アニメ『ラプソディ』雑語り その2
プロジェクトが発表された時に雑に語りましたが各バンド1曲ずつ配信リリースが完了したため第二弾を書きます。一応、注目しているコンテンツなので節目に合わせて定点観測していこうと思います。
前回の記事はこちらです。
まず、MVが各バンド1曲公開されましたがまだ肝心のアニメーションの実態が見えてこない状態です。とりあえずリリースが一巡してコンテンツの傾向はつかめてきたかなと感じます。
プロジェクト発表からの動き
毎週水曜に1stデジタルシングルのリリースとその次の週にドラマパートの配信で約2カ月間の最初リリースを行いました。さすがに準備してきたでしょうから1巡目から曲がない、配信が遅れるようなことは無かった。
曲のリリースと同時に各バンドMVが作成されているがかなりクオリティが…といった感じで再生数が5桁に乗ってないのがかなり厳しいところ。他のコンテンツと争うには正直まだまだといったところ
Twitterのフォロワー数は詳細情報発表前551人、詳細情報発表後1100人、5/12現在で2400人程度と徐々に増えては来ているがアニメを放送するならYoutubeの再生回数と同じく少なくとも5桁欲しい。
Spotifyでは管理上アーティスト名がラプソディとなっていて4アーティストの月間再生数は100人強…フィジカルが出てないのストリーミング大手のSpotifyのリスナーは最低でも4桁いってほしい。
これから方針どうする?
ここからはこれからどうする?とかほかのコンテンツとの差別化とかプロモーションとかについて思った限り書いていきます。
とりあえず動くMVを作れ!!
前述の通りMVのクオリティが非常に良くない!というか全く動かない。すべてのMVがキービジュアルがスライドして歌詞が出る単調なリリックビデオになってる。とりあえず演奏しているシーン、手元のアップのような絵が欲しい。1曲まるまる公開しろとは言わないのショートバージョンでもいいから動く絵を出してくれ。
あとアニメ制作会社を明らかにしろ!!!
どこが作るかわかればオタクは結構釣れます。俺は多分そこで釣られます。
作家陣ってどうなってるの?
現状のリリース曲での作家陣は作詞luki、作曲Rhett Fisher、編曲数名といった座組です。lukiはロッキン所属のアーティストなので作家陣に加わるのは予想通りだった。しかし疑問点がある、次のリリースのlukiで行く?今後も作家陣は固めたままにする?
例を挙げるとバンドリは中村航、織田あすかを作詞の中心として作曲をエレメンツガーデンのメンバーが行っているスタイルだが、ラプソディはluki&Rhett Fisherのほぼマンツーマン体制でどこまでやるつもりかが気になる。
この記事によれば20曲リリースして全部luki作詞、曲はアメリカで作ったようです。客の反応見ずに20曲はちょっと見切り発車感ある…(反応見てこれから作るのかもしれないが)
とりあえず2曲デジタルリリースしたタイミングでCDを出すようです。
新規コンテンツで配信済み楽曲+配信済みボイスドラマの組み合わせで1バンド1500円はなかなか強気な設定だと思う。ドラマは省いて8曲入りアルバム3000円くらいの方が手が出しやすい。
ハッシュタグの拡散力弱くね?
公式ハッシュタグは #ラプソディ だがこれの使用者が異常に少ない。実質的にもろもろのお披露目になったのがJAPAN JAMだったがブース写真を上げてるのがほぼ演者と公式アカウントのみにとどまっている。フォロー&ハッシュタグ投稿でノベルティプレゼント的なキャンペーンなどでもう少しユーザーを増やすなどの努力は必要だったかと思う。
そもそもタイトルが良くないのでは?
もっと言うと「ラプソディ」ってタイトルがあまり良くないのではと思う。理由はシンプルに既存の言葉であること。
例えば「ラプソディ アニメ」のGoogleの画像検索結果です。
アニメでラプソディと言えば『小林さんのメイドラゴン』の主題歌に「青空のラプソディ」と言うなかなか超えることの出来ない壁がある。ネットの検索でこれに勝つくらいになるにはかなりの知名度が必要になるし正直厳しい。(他にもボヘミアンラプソディとかもあるし…)
恐らく今後Twitterで「ラプソディ アニメ」、「ラプソディ アニソン」などを検索しても青空のラプソディと被ることがあると思う。
今言っても仕方ないのだが正直タイトルは造語でもっとキャッチーなものが良かったと思う…
まとめ
なかなか辛辣な記事になったが詳細発表から約2ヵ月(CDJの告知から約5カ月)ラプソディを追ってきて感じたことです。音楽メディアのど真ん中にいるロッキングオンだからこそできる音楽アニメを目指してほしいと思う次第です。
次はショーケースライブ Vol.1終わりかCDリリースタイミングあたりで書こうかと思います。感染者数の動向を見ながらですがショーケースライブは行こうかと思ってます。
ラプソディの情報はロッキングオンジャパン6月号にも載ってます!