723.人ってね、愛すれば、愛するほど、重くなって、息がつまって離れていく気がする。
The more you love people, the more you love them, the heavier they become, and they suffocate and go away~
【お馬鹿なcoucouさんの逆さま論⑫】
どのくらい前のことなの？
how long ago
あれだけ、
Only that over there,
こんなにも、愛したはずなのに、
I should have loved you so much,
あれだけ、愛し合ったのに、
Even though we loved each other that much,
いつのまにか、誰もいなくなった。
Before I knew it, no one was there.
どれくらい経ったの？
how long has it been
あれだけ、
Only that over there,
こんなにも、愛してくれたのに、
Even though you loved me so much,
あれだけ、愛し合ったのに、
Even though we loved each other that much,
いつのまにか、みんな離れて行った。
At some point, everyone left.
どのくらい過ぎたの？
how long has it been?
あれだけ、
Only that over there,
こんなにも、忘れようとしたのに、
I tried so hard to forget,
今でも、忘れることなんてできない。
Even now, I can't forget.
二人だけで、見た映画、
The movie we watched, just the two of us,
二人だけで、見た夕焼け、
Only the two of us saw the sunset,
二人だけで食べた、アイスクリーム。
The ice cream we ate alone.
二人だけの夜の海。
The sea at night with just the two of us.
いつのまにか、
Before I knew it,
すべてが通り去る。
everything passes by.
でも、
but,
二人で見た夢は、まだ冷めていない。
The dream we had together hasn't cooled down yet.
通り過ぎて行った人たちは、
Those who passed by
口を揃えて同じことをいう。
They all say the same thing.
あなたは、重い、
you are heavy
重すぎる、ってね。
Too heavy.
でも、
but,
愛って、重いものじゃあないの？
Isn't love a heavy thing?
重くてもいいんじゃあないの？
Isn't it okay to be heavy?
だけど、みんなその愛の重さを嫌う。
But everyone hates the weight of that love.
そして、coucouさんの愛って、
And coucou's love,
この時から、逆さまになって、
From this moment on, upside down,
重くなくなっていった…。
It's getting heavier...
恋は、盲目というけれど、
Love is blind, but
愛は、盲目じゃあいけないんだね。
Love must be blind
Ⓒお馬鹿なcoucouさんの逆さま論・恋愛編
Ⓒ Stupid coucou's upside-down theory/love edition
coucouさんです～
みなさん、ごきげんよう～
ねえ、みんな～
みんなは、人に愛されたことはある？
誰だって、一度や、二度、たくさん愛された人もいるよね。
どうだった？
嬉しかった？
幸せだった？
でも、
愛されないことも辛いよね、何よりも、寂しい。
だから、誰もが、愛されたいって願うんだね。
だけど、coucouさんは違うんだ～
愛されすぎて、壊れちゃったんだ。
お馬鹿な話だよ～
親ってね、五体満足で元気ならそれで良し。
みんな同じだよね。
でもね、coucouさんの場合は、生れたときから、病気、病気の繰り返し。
父や母にしてみれば、何度も何度も、我が子の死の淵を見続けて来たんだろうね。
するとね、子どもが元気になっても、また、同じ思いをするんじゃあないかと、自動的のトラウマに陥るんだ。
だから、当然、子どもにも辛い思いをさせたくないけれど、自分たちも苦しみたくない、悲しい思いなんて、もう、たくさん…。
当たり前だよね、誰でもね。
すると、普通の子と違い、異常に気にするようになる。子どもたちの成長は、もちろん、何もかも知りたくなって、把握したくなる。
心配だもんね。
だけど、そこから始まる「歪で異常な愛」が生まれ育つ。
不憫であればあるほど、愛情が強くなるんだ。
でもね、coucouさんは重苦しくなって、息苦しくなっていった。それは、両親の愛が強すぎたからね。毎日、愛されるという地獄と苦痛。愛されない人から言えば、とても贅沢な我儘だと思うだろうね。
でも、心が重く、苦しいんだ…。
coucouさんはたとえ息がつまっていても我慢を繰り返した子ども時代。もしかすると、愛のない虐待があるけれど、愛のある虐待もあるように思えた。
だって、愛されるのがこんなにも苦しいんだもの。
もしかすると、この時からcoucouさんって、
壊れてしまったのかも知れない。
そしてね、その愛から逃げ出そうとした。
そう、中学さえ卒業すれば自由になれると信じていた。そう、解放の道を考え続けていたんだ。だから、高校2年生くらいから親友のアパートに泊まり込み、高校を卒業と同時に居候していたアパートを友人と二人で借りて独立した…。そう、このときから解放されたんだ。
なんと幸せな時なんだろう？
今でもあの時の喜びは鮮明に覚えている。
そして、憧れの高校生～
恋もし放題、時間も門限などない、無制限。毎晩、友達たちと固まりながら話に夢中～もちろん、好きな女の子の話ばかり、飽きもせずにね。
そして、仲間たちには次々と彼女ができて、終いにはcoucouさんの借りている6畳一間の部屋に、なんと毎日10人くらいが住み着いてきた。
やがて、coucouさんの自由とプライバシーがなくなる。
そして、ある友人が、coucouさんにいう…。
「coucou、お前はどうして彼女と長続きしないんだ…」
「…、つまんない、って言われるんだ…」
「coucou、お前はな真面目過ぎるんだよ、下手だなあ…」とみんなが大笑い。そして、一緒にいたcoucouさんの親友の彼女が助言してくれた…。
「ねえ、coucoｕさん、あなたは重すぎるのよ～」
「…え～」
「重すぎる人って、嫌われるのよ～」
あれ～
考えて見たら、いつのまにか、自分の両親と同じ、愛しすぎ～
愛しすぎると重くなる、相手は息がつまる。何もかも、知りたい、離したくない、離れたくないが独占欲となって、愛した人の自由を奪っていた…。
父や母の愛が、やっとわかった気がした…。
そう、愛されれば、愛されるほど、愛って重くのしかかるんだ。
これって、coucouさんだけの病なのかなあ～
こんな変人でも結婚できたcoucouさんは、今、愛が足りない、って言われている…。子どもたちには、重いと言われる～
また、逆さまに戻らきゃあ～
人ってね、愛すれば、愛するほど、重くなって、息がつまって離れていくThe more you love people, the more you love them, the heavier they become, and they suffocate and go away~
みんな～
今日はね、お馬鹿なoucouさんの逆さま恋愛論～
こんな、変なcoucouさんにならないでね～
うん、みんなは、なるわけないよね～
今のcoucouさんはね、重いよ、きっとね。
では、またあした～
愛はね、重くていいんだよね…、嫌われるけれどね…。
文字数4,059文字
To Love Somebody (Bee Gees); by Shut Up & Kiss Me!
※後半に、Ⓒひとえさんコラボ作品～【ちょっぴり悲しい癒しの童話】聞いてくださいね～
coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ、みてね～
coucouさんのお気に入りnoteの素敵なクリエイターさんたち～
coucouさんのホームページだよ～みんな、みてね～
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