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【ADHD生存戦略】折れない傘は買うな

【ADHD生存戦略2】折りたたみ傘を鞄に入れ続ける。


 私は10代のころ、雨の日に傘がないことにひたすらに困っていました。
 なぜなら朝天気予報を見て傘を鞄に入れる、なんて行動をする余裕がなかったからです。自律神経系に問題があったのか、底知れない眠気に襲われて起きることが困難でした。こう、枕元に熊が立っていて、起きようとすると殴って気絶させてくるような…そんな感覚でした。
 また、手に長傘を持つこともかなり厳しかったです。まず、手元にないと、それはもう無いも同然のものと認識する脳みそなのです。簡単に言うと、電車の取っ手に軽くかけたり、飲食店でお茶をするときに机に立てかけたりすると、もう100%目の前から消えてしまいます。何回傘を忘れたか分かりません。傘を買ったその日に帰り道で無くして、親から怒られ涙をこぼしたこともあります。

 社会人になって、ちょっといい折り畳み傘を買って、格段にQOLが上がりました。解決策は単純なものでした。折り畳み傘をとにかくリュックに入れっぱなしにするのです。天気予報も考える必要がなくなったことで、心が楽になりました。
まずは、傘を鞄に。

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