoteはざっくりと日本と韓国のスタートアップ市場を比較して、日本のスタートアップの「グローバル化」について探る記事となります。 普段は中国の情報をまとめることが多いのですが、実は2021年らへんから韓国のスタートアップ市場に注目をし始め、昨年6月の韓国出張でも20社前後の韓国VCと交流したり、ソウルでスタートアップイベントを開催したりしています。 その中で先日、ロッテベンチャーズ・

【VC卒業します】DCMで働くって、実際どうだった?!

私ごとですが、今月をもって4年半勤めたDCM Venturesを卒業することになりました!(卒業経緯は一番最後のエピローグにて。。。) 振り返ると、DCMって本当に唯一無二のとっても素敵なVCだったなぁと感じています。 私がDCMに入った2019年当時は、正直日本のVCに関してもDCMに関しても、そこまで詳細な情報が転がっていませんでした。 そこで今回の卒業を機に、”DCMに対する感想”的なものを残してみようと思い、最後の(そして2年ぶりの爆)noteを書いてみました!

「上場前でも行使できる」 ELYZA独自のSO(ストックオプション)制度とは?

ELYZAは「スイングバイIPO」による上場を目指すと同時に、独自のストックオプション(Stock Option、新株予約権のこと。以下SOとします)制度を導入しました。メンバーが一緒に夢を追いかけられる、「疑似セカンダリーマーケット※」とも呼べる仕組みをつくっています。今回はその制度の具体や、制度設計にまつわるエピソードをご紹介します。 (※セカンダリーマーケット:未上場時点で、株やSOを売買取引できる市場のこと) ELYZA独自の「上場前行使SO」とは?代表の曽根岡さん

ひとり目バックオフィスのためのスタートアップ管理部門立ち上げガイド

昨今、X(旧Twitter)をはじめとしたインターネット上でスタートアップやベンチャー企業がなかなかCFOや管理部長を採用できない、という声をよく聞きます。スタートアップが管理部門の専任者を採用しようと考え始める時期というのは、大抵の場合社長が本業の片手間にバックオフィス業務をこなすのが大変になってきたというときでしょう。その頃の会社の状況というのはようやく商品やサービスが安定して売れるようになってきて、このまま順調に行けば売上は右肩上がり、事務作業もどんどん増える、そんな感

大好きなサイバーエージェントをやめて、スタートアップにジョインして、EXITを経験した話。

こんにちは。 GREEN SPOONでマーケティングを担当している伊藤成美です。 今回は、ふと思い立って、こういったタイトルでnoteを書いてみました。 1週間前に、弊社から特大リリースが出ました。 結論から言うと、「EXITを経験した」などと書いてますが、私がジョインしたのは2023年12月でして。大した貢献ができた感覚はありません。 そして、オーナーでもないのにこの言葉を使うのにはやや抵抗がありましたが、一旦書いてみました。 (EXITという言葉も、最近覚えた

「潰れるかも」から「100億調達」を実現するまで

国内初のダイレクトセカンダリーファンド、Kepple Liquidity 1号ファンドが2024年5月末に100億円でファイナルクローズとなりました。 信じてご出資いただきましたLP投資家の皆様、我々を株主として受け入れてくださった投資先の皆様、これまで売却のご相談をいただいた皆様、全力で頑張ってくれているケップルのメンバー、全関係者の皆様に感謝申し上げます。 最近会社としてのステージが変わってきている気がしており、ここで経営者として過去数年の自らの意思決定を振り返ってお

GREEN SPOONとの大切な想い出たち

はじめにお久しぶりです、「Full Commit Partners/Partners Fund」山田です。 本日6月3日に節目を迎えたGREEN SPOONについて、魂を込めてフルコミットしてきた想い出と、今純粋に自分が想うことを書き記します。先に、内容はあまりないので、仲良い友人の方々に山田こんなこと考えていたんだと読んで頂けますと幸いです。 出会い田邊さんとの出会いは、2019年2月。 投資先の舘野さんから「世界中を回って旅をしていた、起業したい友人がいる」と紹介を受け

PeopleX、シードラウンド16.1億円の資金調達の裏側

この度、PeopleX社はシードラウンドにて16.1億円の資金調達を完了致しました。 創業間もなく、当然ながら売上0円段階である当社に対し、これから創る未来を信頼して頂いた事に心からの感謝と、重責を社会価値に転換していきたいと思います。 資金調達の裏側創業以前から、前職時代にお世話になったベンチャーキャピタル様にご挨拶も兼ねて、御食事の機会やお話の機会を頂きました。 自分自身、事業経験は長くとも、自ら起業してのファイナンス経験はないため、先輩方に素直に現状をお伝えし、ま