デッサンで絵は上手くなるのか
こんにちは、眸(ヒトミ)です。
「同人やろうぜ!」とは、まだ同人誌即売会(イベント)に参加したことがない人、いつか参加したい人に向けて少しでもタメになる情報を提供して即売会への参加を促すnoteです。
先日、「デッサン」とか「お絵描き上達法」タグで『絵が上手くなりたいからデッサンする!』と書いている人を見かけました。
今回はそれに関する私なりの見解をお話しさせてください。
程度の違いはあれど、少しでもそう考えている方には一度目を通していただきたいお話です。
そもそも、デッサンって必要なの?
私は美術系の高校や専門学校に進学することで、人より少~~しだけ絵を学ぶ機会が多かった者です。デッサンの授業ももちろんありました。
四角い立方体から始まり、石膏など静物の他にはクラスメイトと代わる代わるモデルになってポーズをとってみたりしたものです。
デッサンすることで得られるものはなんでしょうか?
私は『ものを見る力』だと考えています。
人間、どんなものにも「先入観」というものが生じてしまいます。
自分のなかで都合よく解釈して、なんとなく描いたり塗ったりしちゃったり。
その「先入観を取り払い」、見たままを描けるようになるにはデッサンが一番適している、ということです。
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デッサンで絵は上手くなるのか?
「絵が上手くなりたいからデッサンを頑張る」と言っている方がいました。
絵が上手くなりたいという目標を掲げて、それを達成するためにどうすればいいか考える―――それ自体は向上心があってとても素晴らしいと思います!
しかし、「デッサンを繰り返すことで絵が上手くなるか」と問われると、私はそうは思いません。
デッサンは見る力を養う「だけ」のものであり、淡々と数をこなすだけでは「自分なりに表現する」という、もっとも大事なスキルを身に付けるまでの道のりが一向に縮まらないからです。
逆に、その描画力に囚われるあまり「ここがこうなるのは非現実的だ」とか「パースが狂ってる」とか色々気になってお蔵入りにしてしまったり…
お絵描きを楽しんでる人に向かって、そんなことを言ってしまう人もいるのではないでしょうか?
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適切なデッサンとの付き合い方
デッサンだけで絵が上手くなるのは難しいですが、デッサンを「インプット」と割り切って、それと同じくらい自己表現(=アウトプット)を増やすのが私は一番上達が早いと考えています。
「あの先生が描いてる線ってこれのデフォルメだったんだ!」とか、「ここの筋肉、自分が考えているよりもこうだったな」とか、今までなんとなく見て、描いていた絵に『気付き』を得られるにはデッサンは最適ですし、気付いたことで「説得力」ある自分の絵は、自分が描かなければ出会えません。
まとめ
なんか今回説教くさくないですか? すみません。
でも「退屈だけどやらなきゃ」と思って描くデッサンと、「そういえばこれ、どうなってるかよく知らないまま描いてたわ」と思いながら描くデッサンとでは学べる量が違うんです!!
練習を終えたらとりあえず、カメラに収めて振り返ってみることをおすすめします。
「ここが暗い」「ここ結構難しかった!」とかそんなんでいいです。
描いただけ、に留まらないデッサンで、あなたの絵が魅力的になるといいですね!
それではこの辺で。
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