【ADHD生存戦略】私は本当はもっとできる！そんな気持ちは捨てろ！

　今日も必死に生きています。

　タイトルは説教臭いですが、今日は、ポジティブに諦める、ということの利便性について語ります。
　ADHD・ASDはできることが極端に凸凹していると言われます。この特性の難しいところは、能力の凸のてっぺん部分にフォーカスがあたり、みんなは期待してしまうし、何より自分も期待してしまうということ。これが私にとってはまさに絶★望でした。

イメージで言うと、

「資料作成がここまで出来るのに、なんで朝起きれないの？」
「あんなにうまくプレゼンできるのに、なんでそんなに会話のキャッチボールが出来ないの？」

みたいな、違和感、異質感を常に周りの人に常に与えてしまうのです(隠そうとしてももろにバレます。)。

　自分でも、なぜそれが出来ないのか、全くわからないし、場合によっては、なぜそれが出来なければならないのかも理解できないという体たらくです。ある種★逆ギレ★にも見えるでしょう。
　
　そしてこの他者及び自身に対する違和感は時に破滅をもたらすことがあります。

　自分は間違ってない。もっと評価されていいはず、もっと本当はできるはず。

みたいな妄想が始まります。友人がいない場合、この症状は悪化します。そして、大体ひどい目にあいます。

・買い物依存症で破産だとか
　(満たされない気持ちを埋めようとする)
・パワハラ、セクハラ、ブラック企業にひたすら耐え続けるだとか
　(もっと仕事で評価してもらえるかもと思う)
・マルチ商法や一般的でない宗教にハマり数少ない友人をバッサリ失うだとか
　 (自分をひたすら評価してくれる人がいる環境に身を置く)

　大体、自分はもっと評価されるべきだ、みたいな甘い考えから来ます。
　私の場合、就職してすぐ先の状態に陥りました。結果として、パワハラセクハラにあっても、むしろ、期待の裏返しなんだわ！と思うような謎の楽観視で苦しみ続けました。非常に無駄な時間でした。

　今、私はすべてをある程度諦めています。できることだけがんばって、昨日の自分より成長していれば良い。

この諦めがめちゃくちゃ楽に繋がりました。

・パワハラされそうになったらキレてもいいんです。
・お金の面で成功しなくてもいい。自分が苦しくない楽しい気持ちで過ごせるだけ(少なくともプライベートは)、最低限稼げたらいい。
・子供を生んだほうがいいだとか、結婚したほうがいいだとか、人が色々言ってきても気にしなくていい。だってその人は私の人生の責任を負ってはくれないから。そんな期待なんだかアドバイスなんだかを聞かなくていい。

　全てを諦めると、何故か仕事もプライベートもうまく回るようになりました。
(あ、これは私の人生にとって全く重要ではないわ)と思うことは、大体人の言う通り、まさに適当にやるようになったからです。
　休日、だらだらインド映画見て、感化されて一人で踊ってみるみたいな些細なことが、自分の中で輝いてきました。
　他人が変だと思うようなことでも、人に迷惑をかけずに自分が幸せなら、それは心底幸せなんだと思いました。
　
　全てを諦めて適当にしましょう。