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アイスを食べたらSDGs行動に触れていた

これはどうにも止められない癖なのだが、食事中に文字を追うことをやめられない。
行儀が悪いと言えば確かにそう。
もちろんちゃんとしたレストランで食事をしている時などはしないが、1人でカフェごはんなどしていればスマホで電子書籍を読むかX(Twitter)で文字を追っている。
市販のおやつを食べているのであれば、パッケージに書かれている文字を端から端まで読んだりする。
原材料名を読むのは当たり前だ。

過日、夫が買ってきてくれたアイスを食べていたら、パッケージに見慣れない言葉が書いてあった。
「もったいないパイナップル」と。

初めて見る言葉だった。
なんだろうと思ってさっそく調べてみれば、Doleの取り組み『もったいないフルーツプロジェクト』であることが分かった。
なんとなく想像はしていたが、やはり規格外や熟しすぎたものなどを使用するプロジェクトで、どうやらセブンイレブンはこちらの取り組みに賛同して「まるで完熟パイナップル」を発売したらしい。
セブンイレブンではこの他にパイナップルジュースでも使用しているそうだ。

もったいないフルーツの商品化はバナナが多いようだが、バナナとパイナップル以外にマンゴーとアボカドもあった模様。

ハワイ旅行でワイキキから離れてノースショアまで足を伸ばした時、道中で広大なパイナップル畑の中を通った。
見渡す限り緑のツンツンとした葉っぱが生い茂るパイナップル畑を見て、旅行中の多くの店でパイナップルが使われたメニューを見かけたことに納得がいったのを覚えている。
「もったいないパイナップル」は加工食品を製造する過程で切り落とされる皮などの端材部分を回収して、果汁やパウダーに加工しているらしい。
あのパイナップル畑だけでも、相当な量の端材が出るに違いないのだ。
それを活かす技術ができたことは喜ばしい。

あの日見たパイナップル畑を思い出しながら、ちょっとは地球の役に立つことができただろうかと思いを馳せた。
アイスは果汁たっぷりでとてもおいしかった。

2018年9月 ドールプランテーションにて撮影


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きんじょう めぐ
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