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女というだけで生き辛い。という愚痴。

また女というだけで人生ハブられるニュースが流れてきました。
なぜ女子というだけで減点になるのか、というと「同大出身の女性医師が結婚や出産で離職すれば、系列病院の医師が不足する恐れがあることが背景にあったとされる。」だからだそうです。

これ、医者に限らず一般企業でもそうなんですよね。
女性はどうせ結婚出産で仕事やめるでしょう?
という社会の風潮。

この思想がおかしい、という風に考えられないようです。

結婚した後も、出産した後も、仕事がしたいという女性の希望は置いてきぼり。
仕事に復帰した女性は、その企業のことも分かっているし、有効なスキルもあるし、管理職が怠る「新人教育」の手間が減ると思うんですよ。
けど、戻ってきた時に仕事も家のこともできるように環境を整えるということに頭が向かないみたいなんですね。
日本の偉い人たちは。
切り捨てる、という近道しか選ばない。

女性の就業環境を調べると絶対出てくるのがスウェーデンなんですけど、スウェーデンがじゃあ女性に対してどうしているか、この記事に書いてあることを読むと「育児の比重を母親だけに負わせるのではなく、夫との協力体制が確立されることで、女性たちの社会進出が極端に減ることはない。」もうこの時点で日本と違います。

いや、日本とスウェーデンでは環境が違うから。

って、諦めて最初から匙投げてるから日本は世界的に女性の地位が低いってことが言われているんじゃないですかね。

女性が出産した後も現場復帰できる環境を作らないくせに「人材不足」とか言ってる。
つまりは男だけが欲しいらしいですね。
じゃあ男だけが働いて成り立つ社会を作ってくださいよ。
女は家事と子育てだけで家に引っ込んでるから。
男だけが働いて家族全員がQOLの高い生活ができるようにしてくださいよ。

医療に携わるのは医師だけではなく看護師も検査師もいっぱいいると思います。
その中に女性もたくさんいるはず。
20年位前までは「看護婦」って言葉だったくらい看護師=女性だったのですから、女性への依存度は高かったはず。なのに、働く女性に対してなんの環境作りもしてこなかったっていうことですよね。

普通の企業でも女性は総合職には就かせないとか、管理職にはしないとか、給料上げないとか未だにあるようですが、それも結局今回の医大の問題と根本は一緒。
女はどうせ結婚と出産で仕事をやめるから。

それ、思考停止してませんか?
仕事やめてしまうのはなぜか、どうやったらやめずに済むのかって、偉い人たちは考えたことあるんでしょうか。
産休中の他の社員に負担が偏らないようにする手段を考えたことはあるんでしょうか。

もういい加減こういうニュースは聞きたくないのですが、この国のことなのでまだまだ出てくるんでしょうね。

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