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最後のチャンスに挑む。大手鉄道会社に全てを賭けた就職活動の決意(#多浪の就職活動編#15)

こんにちは。実質多浪の社会人ロクです。

実質6浪、24歳で大学に入学。
同年代から6年遅れた26歳からの就職活動…。

『実質6浪から大手内定を掴むまでの26歳新卒の就活サバイバル記』

ハンデを抱えた就活生や逆境に挑むすべての方に、少しでも勇気とヒントを届けたい。そんな想いから記事を書きました。

前回の話はこちら。

大手鉄道会社にエントリー

先日受けた大手私鉄の二次面接で手応えを感じた私は、今度は東日本エリアを管轄する大手鉄道会社の現業職にエントリーすることにしました。

現業職」とは、駅員車掌運転士の職種を指します。

調べてみると、元々鉄道の現業職とは高卒採用がほとんどだったそうですが、2010年の時点では総合職だけでなく、現業職も大卒枠としてかなりの数を採っていると分かりました。

これまで鉄道に全く興味がなかった私は、電車を移動手段としか考えておらず…鉄道会社で働くことをイメージしたことは全くありませんでした。
幼い頃も電車のおもちゃよりもトミカで遊んでいた子供だったと思います。

実質6浪で大学の会計学科に入り、鉄道とはあまり縁のない人生を歩んできました。しかし、鉄道系SIerの最終面接に進んだことをきっかけに、初めて鉄道の仕事に興味を持ち始めました。

思い返すと、私は昔からマイペースで慎重な性格でした。大学で簿記を学んだことでさらに正確さ・慎重さを意識するようになっていました。

自分の性質やこれまでの経験が混ざり合い、長く志望していたIT業界よりも、鉄道会社が求めるものにこそ自分が合致している部分があるのではないかと感じ始めました。

大手鉄道会社の書類選考を追加

鉄道会社にエントリーし、適性検査を受けてから数日。

人事担当者から電話がかかってきました。


なんと今回も書類選考を突破

就職活動を始めてからは、書類選考で落とされるのが当たり前のように感じていましたが、なぜか鉄道会社だけはスムーズに通過し驚きました。

その時点で、大学3年生の3月。

エントリーした企業のほとんどが書類選考で不合格でしたが、鉄道会社だけは通過率が高かったのです。

大学の友人も同じ会社・同じ職種に応募していましたが、書類選考を通過していたのは私だけでした。

一次選考:グループディスカッションを受ける

私が応募したのはいわゆる現業職であり地域職です。

この会社の現業職は、選考の途中で配属エリアが決まるようです。私の配属エリアは一次選考の時点で決まりました。私が住む北関東です。

就職したら住んでいる場所とは別の地域で働く覚悟はしていましたが、この会社に受かれば、自分の住む北関東に密着した仕事ができると分かり、嬉しくなったのを覚えています。この時点でさらに志望度が高まりました。

胸に高まる気持ちを抱きながら一次選考の試験会場へ向かいます。

試験会場には40人~50人近くの学生が集まっていました。

私はこれまでグループディスカッションや面接を数回経験していたため、気持ちは落ち着いていました。

かなりの数の選考に落ち失敗した経験も、この場で役立ったように思います。
何度も失敗を重ねたことは無駄ではなかったのです。

5~6人のグループに分かれて、ディスカッションが始まりました。テーマの本質を読み解き、自分を偽らずに落ち着いて、建設的に進めます。

周りの面接官は終始無言で、緊張感のある雰囲気が漂っていました。発言のたびにメモを取られている様子でしたが、気にせずディスカッションを続けました。

この時も、確かな手ごたえを感じながら会場を後にします。

一次選考を通過

一次選考のグループディスカッションを受けてから数日。

人事担当者から電話がありました。

結果なんと…一次選考を突破…!

予想外に選考が順調に進み、これまでにない経験に驚きました。

人事担当者によれば、次の選考はクレペリン検査健康診断、そして最終面接とのことでした。次が最終選考です。

鉄道業界の選考で行われるクレペリン検査健康診断は、鉄道の現業職に特有の重要な選考ステップです。

クレペリン検査は「作業適性検査」とも呼ばれ、主に注意力や持続力、ストレス耐性を測るための検査。

健康診断は、主に身体的な健康状態が職務に支障を来さないかを確認するために行われます。

これらについてインターネットで念入りに調べ、対策を練ります。

最終選考に向けた準備をする

4月に入り、私は大学4年生になりました。大学の友人たちは次々と内定をもらい始め、すでに就職先を決めて就職活動を終えている友人もいました。

一方、私はこの時点ですでに100社近くにエントリーしており、そのほとんどが選考で落ちていました。

選考が進んでいるのは、この鉄道会社だけです。

おそらく、この鉄道会社の選考が私にとってのラストチャンスになるだろうと考えていました。

これまでの就職活動の失敗や反省を振り返り、今度こそこの1社に全てをかけることを決意しました。

続く。


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