記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画「8 Mile」を見て 洒落にならないくらい面白い 

カリスマ的人気を誇るラップ・ミュージシャン、エミネムの半自伝的な青春物語。

映画.comより

こんにちは。今日はエミネム主演「8 Mile」について書きます。
感想から言いますと、マジで面白いです。全ての人におすすめします。
何が面白いって、映画の中に挫折と復活が完璧に織り交ぜるられているところです。しかも、エミネムの演技も素晴らしい。これが初めての役なのに、ベテランのように演技してくれていました。

今回はそんな「8 Mile」について書いていきます。

*ネタバレを含みますのでご注意ください*


あらすじ

1995年のデトロイト、アメリカの自動車産業の衰退と貧困が進んでいました。
そんな中、白人青年ジミー(エミネム)、通称B・ラビットは母親と妹と一緒にトレーラーハウスで暮らしていました。彼の夢はラップで成功し、貧困と犯罪から抜け出すことです。彼の住む8マイル・ロードは、社会的、経済的な境界線であり、富裕層と貧困層、白人と黒人を分ける場所です。

ジミーはMCバトルで成功したいものの、黒人中心のラップ業界や周囲の偏見に直面し、思うように成果を上げられません。そんな中、同じく8マイルを越えたいと願う女性アレックス(ブリタニー・マーフィ)と出会い、恋愛関係に発展しますが、アレックスは別の男と関係を持ち、ジミーは裏切りを経験します。ジミーはその絶望を乗り越え、ラップの世界で生き抜く決意を固めます。

物語は、ジミーが暴力や貧困、裏切りを乗り越え、夢を追い続ける姿を描き、彼がマイクを握ってクライマックスを迎えます。彼はラップで成功することができるのでしょうか・・・

感想

100点満点。神作。
とにかくラップシーンがかっこいいです。マジで見てほしい。ちなみにYouTubeでNetflixがそのシーンを切り取っているので、ぜひ見てください。

そして、音楽をテーマにした挫折と復活を上手く表現できています。”何かを乗り越える”ジャンルで一番面白いです。
また、希望を持ち続けてどんな状況になろうが這い上がることの大切さを再確認することができました。

あと、デトロイドという街のリアルさを生々しく感じることができました。犯罪、暴力、貧困や差別などをこれほどまでにリアルに描けていたのは、やはりエミネム自身の経験があるからなのでしょうか。凄まじいです。

そして、「スタンド・バイ・ミー」のようなどこか爽やかな様子も感じることもできて、本当に満足です。

まとめると、色々な面白要素が全て詰まった最高の神作ということです。

見どころ

なにより、無職でアルコール中毒の母と、幼い妹との三人でトレーラーハウスに暮らしながら、昼は衰退していた自動車工場で働く底辺男性が天才的なライムとスキルで自分を主張するのが見どころです。
ただ見ているだけで元気づけられますし、勇敢さも与えてくれます。本当に見なけりゃ損です。

また、ただの這い上がって成功する映画ではなく、貧困や差別などの問題を抱えながら夢を追い続けるのがマジで面白いです。
また、監督のカーティス・ハンソンも「自分が進むべき道」を見つける映画と言っていました。なので、ラップや音楽に興味が無くても楽しめます。

音楽や小ネタ

音楽

「Lose Yourself」という曲を知っていますか?かなり有名なので、知っている人も多いはずです。実は、この映画に使われた曲なのです。

また、他にも50セントや2パック、エミネムが所属していたD12というグループの曲も使われています。

小ネタ

実は、実際にデトロイドで撮影が行われました。また、ラップバトルをしていた”シェルター”もデトロイドに存在しています。

また、主人公ジミーの愛称「ラビット」はエミネムの耳が大きかったことから名付けられました。

さらに、劇中のラップの歌詞をエミネム自ら作詞していたのですから感激です。撮影中は口ずさむように言い、後でアテレコしていたそうです。

他にも、駐車場でのラップシーンはエミネムの別人格スリム・シェイディー(Slim Shady)が勝手に歌い出したのだそうです。

そして、この作品の続編のような立ち位置になっている「サウスポー」という映画もあり、そちらも面白いです。私は以前、「サウスポー」についても書きましたので、ぜひ読んでください。


最後に

今回は、最高の神映画「8 Mile」について書きました。
なんども言いますが本当に面白いので絶対に見てください。

フォローお願い致します。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!


*タイトルの画像はこの画像を編集したものです(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)*


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集