462.「何がおかしい?なんで笑っているんだ?おまえ、俺を馬鹿にしているのか…」と言いがかる。
(23)人生を好転させる方法
how to turn your life around㊷
1.笑って、笑ってすませる
※461.の続き
そう、coucouさんはね、毎日のように相手の会社に出向き、会社の資産や決算書などを見ながら助言し続けたんだ。
最後の問題は、
相手の決意だ!
coucouさんにどこまで任せるの?
coucouさんをどこまで信用するの?
すべてはそこにある最後のぎりぎりの決断だった気がする。
会社を倒産させるか?
会社を存続させるか?
会社を誰かに譲るか?
それとも会社も、個人も自己破産して終了させるのか?
もちろん、そこの社長は弁護士のところに自己破産の相談にも出向いていた。さらに、coucouさん以外の友人などにも相談し続けていたという。
今思えば、私を信じ切れなかったのだろうね?
「親切は詐欺になる」という父の教えが頭に浮かんだ…。
そう、他人のことを真剣に命がけで助けようなんて奴は世の中にいない。
それは当たり前。
coucouさんって、異常者そのものなんだもの。
ただ、当時のcoucouさんはその社長を信じていたし、尊敬もしていたんだ…。
そして、最終的に会社のМ&Aという売却という結論を迎えることとなった。自己破産の道も、倒産の道も、継続の道も活かしながらの同時進行だったんだ。負債額の約4億円で買い取る相手先が見つかったことで流れはさらに変わった…。
coucouさんはね、どんな方法だって、やり直しがきく道であればいい、何もそれ以上の要求も希望もなかった。ぎりぎりの決断だったが結果は上手くいった…。
coucouさんはおそらく、
その社長と同じくらいか、
それ以上の眠れない日々が続いていたんだよ。
だって、最終決断はcoucouさんがが約4億の会社の負債を引き継いで闘うからさ。
でも、最悪の最悪の選択をせずに、すべてが無事に終了となった…。
だけど、それからその社長との連絡も途絶え初め、会うこともなくなった…。
そう、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」んだ。
それが現実だもんね。
coucouさんは数か月後、ある女性が間に入りその社長に忠告した。
それはcoucouさんに対して失礼でないのか、という忠告だった。
coucouさんは、もう自分の中ですべて消化(納得)していたので、会う必要もないと考えていたんだよ。(前号の461参照)
そう、人間なんて、そんなものだし、何も求める必要はないし。
でもね、その女性に言われて来るなんて、もっと失礼だよね。だって、言われなければ会いに来ないのだもの。
会ったからどうなるの?
自分の意志でなくて、人から言われて会いに来る。
挨拶したい、お詫びしたいという。
coucouさんはもう完結しているからね。
それに、そんなもの、求めていない…。
coucouさんはその仲介してくれた女性のために、しぶしぶと会うことにしたんだ…。
(本当に嫌で、朝から気が重い…)
彼は盛んに言い訳と、自分の事情と自分の都合ばかり話し続けた。
coucouさんが、話すことをあの時のようにノートにメモ書きして真剣さを装う。
なんと哀しいとどめなのだろう…。
なんと酷い結末なのだろう…。
coucouさんて、こんな人に人生を預けようとしたの?
oucouさんはね、思わず笑ったんだ…。
彼の話、一つひとつに対してただ笑った…。
そしてね、coucouさんの馬鹿さ加減に対しても笑っていたんだよ。
彼には、このcoucouさんの笑いの意味などわからないよね、きっと。
永遠にね。
coucouさんはね、このときから物事を笑ってすますようになったんだ。
どんな嫌なことでも、笑ってすませば、嫌な想い出として引きずることはない。(あれ、和田アキ子の「笑って許して」って歌が聞こえた…)
なによりも、笑うことで、面白くも楽しくもなる。
最近、人に怒られても笑ってすませるようにしている。
そして、彼とは、笑ってお別れした…。
あれから2年、何の連絡もない…。
coucouさんは、お腹を抱えて笑ってみた。
ああ、なんと気持ちの良い笑いなんだろうね。
2.笑っても、すまないの?
