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熱意ゆえ

おはようございます。
それでは、今朝のタロットです。

「ワンドの6&ワンドの9」
少し有頂天になっている様子。今までの自分を必死で守ろうとしているが、、


昨日の記事の影響があって、少し有頂天になっていることを暗示している「ワンドの6」。

でもこれは、ハン・ガンの力ゆえ。私ひとりの力ではない。そのことを重々承知している。タロットは本当に正直で、驚くことばかりだけど、怖くなることもある。こうやって、毎日引いていると心の流れが見えてくる。なぜ、タロットと出会ったのだろう。たぶん、今の自分をよく知るため、自分と世界との関係を知るためだろう。最近は、スプレッドを使って占うことをほとんどやっていない。この毎朝の二枚だけ。以前は、毎月の前半後半を二回占っていたけれど、やめている。自然にやめた。

そこで、「ワンドの9」。今日は二枚ともワンドであるけれど、ワンドは熱意、意欲を表すスート。正直にいって、昨日の記事の通り、まだ、ハン・ガン『菜食主義者』の世界にどっぷり心が支配されていて、ぼんやりしたままなのだ。昨日は予定通り、髪をカットしてもらい、リフレッシュにはなったけれど、でも、物語の続きを読む力もなく、ただぼんやりとしていて、何も手につかない。今までの自分を保とうと必死なところもある。それが、「ワンドの9」。闘っている。物語の影響力と闘っている。

今このときも、ハン・ガン『菜食主義者』のビジョンがちらついてくる。苦しい。少し苦しくなってきたりもする。でも、出会ってしまったのだ。私は引き返せない。こんな思いは、20代の頃、ジョルジュ・バタイユ『眼球譚』を読んだとき以来だ。ハンス・ベルメールの挿絵付きの重厚な本だった。もう、今は残っていない。

人には読書の歴史というのがあって、人生の中で、要所要所に本との出会いがある。それが、後の10年を形成していたりするものだと思うけれど、そんなことはないだろうか。だからといって、流れのままに生きていくしかないのだけれど。私は怖い。何が起こるんだろう。もしかしたら、何にも起こらないかもしれないけれど。わからない。こればっかりはわからない。でも、予感がする。

今日はワンドの日。熱が上がっているのだろうか。そんな自分を見守るしかない、そんな日々。

それでは、また。

空川ナオ





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