「生き方」のコンパス Vol.124
ほめるということ。
みなさん、こんにちは!ペーパーカウンセラーよしゆきです。
今回は、ほめるということについてのお話となります。
私は意識して、人の長所や良い言動を見つけては可能な限り、ほめることを実践しています。
できている日もあれば、そうでない日もありますが、ほめることができた日は、相手も私もポジティブな感情に包まれます。
しかしアドラー心理学では、ほめるということを推奨していません。
一方、世界的名著「人を動かす」の著者、デール・カーネギーさんは、ほめることを同書の中で何度も勧めています。
さて?どちらが正しいのでしょうか?
あのね、ほめるっていうこと。
一般的には、ほめられると嬉しいよね。
ただ、日本人はほめられ慣れていないせいか、嬉しさよりも恥ずかしさの方が上回ることもあるのかな。
ではアドラー心理学で、ほめることを勧めていないのはなぜなんだろうね。
アドラーさんが言うには、下記の2点を懸念しているのかな。
①ほめる側とほめられる側で上下関係ができてしまう。
新入社員が上司を「よくできましたね」とほめても、嬉しくないというようなもの。
②弊害として、ほめられるために何かをやる、あるいは、ほめられないと何かをやらない。
アドラーさんは、ほめる代わりに「助かったよ、ありがとう」という言葉に置き換えることを推奨しているの。勇気づけに結びつけることを言っているのかな。
ここで言う「勇気づけ」とは、「困難を乗り越えようとする意欲を与える」ようなことなの。
そうしたことを考えた時、上記の①と②は、勇気づけにはつながらないのかな。
だったらね。
ほめる時にね、結果に対してではなくて、そのプロセスをほめるとどうなのかな。
例えば、「あなたがこんな成果を出せたのは、日頃から〇〇に真剣に取り組んでいたからだよね。私も見習おう!」って感じなのかな。
それからね、ほめるっていうことなんだけど、大前提は「相手が嬉しくなる」ってことなんじゃないのかな。
アドラー心理学で懸念されている、①や②は、相手が嬉しくなることから外れているのかもしれないよね。
こんなことを考えた時にね。
ほめるっていうことは、勇気づけにつながる「ほめる」だったらいいの。
どんどんやっていいの。
私もね、人をほめる回数が増えることと比例するように、自分の幸福度も上がって行ってるのかな。
誰かに対して「いいな」と思ったこと。
心で思っているだけじゃなくて、言葉に乗せて相手に伝えてごらん。
きっと相手も、あなたも幸せな気持ちになれるから。
そんな小さな積み重ねを続けている人は、ずぅ~っと幸せが続いていくんだよなぁ。
あなたも、やってみる?
今回は、ほめるということについてのお話でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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