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「人生いろいろ」価値ある出来事を見抜ける方法

 嫌な出来事を好機に変えて人生を好転させる

※今回は、株式会社ダイジョーブ代表:山田 智恵さんの教えです。

ピンチの場面をどう意味づけるかは自分次第

私たちは何か出来事が起きると、瞬間的に感情が生まれ、無意識に思考しています。例えば、上司から雑な指示を出されると、瞬間的にイラッとし、褒められると照れながらも誇らしい気持ちになったりします。
ひとつひとつの出来事に対して、感情をコントロールしたり、じっくりと思考したりしていては、日常生活が進まなくなってしまうので、無意識で瞬時に処理出来る様になっているのでしょう。
 
しかし、この瞬間的な感情や無意識の思考をそのままで終わらせず、意識的に価値や可能性を見つけ出すのが、意味づけスキルなのです。
 
なぜ、この意味づけスキルが大切なのでしょうか?
 
人間は価値・可能性を見つけると、行動が変わるからです。
例えば、ピンチの場面で「終わった……」と思うのか、「成長するチャンスだ」と思うのかで、そのあとの行動は変わります。出来事をどう意味づけるかは、私たちの行動の方向性を決めるコンパスの様な役割を果たしているのです。
そして、行動が変わると、結果が変わります。この繰り返しで人生が変わっていくのです。

意味づけスキルを身につけるポイント

自分に起きる出来事を意味づけるポイントを2つお伝えします。

●ネガティブな感情が生まれる「嫌な出来事」や、見過ごしがちな「些細な出来事」にも価値・可能性が潜んでいる

心がポジティブに大きく動く特別な出来事だけではなく、怒りや悲しみ・自己嫌悪を引き起こす様なネガティブな出来事や、ちょっとした気づきや、小さな嬉しい出来事にも着目してみてください。
私は、嫌な出来事を「スパイシーチャンス」ささやかに見える出来事を「藁しべチャンス」と名づけています。これらは、価値がない出来事として素通りしてしまいがちですが、意味づけるスキルを身につける事で、チャンスに変えられる様になって行きます。

●出来事から「気づき」「学び」「決意」「良かった事」「予感」のどれかを探す

出来事から、「気づき」「学び」「決意」「良かった事」「予感」の内、どれかひとつを見つけ出し、意味づけます。それが、あなたがその出来事から得た価値です。

例えば、家族と夜ご飯を楽しく食べられて(出来事)、幸せな時間を過ごせた(良かった事)とします。この良かった事が、あなたが出来事から得られたモノになります。
例えば、会社の同僚から期末のフィードバックで「伝達の仕方が雑」というネガティブなフィードバックを受けて(出来事)、少し落ち込んだモノの、新しい事を学ぶ機会だと決めた(決意)とします。この決意が、あなたが出来事から得たモノになるのです。
「自分はその出来事からいったい何を得たのか?」を考える事で、出来事に含まれる価値・可能性を見つけ出す力がついて行きます。

情報量が多いほど意思決定が出来なくなる

●選択肢を「絞る」スキル

絞るスキルは、日々起きる沢山の出来事から、何が自分にとって大切なのか、自分の優先順位を見つけ出すモノです。
なぜ、この絞るスキルが大切なのでしょうか?
情報量が多いほど、人間は迷い、意思決定が出来なくなるからです。
品揃えが多いほど、「買う」という意思決定が出来なくなる「ジャムの法則」というモノがあります。スーパーで、6種類のジャムを置いた場合と、24種類のジャムを置いた場合と、どちらが多く試食後に購入されたのか実験したところ、種類が少ない6種類の方がなんと10倍も購買者が多かったのです。
つまり、選択肢が多いと、人は迷って逆に選べなくなってしまいます。
私たちは、膨大な情報量の中で迷う事が多い時代に生きています。これは人類がはじめて直面している環境です。
例えば、健康情報ひとつとっても、朝食は食べない方がいい、いや食べた方がいい。炭水化物は食べない方がいい、いや食べた方がいい。という様に情報は氾濫しています。

