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454.人ってね、物事を善か悪か、好きか嫌いか、面白いか、つまらないか、で決定してしまうんだね。

(15)人生を好転させる方法
how to turn your life around⑮

1. ご縁って天命なの?


ご縁って何だろうね、これも天から与えられている天命なの?
毎日の日々の生活や仕事において、身近な天命って、家族であり兄弟姉妹であり、周りの友人たち、何かしら拘わり合いのある人たちだよね。
(これって、縁だよね)
 
それも私たちの身近な天命と考えたら、それこそが天から与えられた「ご縁」と呼べるかもしれないね。
 
そしてね、人はその縁によって結ばれ、その縁によって離れ、離合集散を繰り返すのだもの。縁がなければ自然にその人は離れていくもんだよね。
 
天台宗によると、「縁」という言葉は「縁起の法」「十二因縁」などといい、お釈迦様が悟りを開かれて最初に弟子たちにお説きになった根本教理の一つ、悟りの内容そのものだという。

「この世の現象は原因や条件が相互に関係しあって生まれ出た結果であって、すべては縁によって成り立っているのだ」という。

ふ~ん~

©NPО japan copyright association Hiroaki



縁には、「由縁」「無縁」「縁故」「血縁」「外縁」「今日は縁起が悪い」「良いご縁がありますように」「悪縁を切れますように」など、日常的に使われている言葉だよね。

これらは「縁」って、良いものと悪いものがある、または原因と結果とつなぎ合わせる接着剤のようなもの、とみることができる。
 
だから、「縁が無かったから諦めよう」とか、「良いご縁に恵まれた」とか「ご縁を頂きたい」と一般的に使われているようだね。
でもね、単純にそれだけが縁なのかといえばそれだけではない気がするんだ。
 
「縁とは、ある事柄に私が遇うという縁があった、または遇わないという縁があった。ある現象と離れられない縁があった。自分にとって良いと思われる現象が生じる縁がなかった、という風に考えなおしてみてはいかがでしょう。「良い縁悪い縁」とか「縁が有る無い」ということではなく、私を包む全ての事柄も、一見無関係な現象も、私という存在も「縁」そのものと理解するのです。そうすれば「良い悪い」や「有る無し」は無意味であるとわかりますし、そもそもその区別すら無いと知ることができます。」
                    延暦寺一山 恵光院 小鴨 覚俊

©NPО japan copyright association Hiroaki

ふ~ん~
そうなんだ~

このように、「縁があるとか、ない」が縁ではなくて、すべての事象が縁に包まれていることがわかる気がした。じゃあ、縁という言葉はないのかというと、あるわけだから、縁の言葉の使い方にあるんじゃあないのかな?

では、もう一度~
 
「様々なご縁によって私は今ここに生かされている」と知ったうえで「良いご縁を結ばせてください」と祈るならば、それは清らかな心をもたらす最も近い方法なのです。
                    延暦寺一山 恵光院 小鴨 覚俊


そう~

まさに、縁も天命といえる気がする。
天から与えられ、自らが望んで選んだ事柄が天命と呼べるものなんだね。

©NPО japan copyright association Hiroaki


2.  二元論を捨てる


私たちってね、どうしても物事のすべてを二つに分けて考えてしまう。
 
その二つはね、物事を善か悪か、好きか嫌いか、面白いか、つまらないか、で決定してしまうんだ。

それを二元論と考える。
 
また、この二元論には落とし穴があって、すべての物事を「自分の勝手な都合によって決定」してしまっていることなんだよ。
 
その場合はね、大切な判断、重要な判断をしなければならないとき、この二元論は感情に偏りすぎ冷静な判断力を失う恐れがあるという。
 
でもね、天命と考えた場合、この二元論は別にどちらでも良いということになるよね。
どっちも天命なんだもの。

二つに分かれた道のどちらが良いのか、という判断する場合において右か左かの選択こそが自己判断、自己主観となりがちだけど、運を天にまかせるという考え方ではなく、自分の勝手な主観にまかせない、冷静な判断が必要となります。
(coucouさんはね、道に迷うとすぐさま運を天に任せるのだけれど、すべて思う通りになったためしはない。人生もおんなじだった)
 
