253.偽ブランド販売逮捕・元力士の“虚弱オタク”人生,悲しいね~
1.やっと阪神優勝が無効になった
2003年(平成16年)2月28日、プロ野球の阪神タイガース (兵庫県西宮市)が千葉県の男性の持つ「阪神優勝」の商標登録無効を求めた審判が、球団の請求を認め、商標無効の審決を出した。
この審決は、「阪神優勝」の「阪神」について、消費者に「阪神タイガース」の略称として認識されていると認定。
その上で「阪神優勝」は「商品の出所を混同される恐れがある商標は登録できない」と定める商標法に反して登録されたと判断した。
審決によると、千葉の男性は審判で「『阪神』が単独で『阪神タイガース』を示すとは限らない」などと主張していた。
また、男性は向こう審判を請求された際「『阪神優勝』のロゴ入りTシャツなどを販売し、二、三社から商標使用料を受け取った」と話していた。
阪神タイガース広報部はこの審決に対し「無効が認められたのは当然のことと考えている。おなじような商標登録申請が続いているが、同様に毅然とした対応をしていく」と話している。
2.販売で逮捕元力士、偽ブランド品
2003年(平成16年)2月2日、元関脇・黒姫山(武隈親方)の長男で元幕下・羽黒洋の田中大介容疑者(29)と無職田中裕一(36)の2人を商標法違反(販売目的所持)の疑いで逮捕された。
警視庁生活経済課の調べによると、偽物のブランド品をインターネットオークションで販売する目的で所持。
2人は1月20日、裕一容疑者の自宅などでルイ・ヴィトンやエルメスのバッグ、財布などのコピー商品850個を販売目的で所持し、両社の商標権を侵害した疑い。2001年の11月頃、裕一容疑者がインターネットに詳しい大介容疑者を誘い、韓国から輸入したコピー商品をネットオークションで、本物の10分の1の価格で販売していた。
田中大介容疑者は元幕下の「羽黒洋」で、2002年5月に引退し、「相撲をやめてから収入もなく、儲かると思いこの商売をやめられなかった」と供述。
大介容疑者は現役時代から自分のホームページを作れるほど、パソコンの使い手としても有名だったという。
田中容疑者は黒姫山の長男で祖父は元関脇・北の洋という相撲界のサラブレット。
身長は190センチ、183キロと恵まれた体格で、幕下五十一枚目まで進んだが、病気やケガに苦しみ2002年夏場所限りで廃業した。
偽ブランド販売逮捕・元力士の“虚弱オタク”人生: ワンダホー・イエスタペー
3.居酒屋「魚民」と「和民」が法廷 でも対決
2003年(平成16年)1月26日、居酒屋チェーン『魚民』を経営するモンテローザ (東京)が、「『和民』に似た店名、看板をわざと使っている」と虚偽の事実を公表されたとして、居酒屋チェーン「和民」を経営するワタミフードサービス (東京)に三千万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、ワタミは1999年から3回にわたり「魚民」の商標や赤字に白文字で店名を表記した看板の使用中止を求めていた。
また、「警告書」をモンテローザに送付などもしていた。
モンテローザ側は雑誌の取材などに対しても意図的に「和民」に似た店を出しているという趣旨の発言もしていたという。
しかし、モンテローザ側は、「赤字に白文字の看板は最も目立つ表示で外食産業の共通財産。意図的に似せているとの批判は不正競争に当たる」と主張している。
らにモンテローザは別に経営する居酒屋チェーン「月の宴」の店名やメニューをめぐり、「月の雫」を経営する三光マーケティングフーズ(東京)からも横浜地裁に訴訟を起こされており、モンテローザは三光側を営業妨害で反訴している。
※注 この著作権noteは1999年からの事件を取り上げ、2000年、2001年と取り上げ続け、現在は2002年に突入。今後はさらに2003年から2020年~2022年に向けて膨大な作業を続けています。その理由は、すべての事件やトラブルは過去の事実、過去の判例を元に裁判が行われているからです。そのため、過去の事件と現在を同時進行しながら比較していただければ幸いでございます。時代はどんどんとネットの普及と同時に様変わりしていますが、著作権や肖像権、プライバシー権、個人情報なども基本的なことは変わらないまでも判例を元に少しずつ変化していることがわかります。
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