Microsoft Designerで切り絵
こんにちは。今回はMicrosoft Designer(≒ DALLE3)で切り絵を生成します。生成AIで切り絵を作ることは良くあることだと思います。作風・画風が被らないためにも、できるだけ唯一無二の作品になるよう工夫したいところですね。
和服の若い女性
まず、基本のプロンプトです。切り絵なの?イラストなの?という話になりますよね。もちろん切り絵なのですが、「イラスト」を指定せずに生成すると、切り絵をしている女性の写真が生成されてしまうので、あえてこうしています。
ごくシンプルな切り絵が生成されました。これはこれで良いのですが、より面白い切り絵を追求すべく、プロンプトに手を加えいきましょう。
少し複雑になりました。ただ残念なことに、鼻や口が切り絵として描かれていないのです。
次にアニメイラストに寄せてみましょう。表情はアニメのようになりましたね。その分、顔は切り絵で構成されておらず、まんまアニメイラストです。本物の切り絵を作成しているのではありませんから、これはこれと割り切りましょう。
ジョアン・ミロのスタイル
さて次に画家のスタイルを取り込むことにします。ここでは、ジャクソン・ポロックに近い抽象画を描く「ジョアン・ミロ」を指定してみます。ジョアン・ミロの抽象画が色彩豊かでとても綺麗です。ですが、はっきりと人物画と分かるよう絵は残していません。
しかしDALLE3にかかると、ジョアン・ミロ自身が決して描いたことのないような絵を生成してくれるのです!一旦プロンプトから「切り絵」を除外して生成してみましょう。
このように生成された絵を切り絵に変換していきます。抽象化された切り絵になり、決して可愛いとは言えない絵柄ですが、ジョアン・ミロ特有の色使いが反映されていて綺麗ですね。
今度はアニメイラストに寄せてみましょう。抽象化されつつも、少しだけ顔の表情が和らぎましたね。
ジャクソン・ポロックのスタイル
ジョアン・ミロを指定した切り絵も良いのですが、もう少し抽象的なパーツが絡み合ったものにしてみたいので、以前に紹介したジャクソン・ポロックを指定してみます。
「ジャクソン・ポロックのスタイル」が「切り絵」に勝ってしまい、切り絵として生成されない確率が高いので、「複雑な切り絵」をプロンプトの先頭に配置し、「ロングツインテール」を追加してみたのがこちら。
首や腕の地肌の部分も切り絵風になるよう、さらに追い込んでみました。
異質なものの組み合わせは、意外な効果を発揮することがあります。
面白いですね。
ではまた。