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ハンドメイドを副業にはしたくない

暇真(いとま)です。
今日は、録画してたTVをつけながら、
黙々と刺しゅうしてた。

ずーーーっと同じ動作。
たまに糸が絡まって玉結びになるのを解いたりするけど、あとはずっと変わらない動きを繰り返すだけの時間を過ごした。なんらスキルは必要無い。

それで私、別に刺しゅうは好きじゃないや、と思った。

私が好きなのは「刺しゅう」という作業じゃなく「刺しゅうする女」なのだ。私は刺しゅう以外にも、編み物やアクセサリーづくりに挑戦するけど、それは手仕事に携わるタイプの女になりたいからだ。純粋に作業を楽しめるレベルには、たどり着けてない。

とはいえ、憧れの女っぽい事をしている自分は好きなので、できるだけ手仕事に関わる時間を確保している。どこかでスイッチが切り替わって、作業自体も楽しめるようになれたら良い。

そういえば最近、ハンドメイド作家さんの動画を観るからか、YouTubeが「ハンドメイドで月10万稼ごう!」みたいな動画を勧めてくるようになった。

うんざりする。
すぐに有益なことと結びつけるんじゃないよ、と思う。

私は文字を書くのが好きだけど「Webライターをしたら稼げるよ」とか「ブログをはじめたら不労所得が手に入るかもよ」とかいう言葉に惑わされて書くことが苦行になった時期があった。だからかな。なんでもかんでも、全部お金に絡めるのはモヤモヤする。

いつか「売りたい」と思う日が来るかもしれないけど、今のところは趣味でいい。私の憧れの女は、自分と家族の分、それと大切な友だちの分をつくってるイメージなので、それくらいの範囲でやれたら十分だろう。

ただ、そうやって「手仕事が得意な暇真さん」に進化した暁には、範囲を広げて、手仕事の体験会を企画できたらなーと企んでいる。私の中の「居場所をつくりたい」という欲求は、まだ消えていないのだ。

人が手仕事を理由に集まり、
緩やかにつながる場所をつくれたら、素敵だなと思う。まあ、何年後になるかわからないけど。

当面は自己実現のための手段として、手仕事をやっていく。そしていつか、趣味の手仕事が「居場所づくり」の活動に結び付いたら最高だ。

そんな風に脳内で妄想を繰り広げながら、
黙々刺しゅうする一日だった。

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暇真
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