「なんとかなるよ!アスペルガー父の介護生活」第4回
このレポートでは、私自身が以前に経験したアスペルガー症候群であった実父への介護生活について、書き留めていた手記(当時、地元の広報誌に掲載されていたこともあり)を元に、同じような介護の悩みを抱えながら仕事を続けていらっしゃる方へのエールの思いを込めて紹介させて頂きたいと思います。
父が他界してから早10年が立ちます。当時の私は、企画営業職の中間管理職として、また、家庭では児童期の子供3人の子育て真っ最中で多忙な頃でした。実は私は少し複雑な家庭環境の中で孤独と葛藤に満ちた青少年時代を過ごしてきました。さらに父は強度のアスペルガー症候群(当時はそんな知識も無く悩んでいましたが…)を抱え、本当にこの場で簡単に言えないくらい一筋縄ではいかない人間でした…(>_<)。
今となっては、非常にいい経験であったと言えますが、当時は日々トンネルの光が見えず、悩みながら生活していました。
そんな父にもかかわらず、妻が協力してくれたことに感謝しています。
改めて同じような悩みを抱えていらっしゃる方へ、何らかの参考になれば幸いです。明けない夜はありませんので!
(→それでは以下は当時のライブレポートで記載します)
実録体験レポート第4回
介護サービスはどんなものがあるのか?何を利用すればいいのか?
「要介護2」 である私の父は現在、週1回のデイサービス (入浴含む) と週2回ホームヘルパーによる家事支援を受けています。 それとは別に、私の妻が2歳の子供を抱え、毎日訪問し、食 事提供と家事全般の援助を行っています。 現在はとりあえず上記のサービスを受け、日々ギリギリの生活を送っていますが、今後の衰えや状況の変化に対してこの先どうしていったらいいのか?
どうしていくことがベターなのか? こんな思案が頭から離れない日はありません。
介護に関するサービスや施設は沢山あります。私が知っているだけでも、まず施設としては有名な「特別養護老人ホーム」をはじめ、「老人保健施設、グループホーム、軽費老人ホーム 、ケアハウス)、 短期入所施設 (ショートステイ)、最近ではケア付き高齢者専用住宅(マンション) など」といったものもよく目にします。 また、在宅で受ける 「訪問介護サービスを基本に、訪問入浴介護、訪問リハビリ等もあります。(当時よりさらに今はもっとたくさんの形態の施設やサービスがあると思います)
皆さんこれらの違いがわかりますか? 私も曖昧なことばかりです。
「特別養護老人ホームは、申し込んでも何年も待つよ」(現在は基本的には要介護3以上の人が対象)などの話しはよく耳にします。
他にも生活サービスの視点から本当に多種多様なサービスが様々な主体者から提供されています。正直、こんなに色々あっても、どれがどんなもの? どれくらいの費用がかかる? どのような メリット(デメリット)がある? どうやって申し込むの?
一般的には、地域包括支援センター等のケアマネージャーや社会福祉士といった方々に相談するの が一般的なようです。
“介護生活スーパーアドバイザー コーディネーター スペシャリスト" (笑) なんて人がいたら重宝されると思いますが・・・。
今回はこのへんで終わりにいたします。
読んで頂きありがとうございました。
また次回に続きます。