流しそうめん

初めての流しそうめんは角度のせいか、とても早くに流れてしまった。父はごめんと笑って、結局ほとんどとれず、普通に食べた。そうめんを茹でるとそんなことを思い出す。親元を離れた私に、父は毎月食糧と手紙を寄こす。ありがとう、お盆は帰ります、と送る。そうめんは1人で食べるには少し多すぎた。