【取材】新たな曲げわっぱの形を追い求めて:株式会社りょうび庵成田敏美さん
にしの:物を生み出していく面白さ、楽しさ、というものはありますか。
成田さん:それはあるね。完成の形を想像ながら、ああでもねぇな、こうでもねぇな、って。やっていく時は至福の時間だね。1回でスパッとできないし、自分で試行錯誤しながらだね。
にしの:なるほど。成田さんが作る曲げわっぱは、お弁当箱の他ワインクーラーやパン皿もありますよね。
成田さん:そう。今までのわっぱって木を曲げて底を入れるだけだから、丸か小判型か、高いか低いか、形が決まってくるん。それだと面白くない。でも