でも、冷静であっても望んだ道とならない場合があるけれど、そこが全力か、一生懸命に考えた結果によって、どちらでも構わない。

まさに、全力で考えた結果と言えるかもしれないものね。

まあ、悔いが残ろうが、失敗しようが、悔いがなく、これで良かったんだと思えることも天命だよね。


©NPО japan copyright association Hiroaki

3.coucouさんの一元論②


coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

coucouさんの先輩に88歳になった男性がいる。
長男、長女に恵まれ、孫が一人。続けて、ひ孫が二人いる。
総勢8人のファミリー(4代続く)だ。

彼の楽しみはね、孫とひ孫に会うこと。
でも、この567の中で、もう2年近く会えないでいる。

coucouさんは、そんなこと心配しないで逢えばいいのにと即す。

でも、娘さんも、お孫さんも彼に何かあったら困ると心配のあまり、まったく会えない状況となった。

つい、8月のお盆も3年越しでお墓に出向くことが出来なかった。そのお墓は現在の住まいから車で1時間半かかり、山の中にあるため、自分だけでは車がないために行くことが出来ない。

彼は88歳になっても足腰は元気。
それに病気一つなく、薬のお世話にもなっていない。
あるのは、年寄り扱いだけ。

彼の口癖はね、
「孫とひ孫に逢いたい…」と、そればかり言い続ける。

そこで、coucouさんは、
「そのことをcoucouさんに言わないで、娘さんやお孫さんに言えばいいのに」と話した。
でも、実際は何も言わない、いや、何も言えないのかもしれないけれど…。

彼と逢うと、coucouさんには毎回同じ言葉をいうんだよ。

だから、おせっかいのcoucouさんは、彼の娘さんに会いに行って、
「お父さんはね、あなたを含めて、お孫さん、ひ孫さんに会いたがっている。それにお墓参りも行きたいと言っているよ…」

すると、その娘さんは、
「いいのよ、coucouさん。ほっといて、父は、きりがないのよ。会うたびに同じことを言うし、567のこともあるから何かあると心配なのよ!」

「でもね、しっかりと感染対策すればいいし、もう3年近く過ぎている。せめて、少しだけでも会わせてあげたら!」

「coucouさんに心配かけるけれど、父は我儘なのよ。だからすぐその気になってしまうから簡単には行かないのよ!ひ孫も567になったばかりだしね…」

この時、coucouさんは自分の父のことを想い出していた。

それは、昨日のnoteに書いてある言葉だった。
「一度でいいから甘えて見たかった…。今まで人に甘えたことがなかったんだ…」

coucouさんは、彼にもう一度会って、こう言ったんだ。

「思いっきり、我儘になって甘えてもいいんじゃあない。それでだめなら怒こったっていい。だってね、あなたは父親じゃあない。親はね、無理強いでない限り言いたいことを言うべきなんだよ…」と話した。

彼はしっかりと頷いたけれど、甘えることも、怒ることもできない…。
そう、coucouさんの父と一緒で甘えた経験がないようだった。

coucouさんはね、1時間半かけて彼のご先祖様の眠るお墓に連れて行くことにした。本当なら、長男がいるのだから、頼めば簡単なことなのに、どうしても頼めないんだなあ。
悪いとか、申し訳ない、迷惑かけたくないと思ってしまうんだね。

でも、coucouさんならいいの?
他人なら、いいの?
他人なら、甘えていいの?
何のためにcoucouさんがお墓に連れて行かねばならないの?

ある時、彼の娘さんは勤めていた会社を社内のいじめが酷すぎて、会社を辞めた。当然のことだけれど、生活ができなくなる。
離婚して、一人で生活し、家も購入していた。
当然、返済だって貯めた貯金の切り崩し。
coucouさんに仕事先を紹介して欲しいと相談を受けた。
そんなことは簡単だけれど、coucouさんはこう言った。

「お父さんにちゃんと相談して次の仕事が決まるまで、援助してもらったらどう…」と。

すると、すぐさま。
「そんなことはできない、できません!」と大きな声を出す。

coucouさんはそんな必死な声を出さなくてもいいと思ったのだけれど、
もう一度聞いた…。
「だって、親子じゃん。困ったときはお互い様。困っているんだから相談してみたらどう?」

「無理よ~そんなこと言ったら余計な心配をかけてしまう…」

「心配かけてもいいんじゃあない…。もっと甘えてもいいんじゃあない…。だって、親子なんだからね。coucouさんはね、親に甘え続け、心配を与え続けて、たくさんの迷惑をかけ傷つけた親不孝者だったけれど、駄目であっても相談したよ…」

「それはね、coucouさんだからできたのよ!それに私は女よ!離婚もして心配をかけた娘なんだから、これ以上の心配はかけれない~」

最終的にcoucouさんは彼女に仕事を紹介し、当座のお金を貸した…。

でも、coucouさんならいいの?
他人なら、いいの?
他人なら、甘えていいの?
何のためにcoucouさんがあなたにお金を貸さねばならないの?

