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【ネタバレ有り】キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド 感想
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールドを見たので感想回です。
全然執筆時間が確保できずちょっと下書きがたまってますが3連休で頑張ろうと思います。
最初に批判的な意見の多いCGについて、カバーにした画像など後半のバストアップのカットのCG感はもう少しどうにかして欲しかったな…ということで始めます。
CG批判ばかりしても仕方ないのでこれくらいの軽い触れ方にとどめます。
・感想
スティーブ・ロジャースのキャプテンアメリカ引退に伴い、盾と名前を継承した元ファルコンのサム・ウィルソンが新たなキャプテンアメリカとして数々のヴィランに立ち向かうストーリー。
本作にはサイドワインダー、リーダー(サミュエル・スターンズ)、レッドハルクと3人のヴィランが登場するアナウンスがされていた。キャラクターの配置や役割的にもキャプテンアメリカ:ウィンターソルジャーのバトロック、アーニム・ゾラ、ウィンターソルジャーにかなり近いものがあった。
ウィンターソルジャー上映時にどこまで明かされていたかあまり定かではないが個人的にアーニム・ゾラがブレーンで登場するのには結構驚いた気がするのであまり大々的にプロモーションはしてなかったと思う。
本作はと言うとビジュアル面は隠しつつもやはり17年振りの登場と言うことでサミュエル・スターンズの再登場は大々的に報じられていた。日本プレミアでの声優の森川さんも登壇してたし…
レッドハルクに関してもかなりアクションシーンを使った予告を出していた。
事前にしっかりとヴィランとそのバックボーンあたりが明かされているので傭兵(テロリスト?)、天才ブレーン、現大統領の3人が何らかの形でキャプテンアメリカに襲い掛かってくる作品だと安易に想像がつくし、2人をけしかけるのはブレーン担当のスターンズであることは明白ではあった。
ここまで予想された上で面白く見せる必要がある作品だと思うし、元々ロスを演じていたウィリアム・ハートが亡くなったあとにハリソン・フォードを迎えて新たなロスを描きつつレッドハルクのお目見えになる作品でもある。組み立てるのがかなり難しい作品だと思う。
正直ヴィランに関しては本当に綺麗に予想通りの動きをするなって感じだった。
ウィンターソルジャーにおけるラムロウや他のヒドラメンバーのようなストーリーをかき乱してくれるような存在の不在もあって良くも悪くもそこまで複雑な話にならなかった。
新しく登場したウィドウもファルコンから「注意しろ」と警告はあったもののほぼ疑える要素も無く完全にこちら側で良いやつ、もちろんロスの側近のエージェントもこちら側。
スターンズに短期的洗脳されるキャラクター以外は基本的に寝返るようなキャラクターは存在せず、サムやロスの葛藤が話の中心になる。
本作で新キャップよりも注目を集めていたのはハリソン・フォード演じるロス大統領だった。
レッドハルクになるのは確定していて、いつ変身するのかに対する気持ちを持続させてくれたのはこの作品の面白さだったと思う。薬が怪しいとか、怒らせようとしてることに関してはわかりやすすぎるように伝えてたので早くキレてくれって気持だった。
欲を言えば変身シーンは2回欲しかったかも…船の中での変身も見たかった。
・アクションシーン
新しいキャプテンアメリカのアクションは思ったより良かった。
これを見ると若干不安になる気持ちはよくわかる。この辺りのアクションだけ切り取ってみるとファルコン&ウィンターソルジャーの終盤の方がかっこいい。
本作にはシールドに加えてウィングスーツがヴィブラニウム製にアップデート。
レッドウィングと盾を使った連携や、ヴィブラニウムの羽を使ったエネルギーの放出は結構見ごたえあった。
対戦闘機以外の飛行シーンは結構少なめだった印象。
序盤の戦闘もほとんどが降り立ってからだし、サイドワインダーを捉える時などスーツを着てない場面がかなり多い。
スターンズの研究所に乗り込むときは盾だけじゃなくてスーツも着ていきな?車には乗っけてたでしょ。
ホアキンもマネして生身で研究所に乗り込むんじゃないよ!!!
しかし生身のサムのタフさに驚愕する。
普通に序盤で両胸刺されてますからね?
サイドワインダーに刺された時も「残念そっちは右胸、心臓ないのでノーダメです」くらいにはタフだった。スーツ着てるときに取り逃がしたサイドワインダーを結局生身で倒して捕まえる。
いやー、ドロップキック美しかったよ。
プロレスやMMA的なアクションが多くてかなり地味に見えるが渋くて好きです。
イザイアが投げるサンドバッグやスティーブの前蹴り(ウィンターソルジャー冒頭の船のシーン)とか見るとやっぱ超人なんだよなと思う。
ジムでやってたトレーニング超人との尻尾とりですよ??もっとバチバチの実戦じゃないんかい!と思いますがこれなかなり理にかなってるというか。
レッドハルク戦でも基本バックに回って背中への攻撃が多く、トレーニングと実戦がしっかり結びついてて良かったし出所後のイザイアから3本目取るのも良すぎた。
ハルクのアクションもサンダークラップしかり、大ジャンプしかりここ最近のスマートハルクからはあまり感じれない初期の荒々しさを感じられて良かった。
ハリソンフォードのハルクはまだまだみたいですね
・アダマンチウムの登場
エターナルズで出現したセレスティアルズが島となり、アダマンチウム採掘場化していた。どうやって名前付けたんだろうか…『セレスティアルズ』って表札あんのかな
てか、あのレベルの島が現れて津波とか起きないのだろうか、セレスティアルズ君は地球にやさしく出てきたのだろうか…(エターナルズでこのあたりの描写ありましたっけ…?)
物語序盤でヴィブラニウムに性能で勝ると紹介されたアダマンチウム、結局詳細は伏せられホログラムと魔法瓶に入った状態しか確認できず。
現時点ではよくわからないこの金属の争奪戦が物語の中心となるのだが、本当にずっと詳細不明なんですよね・・・
『何か分からんけど世界中の電子機器をのっとって核すら発射できる世界最強の装置、詳細は知らん!!』を奪い合うという洋画で年に2回回くらい目にする展開に発展していく。
アダマンチウム君は今回が顔出し程度とは言え、本当になんで奪い合ってるのかが理解できない。いや、硬くて強いんだろうけどさ…その先のビジョン的なのが一切なく金属の奪い合いで日米戦争勃発の危機まで行ってしまう。
序盤のサイドワンダー戦でサクッと奪われるのではなく、ヴィブラニウムvsアダマンチウムの何かしらの性能差がわかればもう少し作品の見方が変わったかもしれないなと思う。
まぁ、大体の人がMCUに35作も付き合ってきてるんだから『皆さんご存じのアダマンチウム』で通じるのはわかるんだけどね。
1つの作品だけで見た時に得体のしれない金属の争奪戦ってのはちょっと雑だったかな。
・まとめ
MCU2作目の17年前の作品から、エターナルズ、ファルコン&ウィンターソルジャー、その他キャプテンアメリカやアベンジャーズ作品と…ここまでくるとリファレンスを減らせというのは無理な話なのだが、最悪ここから入っても大丈夫な作品でもあったかな?
作品を知らない人の気持ちにはなれないので難しいところだがシンプルに今のキャプテンアメリカを知るだけなら本作を見た後で過去作を見るでの問題ないかと思う。
ロスが避難したシェルターでの会議シーンにヴァルいました?ネット上で誰も触れてないんですが見間違えかな?
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