【映画感想文】「ボヘミアン・ラプソディ」を見て コレがフレディ・マーキュリーの人生・・・ 誰もが認める最高感動物語
こんにちは。今日は体調が悪くて家に居ましたが、暇過ぎて映画を見ました。その映画こそが「ボヘミアン・ラプソディ」です。前から気になっていたものの、時間が無く、見る機会がありませんでした。なので今回の体調不良をきっかけに鑑賞を決めました。
この映画は一言で言うと「フレディ・マーキュリーの波乱に満ちた人生と音楽の軌跡を描いた感動の伝記映画」です。そう、この映画は伝記なのです。”これがフレディの人生なのか”と驚愕してしまいます。
さらに、この映画は多様性や病気についても描かれています。なので昔のLGBTだったり、治療法が確立されていない病気についても詳しく知ることができました。
今回はそんな感動映画『ボヘミアン・ラプソディ』について書いていきます。
*ネタバレを含みますのでご注意ください*
あらすじ 簡単に
1970年代初頭のロンドンで、ペルシャ系移民の青年ファルーク・バルサラ(後のフレディ・マーキュリー)は、音楽に夢中になる一方で移民差別に直面していました。彼はある日、バンド「スマイル」のメンバーに会い、ボーカルとして加入し、バンド名を「クイーン」に改名します。そしてアルバム制作やツアーを経て、「クイーン」はヒットします。そんな中フレディは次第に自分の性自認に気づき、バイセクシャルであることをメアリーに告げますが、振られてしまいます。彼はゲイであると自覚し、孤独に苦しみながらもパーティー三昧の日々を送ります。
やがてクイーンは「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットを迎えます。しかしフレディはソロ活動やマネージャーとの確執、メンバーとの対立に悩まされます。やがてエイズに感染し、体調不良が進行する中でライブエイド(アフリカへの募金を集めるライブ)への出演を決定。ライブでの成功を果たし、家族との和解を果たします。
その後フレディは最期まで彼氏ジム・ハットンと過ごしました。(彼とはパーティーの片付けで出会った)そしてフレディの死後、エイズ患者支援基金『マーキュリー・フェニックス・トラスト』が設立されました。
感想
大満足。奥深い。あと歌上手い🎤。
私はこの映画を見る前まで「ミュージカルだからあんまりだろ」と思っていましたが、その期待を良い意味で裏切り、大満足させてくれました。
しかも、マジで奥深いです。人間関係における悩みの全てを表現できており、そんな悩みをした経験が無くとも共感し、感情を揺さぶられてしまいます。
私は以前、音楽をテーマにした映画「8 Mile」を見たことがありますが、それとはまた違う雰囲気・題材となっており、なかなか面白かったです。
この映画は主に多様性と病気について音楽に織り交ぜながら物語が進んでいきます。そして物語が進むにつれてフレディの悩みや問題が大きくなっていき、苦しい姿を見せられます。正直これは辛かったです。誰にも理解してもらえず、信じ切っていた人に自分の真実を伝えたら距離を置かれるようになる、私はこれに心を揺さぶられました。画面越しでもフレディの苦悩がじんわりと伝わってきました。
そんな辛い場面もありながら、深く感動させられる場面もありました。
それが家族やバンドの仲間との和解です。フレディは父親から音楽活動を否定されていました。彼は父親から「徳を積み、徳を語り、徳を成す」としつこく言われていました。また、フレディは一時期ハイになってしまい、周りを読むことができず、精神的に暴走していました。そのせいで、バンドやマネージャーとの仲も悪くなってしまった時期もありました。
ですが、そんな悩みを自らの力で乗り越え、家族やバンドと和解し、また頂点まで登ることができたのは本当にすごいし、感動してしまいます。
特に、ライブエイドの出演が決まった時の家族とのシーンはレベルが違いました。フレディは自分勝手に生きているようでしたが、実は父親の「徳を積み、徳を語り、徳を成す」を守っていたのです。そして大成功し、家族と抱擁を交わすシーンはマジで感動以上のものがありませんでした。
また、”多様性”への理解もまだされていなかった1900年代で自分はゲイでバイセクシャルということを他人にカミングアウトするのはメンタル的にとてもキツそうでした。また、彼はそれに加えて当時治療法が無かったHIVにもかかってしまっていて、普通なら誰もが絶望し、未来を諦めてしまうような状況でした。ですが彼は違います。それをなんとか乗り越え、最終的にはHIVなんかをもろともしないマインドセットを手に入れることができていました。そんな彼にはリスペクトしかないです。
あと、とにかくフレディの歌が上手いです。彼は前歯が4本多く、それに伴って口が大きいです。そのため、音域が普通の人より遥かに広いです。その普通の人ならコンプレックスに感じる所を逆に自分の強みに変えるのは本当にすごい。もちろん曲もすごいですが、見た目と歌の上手さのギャップが人気を集めた一つの原因となったと私は考えます。
彼の歌は頭の中に残り続けます。記事を書いている今でも私の頭の中には「ボヘミアン・ラプソディ」(曲の方)が流れ続けています。ロックともオペラとも言えない抽象的な歌声は万人の頭から離れないくらい最高です。
もちろん、声だけでなく音楽の方も最高です。どうやったらあのピアノの旋律が作れるのでしょうか。しかもあれでロックバンドなのだからね。
そして圧巻のライブエイド。あれ実は本物のステージと同じ形、大きさのレプリカを作り、エキストラ900人超を集めて撮影したそうです。また、撮影は役者同士初対面で初演奏だったらしく、死に物狂いで演奏したらしいです。それにしてあの出来栄えはすごい。息を飲む演奏でした。
最後に
そりゃ傑作と言われる訳だ。この映画、本当に面白かったです。どこか派手に仕上げてる訳でもなく、「事実」を「美しく」描いています。
見れて良かったです。このチャンスを逃したら、もう二度と見ることが無かったかもしれませんでした。
神曲だから聴いてくれ↑
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タイトル画像はこれを編集したものです。