こうして、親子、最後の最後まで甘え合うことをしないのかな?
coucouさんは確かに自分の両親に不安を与え、心配をさせづけて来た。
それも子どもの頃だから、随分と長い期間だと思う。

こうして、いずれ親子は離れ離れになる運命…。
甘えって、信じているから甘えられる。信じていなければ、甘えることなんてできやしないんだよ。だから、最後ぐらい信じあえばいいのになあ…。親子なんだからね~

他人のcoucouさんを信じても意味ないよ!
甘えたって、一時的なことだもの。

みんなあ~

甘えてほしい~

甘えさせてほしい~

甘え合う幸せ
Happiness


甘えってね、親が甘えなければ、子どもも甘えられない。
Be spoiled, if the parents are not spoiled, the child will not be spoiled.

子どもが甘えなければ、親も甘えられない。
If the child is not spoiled, the parent will not be spoiled.

甘えってね、互いが、甘えることが、甘え合うことができない。
Be spoiled, each other can't be spoiled.

だからね、子は親に甘えて、親は子に甘えればいいんだよ。
That's why children should be spoiled by their parents, and parents should be spoiled by their children.

甘えるって悪いことじゃあないんだよ~
Being pampered isn't a bad thing~

人としての優しさが甘え合うことなんだよ~
Kindness as a person is to spoil each other~

甘えるってね、愛なんだ
It's sweet, it's love

赤ちゃんは母親に甘えることで喜びを与えている。
A baby gives pleasure to its mother by being spoiled.

いのちって、甘え合うものなんだからね。
Because life is a sweet thing.

そう、甘えるってね、信じているから甘えられるんだよ。
Yes, you can be spoiled, you can be spoiled because you believe.

そう、甘えるってね、信頼している証なんだからね。
That's right, being spoiled is proof that you trust me.

                   Ⓒcoucouさんの言葉より
                 ⒸFrom the words of coucou



coucouさんはね、甘える以外、生きる希望がなかった。
甘えさせ続けてくれた両親を今でも尊敬しているんだ。
両親を貧乏にさせて、それでも甘え続けた。

現実はもう、甘えるためのお金など一銭もなくなってしまったけれど、苦しい、辛い、大変だと言い続けた。(子どもの頃から)

父や母は何もできなくなっても聞き続けてくれた。
ただ、それでも諦めずに信じ続けてくれた気がするんだ。
だから、年老いた父や母を恩返しに甘えてもらうようにした。
今度はね、coucouさんがなにもできなくとも聞き続けるようにした。

coucouさんも決して、父や母と同じ、諦めずに信じ続けた。

だって、自分の大切な親なんだもの。

だって、こんなにも悲しませて、辛い思いをさせて苦しませ続けてきたんだもの。だから、どんなことだって耐えられるし、何でも聞いてあげられる。

それでも、親は子どもたちより早く去るもの。

だからね、coucouさんはね、ご両親がいる人たち。
片親でもいいよ。嫌いな親だっていいよ。
(いるだけで羨ましく思う…)

難しいことなんて考えなくていいから、思い切り甘えればいいと思っている。思いっきり我儘な子どもでいいと思っている。

親たちも、くだらない親としてのプライドとか、親だという気持ちなんて捨ててもいい。正直に、素直になればいい。我儘でいい。
子どもたちに思いっきり甘えればいい。
甘えていいんだよ。
もっと、もっと、我儘でいいんだよ~

だって、あなたは親なんだから~

親は威張ればいい、それが駄目なら子どもたちと縁を切ればいい。

それが駄目なら子どもは親と縁を切ればいい。

だって、あなたは子どもなんだから~

どっちにしても甘えのない関係はね、信頼のない関係、甘えられない関係なんだから、他人以下なんだよ~

あ~

これも天命なんだね~

coucouさんはね、娘に我がまま、いいながら甘え続けているんだよ。
悔いのない、親子関係にしたい~正直に、素直にね~

ただ、毎日、怒られ続けている…。

You Don't Have To Say You Love Me : Brenda Lee

coucouMagazine|coucou@note作家|notehttps://note.com/note_yes/m/m5ba19b0e7afb

coucouさんのおすすめマガジン①|coucou@note作家|notehttps://note.com/note_yes/m/mdf0316a88e8e

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru




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