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【開催レポート】花火・de・ミーツ

障がいがある人もない人も一緒に作り上げるイベント「ミーツ・ザ・福祉」の、夏のコンテンツとして始まった「花火・de・ミーツ」。今年、2021年は、オンラインで行いました。

 実行委員は、ミーツ・ザ・福祉のコアメンバーの一部と、滋賀県にあるNPO法人BRAH=Art.(ブラフアート)の岩原勇気さん。岩原さんに広報に関わっていただいたおかげもあって、ミーツ・ザ・福祉の地元兵庫県だけでなく、滋賀、大阪、東京など、幅広いエリアから参加者が集まりました。

 Facebookのイベントページのイラストは、Hug Rug Factoryの藤澤茉由さんに依頼。多様な個性を持った幅広い年代の人たちが、ゆったりと弧を描くように集まって手花火を楽しんでいる、やさしい絵でした。たくさんの方々にご参加いただけたのは、このイラストの力が大きかったと思います。

ミーツ①

 オンラインでの花火購入(希望者のみ)は、2019年の第1回花火・de・ミーツでもたくさんの花火を提供してくださった株式会社クリスさんが準備してくれました。さらに当日は、zoomでの会話の理解を助けるため、チームW(ウエスト)・研修センターの皆様にハイブリッド字幕表示を行なっていただきました。
 今回目標としたのは、このイベントが参加者にとって居心地のいい場所になること。さまざまな理由で人が集まる場所に参加しづらい方でも、ここなら一緒に時間を過ごせる。そう思ってもらえるイベントにしたいと思いました。

 2021年8月26日、zoomにて、18:30から交流会、19:00から花火タイムを開始。当日は約30画面、50名以上の方々に集まっていただきました。

ミーツ②

 18:30からの交流会では、参加してくださった方々に順番にお声掛けして、どこから何人で参加するのか、普段はどのようなことをされているのか、などを話していただきました。ミーツ・ザ・福祉の人気者 村ちゃん、NPO月と風との利用者さん、ミーツ・ザ・福祉の大ファンだという大阪や尼崎のみなさま、老人保健施設の職員さん、東京の言語聴覚士さん、神戸の市議会議員さん、神戸の花火屋クリスの店長さん、滋賀のケーキ屋さん「みいちゃんのお菓子工房」の店長みいちゃんとそのご家族、そして兵庫や滋賀の子供たちなど、たくさんの方々に参加していただきました。参加者同士が十分に交流できたとは言えないかもしれませんが、お互いのことを知っていただける時間になったのではないかと思います。

ミーツ③

そしていよいよ19時、花火開始です! 尼崎の藻川に集まってくれたミーツ・ザ・福祉のメンバー、滋賀の岩原さんの施設に集まったたくさんの子供たち、NPO月と風との職員さんと利用者さんのペアなど、それぞれが花火に点火して映像を届けてくださいました。パソコン画面には複数の映像が同時に表示されるので、点火後はとても華やかになりました。画面を見るだけ参加の方も多かったのですが、「綺麗な花火とそれを楽しんでいる皆さんの姿が見られて楽しかった」といった感想を寄せてくださいました。

ミーツ④

 実際に花火をするのではなく、ご自身が利用されている施設のメンバーと一緒に花火の塗り絵に取り組み、花火の時間に画面上で披露してくださる方もいらっしゃいました。また、お母さんと一緒に参加されていた女の子が、自分で描いた花火の絵を画面の下から上に動かして見せてくれた場面がありました。まるで花火が打ち上がっているようで、参加者の皆さんが笑顔になった瞬間でした。今回は「花火をする側」で参加できなかった方も、このような形なら参加できたかもしれません。来年はそれぞれが可能な形で参加していただけるよう呼びかけたいと思います。

ミーツ⑤

 交流会と花火タイム、あわせて60分の時間はあっという間に過ぎました。昨年は花火後の交流会がうまくいかなかったので、今年は花火の前だけにしましたが、イベント後のアンケートでは「花火の後の交流会もしたかった」という声が寄せられました。次回は花火の前にも後にも交流できるようにしたいと思います。

ミーツ⑥

 参加者のアンケートからは、「同じ時間に花火を一緒にしている楽しさと、花火を提供する楽しさと、両方楽しめました」「見るだけだったけど、場を楽しむ人を見たり、花火を見せようとしてくださっている方もいらして、有り難かったです。また参加したいです。」といった声が聞かれました。字幕配信に対しても、「すごく配慮をされていると思った。」「ちょっと画面から目を離した時に話を追えて良かったです。」といった感想をいただきました。

ミーツ⑦

司会進行や参加者管理、字幕配信の情報発信など、運営上の課題はいくつもありましたが、実行委員会のメンバーも全員が「またやろう!」と思えるイベントになったことは、とても良かったです。
 
 来年は今年の課題を改善し、さらにいいイベントにしたいと思っています。
花火・de・ミーツ2022にもぜひご期待ください!
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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