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ヴェノム:ザ・ラストダンス 感想

ヴェノム:ザ・ラストダンス観てきました。

特典のイラストボード

1〜2は吹き替えで観てましたが今回は上映タイミングの都合で字幕版を鑑賞しました。

執筆時現在、ヴェノム1は割と見れるサイトが多いがヴェノム2の見放題配信がLeminoのみになってるのでAmazonの199円レンタルで見るのがおすすめです。
それなりに時間も経ってるのでもう少し見放題で見やすくしてくれてたほうがいいのに…MCUほどサブクスサービスに依存した作品ではないので見れるサイトは多い方が良いよね。


さて、感想に入りますがあまりまとまってないので思ったことつらつら書いていきます。

SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)で唯一の成功作と言っても良いヴェノムですが公開初週の三連休としてはだいぶ寂しい客入りでした。

600席に20人程度……そもそもそこまでの大型スクリーンが割り当てられてるとは思ってなかった。ファンは先週末からのラージフォーマットの先行上映で観てるだろうけど、それにしても少ないな感じた。


前作の記憶があまり無いんだけど、前作で何やかんやでおたずね者となった主人公のエディは自分の無実を晴らすべくメキシコからニューヨークへ向かうロードムービーです。

馬に乗ったり、飛行機にへばりついたり、激流に流されたりと、あまりロードを走るシーンが無いロードムービーでした。
ヒッピーファミリーが出てきてからは少しそれっぽくなったかな。このヒッピーファミリーの出番が妙に多く若干テンポも良くなかった気がする。車内で歌うシーンとか良かったけどシンプルに長いのよ……ロードムービー感もラストの終わり方も雰囲気は全体的にアイアンマン3っぽい感じだった。

アクション面は結構好きだった。
最初の闘犬が飼育されてたとこでのドロップキックとか大好き。ヴェノムのアクションは3作品でかなり広がった感じがします。
シンビオート軍団は説明不足で名前も特徴もあまりわからないまま終わっていった感じあるけど、ここもアイアンマン3のラストみたいで結構楽しめた。トニーが作ったアイアンマン軍と、いつ襲来したかわからんシンビオート軍では思い入れは違うのだけど。

アクションの幅は広がったが1作目からゲームのようなアクションを見たいと思ってきたのでここまでは実現しなかったという気持ちはある。

これとか
こういうのとか
こんなシールドとか

本作の敵はシンビオート(ヴェノムやカーネイジ)の創造主であるヌルとその手先であるゼノファージ
ヌルは封印されてるためゼノファージを差し向けてくるだけのため完全にシンビオートvsゼノファージの作品になってる。
相手がシンプルなモンスター(クリーチャー)なところはたぶんMCUやSSUには無かった路線だったと思う。だからこそストーリーの組み立てはかなり難しそうというか、あまり良くない……ヒーロー対ヴィランでもなく、モンスター対モンスターでもなく、ヒーロー対モンスター映画なんです。
こうなるとヒーロー映画よりもバイオハザードやモンハン何かに近い、敵の行動原理がかなり読みづらくなる。

全体的に敵も味方もあまり頭のいい戦い方では無く、基本は捕食する欲に対して抗うような構図。
正直、最後の強酸で倒せる保証は無く、あれで倒せんかったらどうする?ヴェノム自身が強酸で命を落とせばコーデックスは消滅するのでそれはそれで相手の目標を消せるという意味ではミッションクリアなんだろうけど……その場合コーデックスが消滅してゼノファージが残ることにはなるけどコーデックスが無いので人畜無害のモンスターになるってこと???
せめて事前に酸は効くなり、試しに1体倒せた実績があって全巻き込みの最終手段に打って出るのが妥当なストーリーだと思うのだけど。

余談だけどゼノファージの攻撃方法が奪還のロゼのロキとほぼ同じだったんだけどこのシュレッダーマシン方式流行ってるの?

ちょっとお馬鹿なゼノファージ
人を食っては血しぶきを上げてたロキ
コードギアス 奪還のロゼより

あと、タイトルのラストダンスってまさかのそこ?その人と??って感じで驚き。出てきては欲しかったけど全然望んだ形では無かった。
それが原因でゼノファージに見つかり、軍に捕まって最終幕に突入していくのだがあまりにも馬鹿っぽいというか……金だけ借りてニューヨーク向かいなよと思った。

結構不満多めな感想になったが楽しめはしました。せっかく成功したシリーズになったのでここでお別れはもったいない気もする。

MCUかスパイダーマンかわからないが再登場を願います。

さよならではなく、ばいばいまたね(このシーンどんな字幕でしたっけ?忘れていて締まらないな……)

#映画感想文

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