先日、電車の中で絡まれた。
coucouさんはね、呆れて、笑った。
それがどうしても気に入らないんだね。
「何がおかしい?なんで笑っているんだ?おまえ、俺を馬鹿にしているのか…」と言いがかる。
彼はどうやら、酒臭い…。
周りを見渡したら、みんな嫌な顔をしているのがよくわかる。
coucouさんは電車の中でみんなのnoteを読んでいた最中だったから、拘るのも面倒くさい。(みんなの素敵なnoteを読むじゃまをしないでほしい)
どうも騒がしいと思っていたら、他の乗客にも絡んでいたようだ。
60歳ぐらいの女性に何かを言い続けている。
周りは、みんなスマホに目を向けていて下を見ている。
まあ、coucouさんもスマホを見ていたから、人のことなんて言えないけれど、これだけ煩ければスマホだって見れない気がするけどね。
でも、誰も止めない…。
まあ、当たり前だよね。
誰だってそんなことにかかわり会いたくないものね。
でも、誰が見ても、その女性は困っている。
だから、coucouさんは注意してあげたんだよ。
「おじさん、静かにして、周りの人も迷惑しているよ~」と、笑いながら、いや微笑みながら優しく言ったんだよ。
すると、「お前は、何を笑っているのか?俺を馬鹿にしているのか?」といったから、もう一度、微笑みながら「そうだよ~」って言ったのさ。
当然、相手はさらに切れたようだ。すると、
「この中で、迷惑だと言う奴はいるのか?いたら返事をしてみろ!」と大声を張り上げた。
「ほら、迷惑だと思う奴なんて誰もいねえじゃあねえか~」
coucouさんは、またまた笑ってしまった…。
いや、微笑んでしまった。
だって、まだ、みんな下を向きっぱなしなんだもの。
ああ~人間なんて、そんなもの。
coucouさんはね、腰痛持ちで、とても面倒くさいんだけれど、
「喧嘩したい!coucouさんは強いよ!勝てるの?」、
とさらに大笑いして答えた。
「……」
彼は、思わず黙り込んだ。
「おじさん、次で降りる?」
「…」
「ああ、降りる、降りりゃあいいんだろ…と捨てセリフを残して降りた。
すると、今まで下を向いていた乗客たちはみんな顔をあげた。
おいおい、もっと、早く顔をあげなよ~
そんなもんだよね。
coucouさんはね、笑いっぱなしの一日となった。
そんなもの、そんなものだよね~
coucouさんが電車を降りるとき、あの絡まれていた女性が、軽く会釈をしてくれて、笑顔で見送ってくれた。
もちろん、coucouさんも笑顔で会釈した。
3.許されない笑顔
最近、coucouさんはどこでも笑っている。
傍から見れば少しおかしいのかな~
(少しばかり病んでいるのかも…)
先日、印刷を頼みに印刷屋さんに顔を出した。
対応は社長の奥様。家族で印刷屋さんを始めている。
coucouさんは品物が運ばれるまで、そこでいろんな印刷物や印刷機などを眺めていた。coucouさんは匂いフェチなのかもしれないけど、紙の匂いとか、印刷のインクの匂いが好き。本だって新刊の匂いっていいなあ、と思う。
coucouさんは、ここに鏡がないのでどんな顔をしているのか、どんな姿だったかはわからないけれど、ニコニコしていたようだ。
すると、印刷物を出してきた奥様がcoucouさんに怒ったように話しかけた。
「coucouさんて、いつもニコニコしているのね…」
ふと、一瞬だけれど何を言われているのかわからなかったけれど、その奥様の眉間にはしわが寄っていて、声が大きく怒鳴っているように聞こえた…。
そこへ、その印刷所の社長である旦那さんが、笑顔でcoucouさんを出迎えた。すると、奥様は、「何が、そんなにおかしいの?」と社長を怒鳴った。
奥様にしてみれば、coucouさんと社長が笑顔でいることが許せなかったんだろうね。
よくいう、疳の虫が収まらない、ということかな。
coucouさんと社長は笑顔で挨拶してその印刷物を引き取った。
う~ん~
笑顔ってね人を傷つける場合もあるんだね…。
相変わらず、coucouさんはへらへらと生きている。
coucouさんでした~
ここまでおつきあい~
うれしきかな~
笑って、笑って、笑って生きようぜ~
笑顔は幸せを呼んでくれる~
素敵な笑顔の一日をお過ごしくださいね~
Have A Good Time
coucouさんのホームページ~みてね~
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