あれ、私うつかな?って思ってる人へ②休職までの流れ
前記事で、とにかく病院の予約を取って受診することを強くお勧めしました。
今回はそのあとどうするか?についてです。
精神科を受診したからと言って必ず休職しなければならない訳ではありません。
お医者さんの判断と本人の意思も尊重されます。
私は病院に行ったあとも変わらず働く気満々でしたが、周りに強く止められて休職を余儀なくされます。
今考えるとその時は睡眠が十分に取れずておらず、常にぼーっとしていました。
なので通勤の車の運転や、頭を使う仕事はとても危険なことでした。
さて、休職は決まったものの休職はどれくらい出来て、その間のお金はどうなるのでしょう…?
おそらく多くの人がそれが不安でなかなか休むことに踏み切れないでしょう。
だって仕事は山積みだしお金は大事だもの!
幸い、私はそっち方面の専門家なので制度は大体理解していました。むしろ普段はその手続きをしてあげる側でした。
が、しかし自分ごととなると分かっていても不安でした。
ざっとですが休職までの流れをまとめてみました。
①病院を予約する
何度も言いますがなかなか予約取れないからね。
マジで。
身体的な症状(不眠、倦怠感、胃痛など)がある場合は総合内科を受診して、紹介状を書いてもらうと言う手もあります。
が、どちらにせよ予約はなかなか取れない。
②就業規則を確認する
きっと病院に行く!と決めてから予約の日まで時間があると思うので、その間に休職に関する会社のルールを確認しましょう。
常時10人以上を雇っている会社には必ず就業規則という会社のルールを書いたものがあります。
あまり馴染みがないでしょうが、大袈裟ではなく会社のルールに関する大体のことはこれに書いてあります。
入社の時に冊子でもらう場合や社員がアクセスできる社内サイトで閲覧できたり、会社の休憩室などに置いてある場合もあります。
確認するのは以下の事項です
まず休職ができるか(勤続年数によって期間が異なる場合がある)
休職中の給与、賞与の支払いがあるか(ない会社が多いですね…。)
休職期間が満了しても回復しなかったらどうなるか(当然退職になるのか、延長や降格があるのか)
時短勤務の可否
ルールを理解できていると少し安心ですね。
③予約した病院に行き、診断書をもらう
休職するにあたって基本的には診断書が必要です。
会社に提出する必要があります。
社会保険対象外なので自費にはなりますが、精神科では診断書を書くことが多いので他の科よりは高価ではなく、スムーズに発行してもらえると思います。(私の場合は2000円くらいだったと思います)
内容は、この人にはいつまでの休養を要する的なことを書いてもらうのですが、期間は長めにかいてもらうことをおすすめします。
なぜなら…
例えば1ヶ月だけお休みする予定で1ヶ月の診断書を書いてもらうとします。
1ヶ月で回復する場合もありますが、1ヶ月では復職出来ない可能性もありますね。
その場合は延長することになるのですが、つまりまたここで診断書代がかかるのです。
保険として長めに書いてもらうといいでしょう。
実際私も1ヶ月だけのつもりが就業規則上可能な3ヶ月フルで休みました。
④会社に診断書を提出する
ちゃんと会って話をしてお休みできるといいのですが…。
休職するに至った原因が会社や上司の場合には難しいかもしれませんね。その時は電話やメールのやり取りでもいいと思います。それでもやだなという人は先輩や人事の人に中を取り持ってもらうのもいいと思います。
その後、総務や人事の人から連絡がくることがあります。その時はウザがらずに対応してあげてください。
なぜならそれは社会保険料の徴収や休職に関する社内書式の申請書等どうしても必要なものたちだからです。その時、就業規則の内容でわからないこと、休職で不安な事がないかを聞いてみてもいいでしょう。専門の人に聞くのが一番です。
わたしが在職中に休職をしていた人の中には電話しても全く出てくれない人もいました。今になって分かりますが電話は負担が大きすぎますね。
そんな人は電話で話せる自信がないので、郵送やメールでやり取りをしてほしいとメール等で知らせてもらえると総務としては対応しやすいです。
誰もあなたが休職することを責めたりしません。
もしそんなヤツがいたら他人のことを想像出来ない可哀想なヤツです。
⑤休む
私がいないと会社が困るのではないか…というのは思い過ぎです。責任感が強いのは悪い事ではないですが、空いた穴を埋めるのはあなたではなく会社の仕事です。
だから安心して休んでください。
…と言っても仕事のことが頭から離れずなかなか休まらないのが実情です。
⑥復帰に向けて
病院の先生にもう就業してOKですよ、と言う意見書をもらって来てねという場合が多いです。
会社指定のフォーマットがある場合もあるので事前に確認しましょう。
(残念ながらここでもまた自費診療で証明書代を取られる…。)
会社の規模にもよりますが、産業医がいる場合は産業医面談がある場合もあります。
ざっとこんな感じではないでしょうか?
さて今回は休職の流れを文章にしてみました。
大体こんな感じなのですが会社によってルールは様々なので、最後に投げやりなことを言って申し訳ないのですが、結局のところは各自お勤めの会社に確認してください←
次の記事ではきっとみんな(私も)気になる休職のお金の話をしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今日もお疲れ様でした。
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