【おすすめプロジェクター】popin Aladdin2 レビュー
一部の方にはpopin Aladdin2ユーザーとしておなじみのしょうです。
popin Aladdin2(以下アラジン2)を利用し始めて1年半くらい経過したのでこの製品のおすすめポイントについて改めて書いおきます。過去の数回レビューしているので製品の概要等はマガジンを参照してください。
忖度なしで書くのでこういう人には向かない、ここはおすすめできないポイントも書きます。そういった方へのおすすめプロジェクター(主に10万以下)についても書きますので是非ご覧ください。
popin Aladdin2
◆プロジェクター導入の懸念点
まずはプロジェクター導入における懸念点を個人的に整理してみました。
おそらく同じような懸念を持っていてプロジェクターの導入に踏み出せない方も多いと思いますので是非参考にしてください。
・スペックがわからない?ANSIルーメンってなに?
プロジェクターには『ANSIルーメン』という投影する映像の明るさを表す単位がありますが、正直聞きなれない単位でよくわからないという方も多いと思います。この値が小さければ暗く、大きければ明るいってことです。
ざっくり目安は使用場所の明るさに応じてこのぐらいのスペックのものを選ぶと良いです。
1000ANSIルーメン以下のものを室内で使用する場合、電気を消したり、遮光カーテンなどで外光を遮るなどして使用することをおすすめします。
Amazonなどには『ANSIルーメン』とは別に『ルーメン』と表記されたプロジェクターが大量にありますがこれは会社独自基準のスペックのため気を付けたほうがいいです。
↓3万弱で9200ルーメン、こういうのには気を付けましょう。実際は500ANSIルーメンもない可能性が十分にあります。(実体験)
・設置方法、設置場所がわからない
次の問題は買ったはいいがどこに設置していいのか、スクリーンにはどの角度で投影するのかということです。
大きく以下のような問題があり、それぞれを解決するために台形補正だったり、単焦点プロジェクターを使用することをおすすめします。
間取りや部屋の広さは様々で各家庭で条件はちがうので家電量販店のホームシアターコーナーでの相談もおすすめです。
・配線が面倒くさい
基本的なプロジェクターは電源ケーブル、入力用ケーブル(HDMIなど)の2本が最低限必要になります。これ以外にスピーカーから音を出す場合は音声出力用のケーブルが必要になります。
テレビで使用しているレコーダーなどを接続する場合はレコーダーを動かさずにそこからの配線を考える必要があります。
このように配線が邪魔になることから片付けなどといった無駄な手間がかかることもプロジェクターを使うにあたり注意が必要です。これがあって私は安物プロジェクターの使用をやめてしまいました。
設置→配線→投影→ピント調整→ゲーム→片付け、ゲームするだけで毎回この工程が必要になってきます…かなり面倒ですよね。
◆popin Aladdin2のおすすめポイント
以上の懸念点を踏まえて、アラジン2のおすすめポイントを整理してみます。
・明るさ
アラジン2の明るさは700ANSIルーメンです。明所使用の目安の1000ANSIルーメンには届きませんがカーテンを閉めれば問題なく使える明るさです。
後継機では1000ANSIルーメンを期待したいとこです。
・設置場所を取らない
アラジン2とほかのプロジェクターの一番の違いは設置場所を取らないことです。アラジン2は一般家庭にあるシーリングライトソケットに装着するため床やテーブル、棚にプロジェクターを置く必要がありません。
置く場所がシーリングライトソケット位置と固定されるため部屋のレイアウトを考えるのも楽になります。
・配線がない
給電はシーリングライトソケットから行われ、映像の入力は全てWi-Fiを経由して行うため映像を投影するためのコードが不要です。引っ掛かって映像がずれる心配もなければ片付けも不要です。
・充実したアプリケーション
入力となる映像は基本的には動画配信サービスを利用します。2022年1月19日時点で使えるサービスは以下の通りです。契約してWi-Fiさえつなげば見ることができます。
このほかにもTVを見たり、レコーダーに録画した番組を見たりすることもできます。
現時点ではTVerやDisney+などがありませんが、サポートを予定しています。(正直これについてはおすすめできないポイントでもあります…)
