データを活用した店舗経営
2024/03/29の日経速報ニュースによると、金沢市中心部の和食店「ゆげや萬久」では、データを活用した店舗経営を始めたとのことです。
今回の取り組みは、来店客数の予測や出数の分析をして収益力を向上させる目的だそうです。
「ゆげや萬久」が手本にしている伊勢神宮近くの「ゑびや大食堂」では、データ活用により、10年で顧客単価が3倍以上になったそうです。
古くからPOSレジや購買管理システムを活用した店舗経営に取り組んでいる企業はありましたが、多くの場合は、商品(製品)の単品管理による無駄の削減や、購買履歴による売れ筋商品の把握など、手作業で実施していたものをシステム化することによって
1.経験では無くデータを活用して経営する
2.他社よりも機動力を高める
3.無駄な在庫、売れ残りを削減する
などが多かったです。
今回は、来店客数を予測したり、適正な価格設定やクロスセルを推奨することで顧客単価を上げる試みに着手したりと、今までとは違った取り組みになっていきます。
今後は、単なるデータを活用した店舗経営にとどまらず、本格的にAIを活用することで、
1.個別顧客ごとの販促の実施
2.精度の高いシフトコントロール
3.商品・サービスの改善
4.競合分析をベースにした戦略立案
など、攻めの店舗経営を手に入れることも可能になってきます。
「良いものを提供すればお客様が来る」という時代ではなくなってきていると同時に、個々人の経験やセンスに依存した経営から脱却する必要がありますね。
今回の事例は、大手チェーン店ではなくて、小規模な店舗の事例です。
自分の店舗なら何ができるか?
そんな視点も大事ですね!
今日はここまでです。