あなたも「いったい何が正しいの⁉」と思った事があるのではないでしょうか?
情報だけではありません。生き方の選択肢も増えました。何の仕事をするのか、結婚するのかしないのか、賃貸か持ち家か、リモートか出勤か……。これだけ選択肢があると、選ぶだけでも大変ですよね。
情報量が多く迷い易い今の時代は、あえて絞る事で決め易くする事が大切です。

毎週の振り返りで、絞るトレーニングをして行きましょう
自分にとって大切なモノは何か?このシンプルな問いを毎週自分に問い続ける事で、自分の優先順位が浮き彫りになって大きな決断が出来る様になって行きます。
絞るスキルを高めるメリットはもうひとつあります。
自分の優先順位がわかると、関心のアンテナが立ちます。そうすると、関連する情報が集まり、瞬時に反応する事が出来る様になります。
「赤い車を買ったら、急に街中で赤い車が目につく様になった」「自分に子どもが生まれたら、他人の子どもに目がいって、世の中に子どもが増えたのかと錯覚してしまう」。これは、RAS効果と呼ばれるモノです。関心のアンテナが立つと情報に敏感になって、より目に入りやすくなるのです。

点と点が繋がって思いもよらぬ未来にたどり着く

●出来事を「繋げる」スキル

繋げるスキルは、自分に起きる出来事が、次にどう繋がっていくのか、関連性を見つけ出すモノです。
自分に起きる出来事は、次の出来事へ繋がって行きます。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの有名なスピーチの中で語られた「コネクティング・ザ・ドッツ」という言葉があります。これは、「人生は点と点が繋がる様に出来事が繋がって、思いもよらぬ未来にたどり着く」という話でした。

目指す方向が明確になると、モチベーションが高まり易くなります。

でも、私たちはどの出来事がどう繋がっているのか知らずに生きています。
実際に出来事をノートに記録する習慣をつけ、振り返ってもらうとわかるのですが、出来事は、1本の線で綺麗に繋がっている訳ではありません。意外な繋がりがあったり、複数の繋がりが交わったりと、ごちゃごちゃに絡み合いながら繋がっています。記録なしには、何がどう繋がったかを見ていく事は不可能でしょう。
だから、ノートに記録して、自分の目で繋がりを確かめて行きます。
繋がりを見る事で得られるメリットがあります。

「藁しべ長者」が教えてくれる繋がりの大切さ

日本の昔話「藁しべ長者」が、繋がりの大切さを教えてくれる話なので、この話を基にお伝えしたいと思います。
主人公が観音様に「幸福を授けてください」とお願いする事から、藁しべ長者の物語はスタートします。
するとお堂の中から観音様が出てきて「このお堂を出て最初に拾ったモノを大切にしなさい」と告げられます。主人公がお堂を出て最初に拾ったのは、1本の藁でした。この1本の藁がきっかけとなって、旅の途中でみかんに交換してもらい、みかんは反物になり、反物はケガをした馬になり、最後は馬がお屋敷になります。
これは、藁やお屋敷というメタファーを使って、細やかな出来事がきっかけとなって、思わぬ未来へと繋がっていく事があるという事を教えてくれる話だと解釈しています。では、実際に起きた繋がりを見ていく事で、どの様ないい事があるのでしょうか。
 
●価値のある出来事を見抜く「目利き力」がつく
「藁しべ長者」の主人公の旅のはじまりは、「1本の藁を拾う」事でした。道端に落ちている1本の藁なんて、ゴミみたいなモノです。拾ったときには、「ただの藁」にしか見えなくて当然でしょう。でも、最後にお屋敷まで繋がると、1本の藁が、最初に大事なきっかけを作ってくれていたのだという事がわかり、「あれは、ただの藁ではなく、黄金の藁だったのか!」と見方が変わります。繋がった先を見る事で、「1本の藁」に潜んでいた価値がはじめて見えてくるのです。