・ワイヤレスHDMIの対応
画期的なバージョンアップだったのがワイヤレスHDMIの対応です。
別途コネクターを買う必要がありますがこの製品を購入するとPS5やNintendo Switchなどをワイヤレスでプレイすることができます。
詳細は過去に書いた記事を見てください。多少の遅延はありますがシミュレーションやノベルゲームは全く問題ないですしアップデートでの遅延短縮に期待をしています。
コネクターは一時品薄でしたが、今ではAmazonでもアラジン2とワイヤレスHDMIのセット販売しています。
ちなみにワイヤレスHDMIに対応せずにシーリングライト一体型にHDMI端子をつけたのがDMMのプロジェクターになります。これだと天井からHDMIケーブルが垂れ下がってきますね…画質もかなり劣るので誰が買うのやら…
◆おすすめできないポイント
ここからは忖度なしにおすすめできないポイント、悪い点を書きます。
・アップデートが遅い
ステマでもダイマでもないので率直な意見を書きますが定期的にアップデートはありますがちょっと的外れな感じのものが多いです。
例えば以下のような問題があります。
こういった大手動画配信サービスが上手く使えない状態の中、ゲームやASMR動画など独自のアプリのアップデートはかなりあって正直すこしストレスは感じます。
・会社側の対応
上記問題に対して会社側が口を閉ざし始めたことが2つめの問題です。
ある期間までは頻繁にTwitterでリプライを返してましたが突然PRと通販のライブ配信のみになってしまい、今まで行っていたエゴサをやめリプライはスルーという方針になりました。
必然的に待ち望んでるアップデートに対しての進捗はわからず、ユーザーは待つことしかできなくなっています。もう少し発信が多いと嬉しいのですが…
◆popin Aladdin2以外の選択肢
ここからはおすすめできないポイントではないが、以下のようなものを求めてる方はpopin Aladdinシリーズ以外のプロジェクターを利用することをおすすめします。
・プロジェクターを持ち運びたい方
7kgほどありますし、そもそもコンセントがあれば使えるといった製品ではないので寝室とリビングの両方で使いたいとか、野外で夜映画鑑賞をしたいといったアウトドアでの利用はできません。
こう言った方にはAnkerのポータブルプロジェクターがおすすめです。バッテリーで動作してHDMI端子も搭載しているのでキャンプなどにも持ち運べる優秀なプロジェクターです。
・高画質と明るさを求めている方
アラジン2の画質はフルHDです。ちょっと前なら高画質プロジェクターの部類でしたが今は4Kプロジェクターもどんどん出ているのでフルHD以上の画質を求めてる方は別のものをおすすめします。
また明るさも700ANSIルーメンとモバイルプロジェクターよりはちょっと明るい程度です。
画質:4K
明るさ:2200ANSI ルーメン
少しお値段は張りますが間違いない商品だと思います。
◆まとめ
悪い点も多々ありますが全体的に通して使い勝手に重点が置かれたアラジン2をおすすめする理由です。設置コストがないのはエントリーモデルとして圧倒的におすすめできる点です。
昔は学校の視聴覚室や会社の会議室、ちょっとお金のかかったホームシアターでしか見ることがなかったプロジェクターもいろいろ進化を遂げて設置場所や使用場所にとらわれない製品へとなりつつあります。
かなり幅広い選択肢があるので自分でいろいろと調べていくのも面白いと思います。
今回紹介したアラジン2には廉価版のpopin Aladdin SEという商品があります。こちらは70インチ投影に必要な距離が1.32mから2.04mと少し長く、レンズの上下可動域や明るさ、スピーカーなどのスペックも少し下がりますがアラジン2に比べかなりお安くなっています。Amazonのセールの際は55000円程度で購入できます。テレビとさほど変わらない金額です。
こちらのpopin Aladdin SEについては2台持ちされているGassyuさんのブログがよくまとまっていておすすめです。
◆最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事で紹介したpopin Aladdin関係の記事はマガジンにまとめているのでこちらも参考にしてみてください。