【感想】刀剣Lovers探究 弍の剣
2回目は岡山県の備前長船刀剣博物館で、刀身ができるまでの工程だけではなくて刀装具についても紹介しています。
私、刀装具大好きなんです。
今年備前長船刀剣博物館に行く予定があったのですが、残念ながら行けなくなってしまったので、テレビで見れてちょっと嬉しかった。
いつかリベンジで行きたい。
作刀工程についてはもう何度もいろいろなところで触れているので、個人的見所としては刀装具を作る職人の皆さんの手仕事の紹介。
鞘師さん、塗師さん、柄巻師さん、そして私が最も見たかった金工師さん、皆さんの作業がテレビで流れるのは滅多にないので釘付けです。
とはいえどう考えても時間が短いので1人30分ずつ見せてほしい。
NHKにはいい番組があるじゃないですか、「プロフェッショナル」っていう。
博物館の学芸員の方が刀装具を分解して見せてくれましたが、初心者向けだからか、全部分解しませんでした。
テキストには掲載されてますが、刀装具には縁とか頭とか鐺(こじり)とかまだまだありますよ。
ぜひ刀装具の紹介を「日曜美術館」とかでやってほしい。
けど刀装具には一揃えで物語性があるっていうのを紹介してくれたのは嬉しかったです。
そういえば「塗師」のことを「ぬりし」と言っていました。
私は「ぬし」で覚えていたのですが、「ぬりし」呼びもアリなのですね。
名刀紹介のコーナーは古備前正恒の太刀。
備前長船繋がりですかね。
小丁子や小乱れを始めとした映りの景色が大きい画面で見れるのは毎週嬉しくなるところ。
雲海っぽくて綺麗だなぁ。
地斑映りというそうです。
備前と言ったら山鳥毛みたいな派手な刃文が多いけど、古備前はなんだか渋い。
分かりやすく派手なのが最初は好きになるけど、いろいろ刀を見ていくと良さがわかって好きになるのが古備前みたいなタイプかもしれない。
単眼鏡片手にじっくり見たいな、正恒の太刀。