ノートの振り返りで細かい繋がりが見えてくる

ノートの振り返りでは、出来事がどう繋がったかを追いかけて行きます。それにより、以前は見えていなかった、出来事に潜んでいた価値・可能性を自分で学習し、目利き力を鍛えて行きます。価値には、経済的な価値だけでなく、人との出会いという価値、新たな学びを得た価値、自分の可能性が開花したという価値など、様々なものがあります。
ノートの中で繋がりを見つけ、目利き力を鍛えて行きましょう。
 
●細かい繋がりが見えて感謝の気持ちがあふれる
「藁しべ長者」の主人公の様に、なんて事ない些細な出来事が、その後繋がって、自分の人生を大きく変えていっているという事は、実際に私たちの人生にも起きています。当たり前ですが、ノートを書いていなくても、起きています。でも、多くの人は「お屋敷をくれた」といったインパクトが大きい出来事は記憶に残っていても、最初のきっかけが「1本の藁」だった事や、その藁をみかんに換えてくれた人がいた事を忘れてしまいます。いつしか、自分の努力や苦労だけが記憶に残って、すべて自分のおかげだと思ってしまう事もあるでしょう。                      以上



今回の記事は、自分が普段何気ない考え・判断・行動を大いに反省する良い機会になりました。言われてみれば「その通り」という経験・体験を皆さんも思い当たる節があると思います。今の自分や置かれている環境、経済的・人と人との関係性等、自分が関わった事全てが繋がり今現時点の自分や人・モノ・金があるのだと気づきますよね。私達、人間はAIやPCの様に「記憶」する事は、意識して工夫しないと過去の事は、殆ど忘れてしまいますよね?私は、今の自分の置かれている環境を「ありがたい」か?「もっと改善したい」か?「このままで良い」か?を考えると自分の是迄の考え・行動が今に至っているので「お金がない」とか「もっとおいしいモノが食べたい」とか願望ばかりで具体的に行動して来たのか?猛省する事ばかりです。
 前回から「ふ~ん」と感じた記事を投稿しておりますが、自分にとっての最優先順位は何か?を全く意識して考えずに行動して来てしまったと思います。
 今のスタンスは、「ムリしない」「お金がない」「働けない」。自分の状況ばかりで「では?どうしたら最心と躰に良くて、現状から少しでも良い方向に向かえるのか?」の考えが欠落していると思います。
 「千里の道も一歩から」を実践する毎日にして、日々、自己観照・自己改善で変化が起こせる様なきがしております。優先順位つけを見直し、ひとつひとつ“カイゼン”・実行したら来月は、どうなるのか?を記して行こうと決心致しました。
 前回の記事に、noteに投稿している事は、新しい事とお伝えしましたが、本当の自分にとっての優先順位づけなくして「だらだら」投稿していても精々、タイピングのスピードが少し上がった位で近々の課題に取り組んでいない・取り組む意識が無かったのです。noteに投稿を始めてから、確かに多くの“学び・気づき・能力不足”等々を改めて思い知りました。今の所、毎日1稿をココに投稿すると決めて実行しております。
 未だ未だな投稿内容で皆さまからの了承は、得られていないとヒシヒシと感じておりますが、これは、私のマスターベーションでしかなかったのです。皆さまに「本当にお役に立つ事をやらないと何も変わらない」わかりました。私も半世紀以上生きて来ました。今後は、皆さまに寄添い・皆さまの悩み・課題解決をして行きたいと考えております。
 
今回の記事を読んで「自分なりの優先順位・優先事項を暗黙知から形式知にして成長を続け」+前回の「諦めずやり抜く事」を実践し、新しい事、環境も自分に取り入れて成長を止めない事なんだと再認識させられました。                                     以上
 
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。        「W」より

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